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小澤征爾/バルトーク・管弦楽のための協奏曲 [音楽]

台風が近づいてきています。
今日は午後から体が空いて音楽にしました。
どういうことか,暇な時に音楽を聞けばいいのですが,忙しいときほどパソコンに向ってCDを聞いています。
最近音楽を聞いていなかったのは暇だった証拠のようです

さて今日は,大好きなバルトークの「管弦楽のための協奏曲」です。
この曲は,20世紀最高の傑作と言われるほどの曲です。誠にそのとおりですが,この曲だけを挙げるのではストラヴィンスキーに申し訳ないような気がします。しかし,最高傑作には違いありません。

まず,小澤征爾がシカゴ交響楽団を指揮した1969年,34歳の録音。
小澤・バルトーク1.jpg

小澤征爾は,この曲を数回録音しています。チャイコフスキーの弦楽セレナードと同じように本人自身好きな曲なのではないでしょうか。
若々しく清新な演奏です。特に,第4曲,第5曲の弦楽部の,入り乱れ波打つ演奏にはエロチシズムさえ感じます。このCD最後のコダーイ「ガランタ舞曲」もなかなかです。

2枚目のCDは,1994年タングルウッド音楽祭でボストン響を指揮したライヴ録音です。
小澤・バルトーク2.jpg

こちらの方は録音も新しく音に厚みがあります。しかし,34歳の演奏のはち切れるような若若しさは影を潜めているような気がします。
このCDには,バルトークの「中国の不思議な役人」が収められており,普段聞くことが少ないこの曲を楽しむことができます。どこか,ストラヴィンスキーを感じます。

これまでバルトークの「管弦楽のための協奏曲」といえば,フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団のものを,レコードとCDで聞いてきましたが,小澤征爾の若さあふれる演奏もいいなという実感です。




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