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東京日記2015.2.13,14 [東京日記]

荒天の青森を背にして,13,14日の2日間東京に出かけました。
秋田新幹線や山形新幹線は,暴風雪のためダイヤが乱れていましたが,東北新幹線に乱れはありませんでした。
東京は快晴,しかし寒い。厚めのコートにするかどうかを迷いましたが,厚いコートを着てもまだ寒い2日間でした。

コンサート
10月2日のNHK音楽祭を聞いたときに,2月の定期で庄司紗矢香がシベリウスを弾くことを知り,今回のコンサートを聞きに来ると決めていました。
庄司紗矢香の媚びるような表情のないところ,一見不機嫌そうな表情が気に入っています。どこか,スキージャンプの高梨沙羅に似ているかな。
庄司紗矢香.jpg

シベリウスのヴァイオリン協奏曲
数あるヴァイオリン協奏曲の中でも好みの曲です。哀愁を帯びた曲で,日本人の感性にも合うのではないでしょうか。
薄紅のドレスのソリストは,神々しいばかりの演奏でした。この演奏会は,NHK・FMでライヴ中継されていたようですが,テレビカメラも入っていたので,いずれEテレで放送されると思います。
その時は,画面から彼女の姿を間近に見ることができるでしょう。この次からは愛用の小型双眼鏡を携行しましょう。でないと2階席の奥からは,ソリストの表情が良く見えません。反省。

万雷の拍手にこたえて弾いたのは,ピチカートのみの小品「水滴」でした。

ショスタコーヴィチ・交響曲第5番
9月からN響の首席指揮者就任が決まっているパーヴォ・ヤルヴィの指揮でした。
パーヴォ・ヤルヴィ.jpg

寒い国のこの曲は,旧ソ連でショスタコーヴィチの作品に対し,反体制的であるとの批判にさらされている中での作品だそうです。ショスタコーヴィチが思いを寄せていた女性が密告によって逮捕されて収監された時期に書かれた作品のようです。

繰り返し,ビゼーのカルメンの一部が出てきます。日本人の耳になじんでいる曲ですが,圧倒的なパワーと諧謔的とも思える曲構成に熱狂する要素は十分です。
ピアノとチェレスタ,ハープが効果的に使われ,第4楽章ではティンパニーの連打でコーダに向います。

パーヴォ・ヤルヴィのパワーと歯切れの良いダイナミックな音楽に拍手が鳴りやみませんでした。

コンサートマスターは堀正文氏,退団するようで,今回の演奏が最後になるようです。
弘前市出身のトランペット首席の関山幸弘氏は定年を迎えるようでした。


夜9時,NHKホール前で息子が待っていました。
渋谷のイタリアンレストランで遅い夕食,ゴルゴンゾーラのピザ,パスタとピンクのシャンパンにしましたが,普段は夕食を食べない息子ですが,これで十分ということでした。父のような肥満にならないように気をつけているのでしょう。渋谷駅で息子は京王線,私は銀座線,息子と別れました。
そういえば,息子はショスタコーヴィチの5番が好きだったはず。


道楽
翌14日は,終日時間が空いていたので,府中の東京競馬場に出かけました。
初めての東京競馬場でしたが,大きな規模にビックリ,招待席も豪華で驚きました。
観覧席からは,雪を戴いた富士がくっきりと見えました。

富士2.JPG
富士.JPG

少しずつ馬券を買いましたが,当日のメインレース「GⅢクイーンカップ」的中でしたので,ほとんど浮き沈みなく東京競馬場を楽しみました。

ゴール.JPG

招待席の一角に,ハイセイコーで有名な元ジョッキー,元調教師の増沢末夫さんの顔が見えました。
54歳まで騎手を続けた競馬界の鉄人です。
白いマフラーに中折帽子,ダンディでした。


午後6時20分発の新幹線で青森に帰ります。発車前2分,携帯が鳴りました。息子が仕事を終え東京駅に着いたというのです。中央線のホームから2分では間に合いませんでした。正月に帰らなかったのでゴールデンウィーク前に帰るそうです。

青森は,前日からの湿った雪,翌日曜日は除雪,平日遊んだあと始末でしたが,月曜の今日は,朝からきれいに晴れ上がっています。


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