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ソニー・ロリンズ/テナー・マッドネス [夜明けのJazz]

2月最後の土曜,昨日までは暖かい日が続きましたが,今朝は気温が上がらず小雪が舞っています。
それでも,午前中,たまらず,スノー・ウォークを実行,夜明けのjazzならぬ昼下がりのjazzになりました。

アート・ペッパーを3枚ほど聞いた後,次はソニー・ロリンズにしました。
最初の1枚は,コルトレーンと競演した,「テナー・マッドネス」です。
テナー・マッドネス.jpg
1956.3.24プレステイジ録音 ソニー・ロリンズts ジョン・コルトレーンts レッド・ガーランドp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds

アート・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」と同じリズム・セクションとテナー2本が競演したもので,ロリンズの最高傑作と言われている「サクソフォン・コロッサス」の2か月後の録音です。
このLPのA面冒頭の曲「テナーマッドネス(ロリンズ曲)」で二人のテナーが共演するのですが,この1曲だけでもこのLPの価値があります。

どちらがロリンズでどちらがコルトレーンか,二人の個性は,おのずとわかります。
油井正一氏によれば,ちょうどこのころ,ロリンズはマイルスからグループへの加入を誘われ,それを断りコルトレーンが加入したのだと書いていますが,1955,6年のことでしょうから,この録音はちょうどそのころのものだということになります。

ロリンズの唯一無二の演奏は,スタン・ゲッツのジャズの固まりのような音とはニュアンスが違い,ほかの誰も真似のできない音質,リズムがあり,ならではの豪快な曲作りがあります。

この録音での,レッド・ガーランドのシングルトーンの美しさ,フィリー・ジョーのドラム・ソロ,チェンバースのソロなどリズム・セクションの絶妙のうまさも光る一枚です。


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