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ビル・エヴァンス/The Complet Village Vanguard Recordings,1961 ④ [夜明けのJazz]

The Complet Village Vanguard Recordings,1961 最後の1枚です。

先週末から今週初めにかけて,当事務所としては珍しく,忙しい日々を過ごしておりました。
今日も1日5件のオンライン処理をしたので,朝イチでこの1枚を聞きなおし,最後の4枚目の記事です。

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disc4Ⅱ.JPG

Disc4:Evening Set 3
Side A
1 Detour Ahead (テイク2)LP「ワルツ・フォー・デビー」所収
2 Gloria's Step(テイク3)
3 Waltz For Debby(テイク2)LP「ワルツ・フォー・デビー」所収

Side B
1 All Of Youテイク3
2 Jade Visions (テイク1)
3 Jade Visions (テイク2)
4 ……a few final bars

4枚セットは,ジャズファンにとって,夢のような記録と言えましょう。
disc1でも書きましたが,1961年6月25日,午後から夜にかけて回したテープを編集なしにLPにカッティングしたのですから,クラブのざわめき,グラスのぶつかる音,話し声,電気のアクシデントなど,このLPを聞きながら,その場に居合わせた聴衆の気分にさせてくれます。

disc1では停電があり,打ち合わせを垣間見ることができ,本日のdisc4では,B面1曲目All Of Youのラファロのベース・ソロ中,カチンとグラスの大きな音が入っています。
同じB面の4トラック目は演奏が終わった後のざわめきや,エヴァンスのピアノのお遊びなどを聞くことができます。

このLPセットの感想1,LPがズシリと重いこと。感想2,高音はシャープ,低音の伸びが良いこと。 感想3,スコット・ラファロのベースが素晴らしいこと。感想4,そして,ビル・エヴァンスのピアノは比類なし。



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