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マイルス・デイヴィス/ポーギーとベス [夜明けのJazz]

3月も今日と明日の2日限り,公務員時代の後輩,お得意先のベテラン担当者,定年を迎えて晴れて退職する方に対して,私は,大いにめでたいと祝福したい気持ちでいっぱいです。
幾十年かの様々な障害を乗り越えて勤め上げるのですから,その努力におめでとうと声をかけてあげたいと思っています。年度替わりには,いつもそのような感慨に浸ります。

さて,今朝の一枚はマイルス・デイヴィスによるジョージ・ガーシュインのオペラ「ポーギーとベス」です。
このLPもギル・エヴァンスとのコラボレーションによるもので,ポピュラーなものでは,「スケッチオブスペイン」もギル・エヴァンスの手になるものです。
ポーギーとベス.JPG
CBS1958年7月22,29日,8月4,14日録音
「マイルスアヘッド」とほぼ編成が似ており,トランペットがマイルスのほかに4本,トロンボーン4本,フレンチホルン3本,チューバ1本など,分厚いブラスの音に圧倒されます
マイルスは,「マイルスアヘッド」とは異なり,すべてミュート・トランペットと一部フリューゲルホーンを吹いています。
そして,キャノンボール・アダレイがアルトサックスで,ガンサー・シュラーがフレンチホルンで参加しています。

「マイルスアヘッド」もそうですが,LPに針を落として最初に耳にする音に,これがジャズかという戸惑いがあり,2回,3回と聞き進むとそれが消えていきます。
ギル・エヴァンスの編曲・指揮のオーケストラをバックに,マイルスのソロの形が出来上がったのでしょう。

オペラをビッグバンドで演奏しようとするわけですから,並大抵のアレンジではうまくいかないでしょう。
それにしても,「サマー・タイム」のミュートを効かせたマイルスが聞かせてくれます。








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