田代平湿原

私が足繁く通う田代平湿原は，八甲田山中標高５００ｍの田代平にある湿原です。
数万年前の八甲田の造山活動によってできたカルデラ湖に，植物が堆積し泥炭化した湿原だそうです。

八甲田には，標高１０００ｍを超える高層湿原もありますが，いずれの湿原も６，７月，花が咲く頃は楽しめます。
田代平湿原は，雪が降るころ道路から湿原をつなぐ遊歩道の駒込川支流にかかっている木橋を撤去します。湿原を訪れる人は木橋が架けられるのを待っているのです。

橋が架けられたことを聞いたので２４日土曜，昼から田代平に出かけました。
恋人に会いに行くようなものです。

木橋を渡り，木道までの遊歩道に咲いているのは延齢草です。
ここの延齢草は大きくて立派です。
柔らかそうな葉は食べても美味しそうです。


木道に踏み入ると咲いていました。ショウジョウバカマが薄紫の花を開いています。
湿原で最初に花開くショウジョウバカマですが，この花から田代平湿原のシーズンが始まります。
毎週のように私の田代平詣出が始まります。





木道を歩き，池塘のそばを通ると，長尺物が目に入りました。大きな青大将です。
冬眠から醒めて間もないのか，すぐそばを通った小生の足音にも微動だにしませんでした。
蛇は好みませんが，Ｇａｋさんはこいつが大の苦手で，随分前に酸ヶ湯の竹の子採りの最中，突然出くわし，声を上げて逃げてきたことがありました。
難病と闘っているＧａｋさんの健闘を祈っています。

６月に入るとヒメシャクナゲ，チングルマなど１年ぶりの再会が楽しめます。


午前は眺望山トレッキング，午後は田代平と，７㌔ほど歩いたので足腰は少し疲れが残っています。
まだまだ鍛え方が足りません。今日は相続登記の準備をして午後は休養です。

タグ：田代平湿原 延齢草 ショウジョウバカマ トレッキング