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ホロヴィッツ・ライヴアットカーネギーホール [音楽]

10月に入り,朝夕は随分涼しくなりました。
これまで自宅ではTシャツとショートパンツで過ごしていた老人ですが,長袖トレーナーと息子の高校時代のジャージを折り返して履いています。そのようにしても汗をかくことはないほど秋が深まったということでしょう。

予約してから約2か月,待ちかねていたVLADIMIR HOROWITZ live at CARNEGIE HALL が到着しました。
ホロヴィッツ・カーネギーホールセット.jpg
このCD41枚,DVD1枚のセットは,1943年から1978年にかけてホロヴィッツがニューヨーク・カーネギーホールで行った演奏を年代順に収録したものです。
このセットの中には,既にCDやLPを持っているものもあります。
しかし,このセットを購入した理由がありました。それは,ホロヴィッツのリサイタルの演奏がDVDで加えられていたからです。

40年ほど前,CBSから「ホロヴィッツ・オン・テレビジョン」としてLPが発売されており,私はそのレコードでこのリサイタルがCBSのテレビ放送のために,カーネギーホールで収録したものであることは知っておりましたが,映像は見たことがありませんでした。聴衆は主催者側からの招待だったようです。夢のような話です。
このDVDで,60歳の頃のアブラの乗り切ったホロヴィッツを見ることができます。
ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン.jpg
(LPのジャケット)

長身のホロヴィッツが腰を折り,長い指が鍵盤をなでるように打つ姿を見ることができます。

80歳のホロヴィッツの温和な姿は,ジュリーニとの競演で,モーツァルトの23番の録音風景がNHKで放送されたので見ていましたが,精悍な表情のホロヴィッツの映像は初めて目にしました。

年内にすべて聞き終えることができるか,これから2か月半の私の課題です。

このボックスセットで注目を呼んでいるのは,DVDのほか,トスカニーニ,ジョージ・セルとのチャイコフスキーのコンチェルト1番,ブラームスの間奏曲などです。
ジョージ・セルとのコンチェルトは,嵐のような第3楽章です。
ブラームスの間奏曲は,グールドのたゆとうような演奏とも異なる神経が張りつめている演奏です。

次の機会に,ホロヴィッツの演奏会プログラムについて書きたいと思っています。
なにしろ,41枚もあるので,1回では書ききれません。




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