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信州の旅(そば.栗.北斎)その2 [旅行]

前日の戸隠神社とそば三昧を終え,翌6日は小布施に。

戸隠から小布施には直通のバスなどはなく,一旦長野駅まで戻らなければならないということです。
長野駅に降り立った時の私の第一印象は,「長野県は高い山々に守られている」でした。
青森市は八甲田があるにしても1500mほど,市内は坂がなく平坦,ほとんど真っ平の場所で生活しているようなものです。

朝,山道をくねくね曲がりながら戸隠からバスで長野駅まで1時間半弱,山を下り終えると,いきなり善光寺です。そして長野駅,長野駅から長野電鉄で小布施に着きました。

岩松院仁王門.JPG
岩松院.JPG

小布施は,葛飾北斎最晩年の肉筆画を描いた地として知られています。
その一つが「岩松院」にあります。立派な仁王門をくぐり,本堂に上がると鮮やかな彩色の鳳凰が頭上に現れます。
165年前に描かれた天井絵の鮮やかな彩色に驚きます。肉筆画そのものに補修など一切されていないそうですから,使用された顔料の質の良さがうかがえるということでした。

岩松院から20分歩いて「栗の小道」,まず焼栗を買いました。
美人姉妹が店を切り盛りしていましたが,栗が焼きあがるまで10分,昔懐かしい鉄の圧力釜から皮が割れた焼栗が出てきました。

焼栗1.JPG焼栗2.JPG焼栗3.JPG

紙コップ山盛1杯400円,3杯分で1000円。3杯分を買いました。店先で数個試食。甘くてうまい。

次は,北斎館の版画と肉筆画を見ましょう。
弟子たちの版画,肉筆画も展示されていて,大型スクリーンによる解説もなかなかのものでした。
印象派や西洋の生活様式にまでに影響を与えた日本の浮世絵,別けても北斎はその代表だったようです。
西洋絵画だけではなく,北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」はドビュッシーに交響詩「海」を書くインスピレーションを与えたと言われています。

北斎館.JPG

北斎館にも北斎の肉筆画の大作「祭り屋台の天井絵・男浪と女浪」大きな波二つがしぶきをあげています。
岩松院と北斎館の肉筆画に,北斎と言えば版画というイメージを捨てさせる力がありました。

小布施は栗を観光のメインに据えています。
少し遅い昼食にしました。栗おこわにしました。

栗おこわ.JPG

お土産に栗のお菓子も買い,北斎を見て,小布施で,旅の目的「栗,北斎」二つをクリアです。

電車を待つ小布施駅から,遠くに飯綱山(かな?)の台形の山頂に夕日が射している姿が見えました。
信州は山の国。

岩綱山夕景.JPG









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