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ヘルベルト・フォン・カラヤン/ブラームス・交響曲第1番 [音楽]

成人の日の三連休2日目,雪は小休止状態の青森市です。

前回,クライバーのブラームス4番を聞きましたが,今朝はカラヤンの1番にしました。
ブラームスの1番といえばミュンシュ・パリ管が有名ですが,今回はカラヤンにしました。
カラヤンはブラームス1番が特にお気に入りだったのではないかと言われています。


初めてN響を指揮した時,ベルリンフィルを伴って日本公演をした時,節目の演奏会ではブラームスの1番を演奏しています。
今朝のCDは,1988年5月5日サントリーホールのライヴ録音でNHKがFM放送のためにディジタル録音したものです。

カラヤン・ラストコンサート/ブラームス.jpg

当日のプログラムは,モーツァルトの交響曲第39番,そしてブラームスの1番でした。
私はモーツァルトの後期交響曲の中でも39番が好みです。ベートーヴェンの交響曲の雰囲気があると言いましょうか,むしろベートーヴェンがモーツァルトの雰囲気を帯びているのでしょう。
ゆったりとしたテンポでベルリンフィルの豊かな響きが鳴り渡ります。

そしてブラームスの1番です。この曲は,曲の出だしでティンパニーが活躍します。例えばフルトヴェングラーの演奏など顕著です。
カラヤンのこの演奏会では,オーケストラの総体が鳴っているので,ティンパニーが個別に活躍しているという印象は受けません。
ゆったりと,てらいのないブラームスを,聴衆はカラヤンとの別れと感じ取ったと思います。
演奏終了後の拍手,歓声からも伝わってくる気がします。

最近,カラヤンの晩年のライヴ録音をよく聞いていますが,このCDもそのとおりで,9回目の日本公演最終日の記録です。

この公演の1年2か月後,カラヤンはこの世を去ります。




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