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老巨匠のブルックナー [音楽]

日曜の夜,NHKのEテレ(クラシック音楽箱)で,スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団によるブルックナーの交響曲第8にたっぷり90分集中しました。

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ブルックナーと聞けばすぐ目が行く小生ですが,高齢の指揮者にブルックナーの名演があるのはなぜでしょう。ロブロ・フォン・マタチッチ,ギュンター・ヴァント,そしてスクロヴァチェフスキと,いずれも名演です。
スクロヴァチェフスキは91歳,ポーランド生まれ,現在はアメリカ国籍だそうです。

1,2,3楽章は第4楽章へのアプローチのよう,大波が寄せては返す。ブルックナーファンにはたまらない名曲です。4,7,8番いずれもポピュラーな曲ですが,小生にとってはいずれも甲乙つけがたく,放送でブルックナーというと聞いてしまいます。
第4楽章冒頭のテインパニーの強打にしびれました。

Eテレを見て,このコンサートになぜ行かなかったと後悔しています。
91歳のお歳から,このようなブルックナーをもう聞けないかもしれません。

演奏が終わり,しばらくの沈黙のあとに怒号のような絶賛の声が,老巨匠が舞台に姿を現すたびにホールに満たされました。









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