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クレメルとキョンファのベートーヴェン・コンチェルト [音楽]

今日は朝から晴天,爽やかだ。日中20度くらいまで上がるか。

かねてから用意していたギドン・クレメルとチョン・キョンファのベートーヴェンのコンチェルト
を聴き比べた。
聴き比べるといっても,そもそも比較の対象ではないと言えばそれまでだ。

私には,ハイフェッツとトスカニーニの演奏という私のスタンダードがある。

クレメルのCDは,一言でいうと驚天動地。ベートーヴェンはこの曲をピアノ協奏曲に編曲しているのであるが,この演奏では,ヴァイオリン独奏に加え,ベートーヴェンによるピアノ独奏も加えている。
この曲の堂々としてどこにもすきのない安心感というものが私には感じられない。指揮はアルノンクール
クレメルの演奏は,個性的である。私はクレメルの演奏に好感をもっているが,この演奏は理解しがたい。

クレメル,ベートーヴェン.jpg


キョンファは情念を演奏に注ぎ込む。私はキョンファのそのような演奏が好きだ。
キョンファの結婚してからの演奏をあまり評価しないむきもあるようだが,この演奏は格別だ。
かつて,若い頃のチャイコフスキーのコンチェルトのことを書いたが,ベートーヴェンも素晴らしい。

ハイフェッツの演奏は,大曲をいとも簡単に平然と弾きこなし,ある種の色っぽさを備えている。

キョンファは,全身から振り絞る,語弊があるかもしれないが女の情念が感じられる。しかし,色っぽさなど
微塵もない。
コンドラシン指揮ウイーン・フィル

キョンファ・ベートーヴェン.jpg


風邪も軽くなり,安心。来週の仕事も大丈夫。
天気も良いので出かけたいが自重する。



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