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雁風呂 [落語]

今日から3月,日本中雨や曇りの一日らしい。
先週,BS11で好きな落語家「柳家小満ん」の噺に聞き入ったので今日はそのことです。
柳家小満ん.jpg

小満んの噺は「雁風呂」,元の話は,わが青森の陸奥湾に面した津軽外ヶ浜(古い時代の地名ですが,現在は外ヶ浜町という自治体もあります。),昔の小さな漁村が舞台で,雁風呂は季語として歳時記にも載っています。

秋に,北から雁(がん,かり,かりがね)が渡ってきますが,渡ってくる雁は,小枝を咥えていて,疲れると波の間に間にこの枝を落とし,その上で休むのだそうです。外ヶ浜の浜辺に着くとその枝を置き,春,この枝を咥えて北に帰って行くというのです。小枝が浜辺に多く残っていると,雁は猟の的になったかあるいは力尽きて命を終えたのだろうと,浜辺の人々は雁の供養に小枝で風呂を焚く。
これが雁風呂伝説です。

しばらく以前にこの伝説をもとにサントリーウィスキーのCMになりました。この話をバックに山口瞳がウィスキーグラスを傾けるというものでした。

小満んの「雁風呂」は津軽から函館の浜に所を移しています。
落語は,大阪の淀屋辰五郎が東海道掛川宿で水戸光圀と会い,雁風呂のいわれを話すのですが,噺は,雁(かりがね)と貸金(かしがね)でオチがつきます。

桂文楽の弟子だった小満んの噺は格調高く,その夜は得をした気分になりました。

YouTubeに円生の雁風呂があります。名人の一席も素晴らしいのでお勧めします。
三遊亭円生.jpg

    ↓
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=gyHRfesQw9Q

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