雨の中，歩く

三連休の初日，朝は小雨。

眺望山
気温が下がったので，８時過ぎに眺望山に向った。
気温１５度，登山道を歩くには丁度良い。歩き始めて間もなく，山側からケンケンという声が聞こえる。３０ｍほど先にヤマドリだ。尾が長くきれいな羽根，一目でヤマドリと分かった。「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の　長々し夜をひとりかも寝む」などと，古歌に詠まれるごとく，尾は長く美しい。

山道は，小雨が降っていたが，下り半分を過ぎたあたりから本降りになり，上下とも濡れた。

田代平
一休みの後，田代平グダリ沼に出かけた。
今頃は，グダリ周辺は冬枯れだろう。
花は，ノコンギクとアザミの紫の花のみである。本年最後になるかな。

ノコンギウ

今頃はどこにでも咲いている。野菊と言えばノコンギクのことか。紫のどこか悲しげな花である。寒くなるにしたがって紫が濃くなる。「野菊の墓」，映画「野菊のごとき君なりき」，悲しい話である。

水辺の低い松の根元に毎年キノコが生える。
イグチ

上等なキノコではないが，歯触りもよく，はた善では小さなイグチの煮ものが突出しで出てくる。
今夜，我が家では，鶏肉と煮付けらしい。

田代湿原
湿原も花はないだろうとは思ったが，今年最後に湿原を一回り。
梅鉢草だけが，秋の名残に少し残っていた。
その中に，六弁の花が咲いている。一般的には五弁だが，たまにあるらしい。また雨が降ってきた。

このともお別れだ。来年８月まで。田代湿原も今年は今回が終わりになるかな。車に戻るとズボンはびしょ濡れになっていた。

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