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トミー・フラナガン/オーヴァーシーズ [夜明けのJazz]

今朝の1枚は,トミー・フラナガンの「オーヴァーシーズ」です。

かつて,幻の名盤と言われ,発売されては廃盤を繰り返されていたこのLPですが,私の許に来てから四十数年,紙のジャケットは擦り切れています。
日本盤のジャケットはトミー・フラナガンの写真,本国盤は,TOMMY FLANAGAN OVERの下に,夥しいが配置されています。このLPは1957年8月15日ストックホルムで録音されたことからこのタイトルになったのでしょう。
また,OVERの次にを配したのもシーズの洒落でしょう。
オーヴァーシーズ.JPGオーヴァーシーズ.jpg

トミー・フラナガンと言えば,エラの歌伴や,「サキソフォン・コロッサス」や「ジャイアント・ステップス」など,名盤のピアニストを務めておりますが,この「オーヴァーシーズ」こそ彼の代表作と言われています。

CDのクレジットはプレスティジとされていますが,手元のLPではメトロノームになっています。版権の問題なのでしょう?
トミー・フラナガンp,ウィルバー・リトルb,エルビン・ジョーンズds

全曲を聞いても,転がるようなピアノ,力強いdsにだれることはありません。
バド・パウエル系のピアノといわれても,神経質なところは微塵もありません。


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