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東京日記2012.7.14 [東京日記]

3連休最後の日は,早朝から豪雨だ。
九州の記録的豪雨と大規模被害の報道は,すさまじいものだが,青森県各地にも大雨洪水警報が出されている。東北南部では35度と高温なのに,青森は肌寒い。

今回は,飛行機を利用して東京,静岡に旅行した。
カミさんと一緒だと新幹線だが,たまたま,航空券と銀座のホテルのセットがあったので利用した。

静岡・富士市
富士市に郷里の中学校同級生の友達がおり,2月に急な病に倒れ,現在,リハビリ中である。
機会があれば元気づけてやりたいと思っていたのが,今回実現したのである。
小生の顔を見ると,「よく来てくれたね」を繰り返す。言葉は何でも話すことができるようになったようである。
お顔の色艶も良い。家族の介護の成果だと思った。
リハビリを重ねて欲しい。何度も何度も握手して別れた。

東京にて
14日夜は,息子と会う約束をしていた。
息子と会うのは4か月ぶり。大学も前日金曜に夏休み前の講義が終わったらしい。
暑い中,頑張っているかなと親は心配している。

オムライス
10日ほど前,midoriさんのお友達Kさんから,東京で食事するなら,「資生堂パーラーのオムライス,上野「双葉」のとんかつがいいよと教えていただいた。
そこで,今回はその二つを食べるかということにしていた。相変わらず食いしん坊精神は尽きることがない。

夜6時に息子と待ち合わせ資生堂パーラーへ。お客さんはほとんど予約である。予約なしの客は珍しいというのが店の雰囲気で分かったが,セレブでなくともオムライスぐらいはと考えていた。しかし,ハイソな店なのである。
たかがオムライスと考えていたが大違いであった。今の流行のとろとろのオムライスではない。
チキンライス(ケチャップではない)を焼き目のない卵が包んでいる。卵の固さ,厚さが絶妙である。
開高健の言葉を借りれば,「食は文化の始まり」なのである。お値段も推して知るべし!
そのあとは,銀座ライオンでエビスの生,息子と飲む銀座のビールはうまかった。
オムライス.JPG

翌日は,11時半に上野駅中央改札で息子と待ち合わせていた。
それまでの間,せっかく上野だからと,都美術館のフェルメール展を見ようと思ったが,長蛇の列である。
思いはついえた。
それでは,国立西洋美術館のベルリン国立美術館展にしようと思ったが,こちらも入館者の列だ。炎天下,行列の仲間は辛い。そこで,前庭のロダンの彫刻にお目見えした。

「カレーの市民」  おなじみの像だ。
カレーの市民.JPG



「弓を引くヘラクレス」と「地獄門」
小生は,「弓を引くヘラクレス」が好みである。陸上100mのウサイン・ボルトのポーズに似ている。
弓を引くヘラクレス.JPG


「考える人」,「地獄門」の上にも考える人が置かれている。
考える人.JPG

美術館全景  ル・コルビジェ設計のこの建物は,松方コレクション返還を受け入れ,西洋美術の殿堂となった建物である。
国立西洋美術館.JPG

東京文化会館
西洋美術館の向かいに立つ音楽の殿堂「東京文化会館」は,コルビジェの弟子前川國男氏設計によるものだ。
師弟の設計した建築物が向かい合っているが,師の建物はシンプルですきがなく,弟子の設計したものは,壮麗な建物である。その日は,レオン・カバルロの「カバレリア・ルスティカーナ」が上演されるとのこと,こちらも大勢のお客さんが待っている。

東京文化会館1.JPG
東京文化会館2.JPG

東京文化会館3.JPG


ビーフシチュー

息子からの携帯で,ネットで調べたら,上野「双葉」は定休日」だということで,文化会館に入っている「上野精養軒」で食べることにした。
レストランも長蛇の列ができていた。東京はどこに行っても人々が列をなしている。
そして,息子はビーフシチュー,小生はサーロインステーキ,そしてチャプチェ(中華丼のようなもの)にした。

ビーフシチュー.JPG
息子は,一言「うまい!」と言って,パンにシチューをつけて食べていた。
相変わらず,小生は,ステーキとチャプチェの写真を撮り忘れた。しかし,美味!

上野駅で別れたが,スカイツリーが見えていた。しばらく見に行くことはない。それよりも,都美術館と西洋美術館のフェルメールが先だ。
スカイツリー.JPG



東京駅
上京するたびに東京駅は工事中だ。しかし,あと2,3か月で完成らしい。
東京駅が丸の内側に威容を現した。黒い屋根は,宮城県の天然スレート。震災後,苦労して資材を確保したことだろう。
丸ビル4階からの駅前景
東京駅.JPG



東京は,どこに行っても人が溢れている。食べるのも見るのも列を作っている。
それにひきかえ田舎は人がいない。しかし,田舎者には田舎がよい。

今回の東京は,上野に出かけたが,上野の山は文化の森である。そして,老若男女を問わず人に溢れている。
田舎は良いが,たまには都会が羨ましくも思えることもある。





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コメント 7

midori

おおっ!これが資生堂パーラーのオムライスですか!
見事な色と形です。美しい・・・。見とれます。
事前に値段を聞いているだけに、よほどのことがなければ驚かないつもりでしたが、この写真は素晴らしい。
かなり大きく見えますが、ボリュームもありそうですね。
「双葉」は残念でした。
次回のレポートを楽しみにしています。

by midori (2012-07-17 15:05) 

hitoshi

こんばんは!
話題のオムライスは見事でした。色,形,卵の質感,まあまあ忠実に撮れたかなと思われます。

さすが資生堂パーラー,サービスも超一流でした。

このあと息子と銀座ライオンでビールを飲みましたが,おなかは十分でした。

今日の昼,法務局の駐車場でKさんとお会いしましたので,報告いたしました。喜んでいただきました。
次回は是非「双葉」を報告します
65歳になると,飛行機は12000円で利用できるようですから,フェルメール展示期間中に出かけ,ちょうど上野ですからいいかなと思っています。

by hitoshi (2012-07-17 18:36) 

マチャ

すごいオムライスですね。
シチューも美味しそうです(*^Q^*)
サーロインステーキも、さぞ美味しかったことでしょう。

>それにひきかえ田舎は人がいない。しかし,田舎者には田舎がよい。
同感です。奈良から大阪や京都に出ると、特に感じます。
ましてや東京なら一層感じるでしょう。

>田舎は良いが,たまには都会が羨ましくも思えることもある。
これもまた同感です。
自分にとって都会とは、年に数回でかける所なのでしょう。
by マチャ (2012-07-19 12:22) 

hitoshi

オムライスは一度お試しあれです。

小生にとって都会に対する憧れは,芸術文化についてです。

奈良は古い都,なかなか素晴らしいところ7です。
by hitoshi (2012-07-19 17:15) 

kakasisannpo

オムライスの次はカレーですね。
そしてビーフシチュー

東京駅もだいぶできてきましたね
by kakasisannpo (2012-07-20 10:16) 

hitoshi

kakasisannpo様

田舎者にはお目にかかれないような美味なるものがあるんですね。
お説のとおり,ビーフシチューやハヤシがあるらしいですね。

徐々に挑戦です。
秋には東京駅の全容を見ることができそうです。それと合わせて!
by hitoshi (2012-07-20 17:45) 

hitoshi

kakasisannpo様に追伸!

送信ボタンを押して,しまった!老人はいつも反応が鈍いのです。
オムライスの次は西洋美術館の前のカレーでしたね。

いつもこの調子です。資生堂パーラーのハヤシも良いらしいですね。
by hitoshi (2012-07-20 18:18) 

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