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師走の魚2021.12.25 [食]

強烈な寒波襲来,青森はホワイトクリスマスになりました。
夫婦二人のクリスマスということもなく,カミさんはケーキをたくさん食べ,私はワインを飲んで酔っ払っておりました。

年末に届くように,懇意にしている「夏目商店」にホタテ貝の発送の依頼のため出かけました。
年末は魚やさんの最も忙しい時期で,殺気立っています。

お正月を迎えるための魚が所せましと並んでいました。
私も魚好き,好みの魚をカメラに収めたので紹介します。

真鱈 津軽の正月は真鱈が主役です。しかも,白子は鱈の身よりも高価です。

真鱈.JPG

白子

真鱈白子.JPG

白子を取った後の鱈の身

真鱈の身.JPG

真鱈の頭ほか骨についた身など
津軽では「ジャッパ汁」と称して,野菜と一緒に味噌汁にします。

真鱈頭.JPG

ちなみに,我が家では,下北半島に住むいとこからオスの真鱈が送られてきて,サッと湯通しした白子を紅葉ポン酢で贅沢に食べました。そのほかに「ジャッパ汁」も食べました。
3,4日は鱈三昧です。
身は,イギリス風のフィッシュアンドチップスもどき,そして味噌漬けの焼き物が待っています。

イシダイ 津軽海峡は対馬暖流が流れているので,暖流系のイシダイも獲れます。
小型のイシダイ(地元ではシマダイ)でも刺身,焼き魚いずれでもよい。

イシダイ.JPG

キチジ(当地では「キンキン」)
正月近くなるとキチジのような赤い魚(赤物)の人気が高くなり高価になります。
近頃は,キンキンの焼き物や煮つけにはとんとお目にかかっていません。

キチジ.JPG

家庭でおせち料理を作るお宅では,エビも欠かせないのではないでしょうか。

ボタンエビ.JPG

ホッキ貝
青森県の太平洋側(三沢市,八戸市)ではホッキ貝の収穫の時期です。値段も手ごろで,サッと湯通ししたホッキ貝は甘みがあり,私はヒモを好んでいます。

ホッキ貝.JPG

ヤリイカ
近年,スルメイカの不漁で食べる機会が減りましたが,寒い時期のヤリイカは獲れているらしい。
刺身よし,焼いて良し,美味しいイカです。

ヤリイカ.JPG

津軽海峡産の真鯖です。鯖は近年高級魚になりつつあります。
普通に塩焼き,美味しい。

鯖.JPG

大きなミズダコの茹でた足,足の吸盤の歯ごたえも魅力です。
夏目商店では,大きな足を好みの大きさに切って買うことができます。
正月のお膳には蛸の刺身を目にしますね。

蛸足.JPG

来週二日仕事をすると年末の休みです。
今日,魚をたくさん目にしたので,一つか二つでも,気に入った魚が食べたい。


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