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はた善2017.5.9 [食]

あっという間に桜の時期は過ぎ去り,青森市内は木々の緑が少し濃くなってきました。

midoriさんが仕事で来青したのでなじみの「はた善」で会食することになりました。
丁度1年前のこの日も青森に来ていたようで,妙な偶然の日になりました。

突き出し
いつも,はた善の突き出しは,津軽の味三点です。
突き出し.JPG
右から「わらび」「ホヤにミズ」「細タケノコと身欠きニシン」
わらびは,青森での走り。春の味は,山で見るわらびの姿を連想します。
「ホヤとミズ」は,当地の定番です。ホヤはこれから旬,ミズは春から秋にかけて採れる山菜で,いたるところで採れます。
山のものと海のものの絶妙な取り合わせですが,いつ誰が考案したものか?
「細タケノコと身欠きニシン」も海のものと山のものの取り合わせ。これも考案した人をほめることになります。midoriさんによると,ご出身の長野では,タケノコとの取り合わせはサバ缶だそうです。タケノコは魚類と合います。当青森では,今の時期,ホッケのつみれとタケノコの味噌汁をよく食します。

ワタリガニ(ガザミ)
1年前にもいただきました。大きなワタリガニの甲羅には赤い卵を持っており,身は足などから外しています。淡白で,それでいて味があるワタリガニはカニ類の中でも好みの味です。
ワタリガニ.JPG

シャコ
青森では,ガサエビとも言います。花見の時期の定番です。
小さいものは寿司にも出てきますが,私たちが家庭や料理屋さんで食べるものは大きさが違います。子持ちのシャコの両側をはさみで切ってあり,殻が剥がしやすくしてあります。
これも1年前に出たようです。大好きです。
シャコ.JPG

活ヤリイカ
さっきまで水槽で泳いでいたものをさばいて出してくれました。
ヤリイカもそろそろ終期です。今シーズンは真イカが絶不調,アオリイカも絶不調,食卓に上りませんでした。親方の話では,アオリイカは,マグロ漁師が生き餌として直接買い占めているとか。
シーズン最後のヤリイカは,透き通って甘みがありました。
活ヤリイカ.JPG
イカは,頭の先(エンペラ,耳)から足の先まで無駄なく食べます。種類は違えど真イカの不漁は妙に懐かしく,このような時に限って,生干しイカが食べたい。

昨夜のはた善は奥の部屋も小上がりも満席,私たちは二人なのでカウンターでしたが,満員御礼が出るほどの盛況でした。
忙しそうな親方に追加の料理はお願いできず。はた善を出ました。
今回は料理の写真が少ないので,つい,長口上になりましたが,おいしいものばかり,結構でした。




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