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2014年トピックス① [音楽]

今年も残り少なくなりました。
長い年末年始の休みを利用して,この1年の仕事の整理をしていますが,加えて当ブログのこの1年のまとめをすることにしました。要は,小生のこの1年の歩みを振り返ることです。

始めは音楽です。
私の仕事には必ずと言っていいほど音楽が流れています。
お得意先に出かける時やトレッキングの行き帰りには,FM放送を聞いていますから,主にクラシックを聞いています。CDやライヴの中から,今年感銘を受けたものを振り返ります。

CD
1 チョン・ミョンフン/初めてのピアノ・ソロ・アルバム
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チョン・ミョンフンは韓国出身の人気の世界的指揮者です。最初はピアニストでデビューした人です。
意外にも,今回初めてソロアルバムを出したのです。
しかも,誰でも知っている小品主体のものです。
中でも,孫娘のためのドビュッシーの「月の光に」,息子の結婚式で演奏したシューベルトの「即興曲変ホ長調」,姉チョン・キョンファのために弾いたショパンの「ノクターン嬰ハ短調」など,家族への深い愛情に満ちています。親が子や孫,姉のために,こんな素敵なプレゼント,夢のようです。
midoriさんからのプレゼントですが,この1年変わらぬご懇情に感謝しています。

2 エーリッヒ・クライバー指揮「モーツァルト・歌劇フィガロの結婚」
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1955年録音のCDですが驚くほど鮮明な音です。オペラはあまり聞かない私ですが,FM放送で聞いたその演奏に,息子カルロスの演奏を聞いたような気がしてこのCDを購入しました。
スピードに乗ったオーケストラ演奏など,カルロスをほうふつとさせます。
むしろカルロスの演奏が父エーリッヒをほうふつとさせるというべきでしょう。
ナチスの台頭から避けるためにアルゼンチンに移ったようですが(ユダヤ人ではありません),そのために,息子の名をスペイン語風のカルロスとしたのでしょう。
父は息子が指揮者になることを反対したそうですが,いくら反対しても,偉大な父の血を受け継ぐ息子もまた指揮者の道を歩むことになったのです。

音楽は,人々に安息の時間を与えてくれます。
映画「ショーシャンクの空に」で,刑務所の図書係になった主人公が許可を得ないで,フィガロの結婚序曲のレコードをかけ,広場にいた受刑者たちに聞かせます。この曲を知らない受刑者も,刑務所では経験することのできない世界を知ることになります。
映画でこのように効果的に使われていました。

3 カール・リヒターのバッハ/カンタータ140番
バッハ・カンタータ140番.jpg

第4曲が「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」という名で有名ですが,全7曲を通して聞くことによって,バッハの偉大さに触れることができます。
私自身,カンタータというととっつきにくい気がして聞いてきませんでした。
しかし,第1曲から第7曲まで聞くうちに,バッハの術中に引き込まれてゆくのです。
54歳で早世したカール・リヒターならではの歴史的録音だと思います。
クリスマスまでの数日間,仕事をしながら,繰り返し聞いていました。


「NHK音楽祭」
1 モーツァルト/ピアノ協奏曲21番
著名な曲ですが,ソリストが素晴らしかった。
ショパンコンクールのアルゲリッチ以来の女性優勝者ユリアンナ・アヴデーエワのピアノは,この曲の持つ優美でロマンチックなイメージよりも一歩進んで,一本筋の通ったメリハリのあるものでした。
魅力的なソリストでした。
アヴデーエワ.jpg

2 ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」
今回のNHK音楽祭は3つのプログラムがありました。人気のゲルギエフのサロメ,メータ指揮イスラエル・フィルのマーラー5番,そしてモーツァルトピアノ協奏曲21番とブルックナー4番でしたが,ブルックナー好きの私は,こちらにしたのです。
指揮はウィーン生まれのM.ジークハルト。
M・ジークハルト.jpg
ブルックナーの交響曲は,海の波のように,大きな波が寄せては返し,壮大な曲を作り上げています。
田舎にいると,ブルックナーの演奏会は聞くことができません。
ウィーン生まれの指揮者によるオーストリア人の曲,堪能しました。
ブルックナー
Anton_Bruckner.jpg


今日は,朝,この記事を書きながら,途中でお得意先に出かけ,途中仕事の連絡を受けて,郊外の銀行まで出かけ,午後も出かけて,自宅に帰ったのが午後4時半でした。休みに入ったとはいえ,忙しい1日でした。
明日はトピックス②の予定ですが,何にするか一晩思案します。




  
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