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会社設立 [仕事]

先週13日,この日は大安,縁起を担ぐわけでもありませんが,大安は会社の設立登記の多い日です。
私も,この日をめどに「会社の定款」作成と公証人の認証,出資金の払い込み,会社印の作成など発起人と相談し,今朝,依頼者に印鑑カードと登記事項証明書を手交し,一件落着と相成りました。

司法書士にとって,会社の骨格の策定,それに基づく定款の作成,定款の認証(公証人)など,すべてに司法書士が関与し,最後に設立登記ということになります(設立登記の日が会社成立の日になります。)。

私のモットーは,①会社の目的(事業)の数をあまり多くしない。②定款の用語に文語体を用いない。③定款認証は,電子定款によって行い,依頼者の負担を少なくする(これにより,印紙税4万円がかからなくなります。)。
のような点に留意しています。

こうして,わが子を育てるように会社を設立しますが,司法書士にとって,会社設立こそが最大の喜びと感ずるようになりました。それは,この手で一つの法人を作り上げる喜びがあるからです。

会社設立の相談を受けると,依頼者には,設立には多額の費用が掛かるよと言い,登記事項に変動をきたす場合は,2週間以内に登記をしなければならず,それを怠ると科料の罰則がありますよと説明しています。会社法の規制が守られないような場合は会社組織にしないことの説明をしています。
猫も杓子も「会社」などと言われていますが,その点をよく考えて前に進むことをお勧めします。

私がこの仕事のバイブルとしている図書を紹介します。
松井信憲著「商業登記ハンドブック」(商事法務刊),立法担当者による,簡明でわかりやすい解説がなされています。
商業登記ハンドブック.jpg





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