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栄光のランナー [映画]

9月最後の日,早めに仕事を片付けて,市内のミニ版シネマコンプレックスで映画「栄光のランナー」を見ました。

1936年ベルリン・オリンピックで,史上初めて同一オリンピック4つの金メダル(100m,200m,走り幅跳び,400mリレー)を獲得した,陸上選手ジェシー・オーエンスの実話です。

栄光のランナー.jpg栄光のランナー*.jpg

この大会は,第2次大戦前にナチスドイツの国威発揚のプロパガンダとして利用されたと言われていますが,アメリカでは,ナチスのアーリア人優生主義に対してオリンピックをボイコットすべしという機運が盛り上がります。

ジェシー・オーエンスの天才的な才能を見出した名コーチ,ラリー・スナイダーとの「世界最速の道」がスタートします。

オリンピックの偉人としてその名が知られているジェシー・オーエンスですが,当時も今も人種差別の残っているアメリカで,大統領がその偉業を称えることは何十年もなかったようです。


スポーツは勝つこと,メダルを取ることだけに意義のあることとは思えません。
体を鍛え,能力向上を図って,それにふさわしい成績を残すことは理想です。
リオ・オリンピックは閉幕しましたが,期待されたメダルが取れなかったと号泣して謝罪する選手がいて,残念な結果に終わった選手について,「惨敗」と書き立てるマスコミがあります。

精一杯努力した結果を称え,それに対して謝る必要は全くありません。「惨敗」は言語道断。スポーツは努力の成果です。

映画を見て,今回のオリンピックの感想が甦りました。





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