東京日記1…芸術 [東京日記]
金曜の朝,強風の吹き付ける青森を出て,一路東京に出かけました。
強風のため,秋田新幹線の大幅遅れで「こまち」の接続がなく,盛岡・仙台間はスピードを落として運転していました。
今回の東京の旅は,11月22日,すみだ北斎館がオープンしたのでぜひ見たいということで,仕事を1日休みました。
すみだ北斎館
すみだ北斎館の最寄り駅は両国,江戸時代,津軽藩上屋敷のあった場所で,息子のアルバイト先の進学塾のすぐ近くであったため,家族3人で公園だった頃,前を通ったことがありました。
昨年,長野・小布施で北斎の作品を見ていましたから,どんなものかなと出かけた次第です。
混んでいました。北斎の人気のほどがうかがわれます。このような中に,なんと仙台に勤務していたころの女性同僚とばったり,奥様たちは優雅です。
小布施の鮮やかな肉筆画に圧倒されましたが,すみだ北斎館はアカデミックなアプローチをしているのかなと感じました。
人気の「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴(赤富士)」には人だかりができていました。
ここ両国からは,忠臣蔵の本所松坂町「吉良邸」が近く,しかも,吉良家家老の小林平八郎が北斎の母方の縁続きなのだそうです。
次は,ダリ
地下鉄「乃木坂」から直通で国立新美術館へ,ここも混んでいました。
美術館はいずこも写真撮影ができないのが玉にキズ,文化財の保護と著作権の問題なのか。
ダリはシュールの代名詞のようなものですが,ピカソに広範な表現があるように,ダリの絵も宇宙の広がりのような魅力がありました。もう少しゆっくり見たい。
翌3日
「国立西洋美術館」
ル・コルビジェ設計の「国立西洋美術館」が世界遺産に指定されて以来初めてですが,ここに来ると,コルビジェとその一番弟子だった前川國男氏の設計した「東京文化会館」が向かい合っているのをいつも眺めます。
「クラーナハ展」
日本初のクラーナハの大回顧展として,ウィーン美術史美術館からこんなに貸し出されたことがないそうです。「500年後の誘惑」とか「冷たい視線が惑わせる」と,ポスターのサブタイトルがついています。ザクセン選帝侯のお抱え画家として作成した油絵の数々に魅了されました。
油絵が大半ですが,カンバスよりも,菩提樹やブナの板に描かれているものが多いようです。
冷たい表情の裸の女性が,「500年後の誘惑」とか「冷たい視線が惑わせる」,その通りです。
東京国立博物館
「小林斗(とあん)篆刻の軌跡」
書や篆刻をみるのが大好きな小生にとって,東京国立博物館を訪れる楽しみは,このようなものに触れることができることです。
小林斗は,篆刻で初めて文化勲章をいただいた人です。
数々の篆刻を時間をかけて堪能しました。何を隠そう,私はハンコ好きです。
「平安の秘仏」
滋賀県甲賀市の櫟野寺(らくやじ)の寺外初公開の重要文化財20体をすべて公開しています。
中でも総高5メートルの「十一面観音菩薩坐像」に圧倒されます。
一つのお寺に重要文化財が20体もあるという。
つづく
強風のため,秋田新幹線の大幅遅れで「こまち」の接続がなく,盛岡・仙台間はスピードを落として運転していました。
今回の東京の旅は,11月22日,すみだ北斎館がオープンしたのでぜひ見たいということで,仕事を1日休みました。
すみだ北斎館
すみだ北斎館の最寄り駅は両国,江戸時代,津軽藩上屋敷のあった場所で,息子のアルバイト先の進学塾のすぐ近くであったため,家族3人で公園だった頃,前を通ったことがありました。
昨年,長野・小布施で北斎の作品を見ていましたから,どんなものかなと出かけた次第です。
混んでいました。北斎の人気のほどがうかがわれます。このような中に,なんと仙台に勤務していたころの女性同僚とばったり,奥様たちは優雅です。
小布施の鮮やかな肉筆画に圧倒されましたが,すみだ北斎館はアカデミックなアプローチをしているのかなと感じました。
人気の「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴(赤富士)」には人だかりができていました。
ここ両国からは,忠臣蔵の本所松坂町「吉良邸」が近く,しかも,吉良家家老の小林平八郎が北斎の母方の縁続きなのだそうです。
次は,ダリ
地下鉄「乃木坂」から直通で国立新美術館へ,ここも混んでいました。
美術館はいずこも写真撮影ができないのが玉にキズ,文化財の保護と著作権の問題なのか。
ダリはシュールの代名詞のようなものですが,ピカソに広範な表現があるように,ダリの絵も宇宙の広がりのような魅力がありました。もう少しゆっくり見たい。
翌3日
「国立西洋美術館」
ル・コルビジェ設計の「国立西洋美術館」が世界遺産に指定されて以来初めてですが,ここに来ると,コルビジェとその一番弟子だった前川國男氏の設計した「東京文化会館」が向かい合っているのをいつも眺めます。
「クラーナハ展」
日本初のクラーナハの大回顧展として,ウィーン美術史美術館からこんなに貸し出されたことがないそうです。「500年後の誘惑」とか「冷たい視線が惑わせる」と,ポスターのサブタイトルがついています。ザクセン選帝侯のお抱え画家として作成した油絵の数々に魅了されました。
油絵が大半ですが,カンバスよりも,菩提樹やブナの板に描かれているものが多いようです。
冷たい表情の裸の女性が,「500年後の誘惑」とか「冷たい視線が惑わせる」,その通りです。
東京国立博物館
「小林斗(とあん)篆刻の軌跡」
書や篆刻をみるのが大好きな小生にとって,東京国立博物館を訪れる楽しみは,このようなものに触れることができることです。
小林斗は,篆刻で初めて文化勲章をいただいた人です。
数々の篆刻を時間をかけて堪能しました。何を隠そう,私はハンコ好きです。
「平安の秘仏」
滋賀県甲賀市の櫟野寺(らくやじ)の寺外初公開の重要文化財20体をすべて公開しています。
中でも総高5メートルの「十一面観音菩薩坐像」に圧倒されます。
一つのお寺に重要文化財が20体もあるという。
つづく
2016-12-04 13:44
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