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寒中のワイン [食とワイン]

1月最後の1日,大寒のさなかですが,間もなく立春,山を歩ける日が近いと思えば,どことなく嬉しくなります。
青森は,寒波が居座っているせいで,積雪が80㎝を超えました。

このような寒い日に冷たいビールと言うわけにはいかず,近頃は毎晩ワインを飲っています。
10日ほど前,五所川原市の小料理店(いや,居酒屋か?)で出されたイタリアワインの1本「カサーレ・ヴェッキオ/モンテプリチアーノ・ダブルッツォ」,なかなかいけるものでした。
「神の雫」でも紹介されたらしい。価格も小生でも心配なく飲めるリーズナブル。おすすめです。
カサーレ・ヴェッキオ/モンテプチアーノダブルッツォ.jpg
お店の刺身も美味しかったです。

我が家で飲んでいるワイン
気仙沼のワイン専門店「ワイン・ナヴィ」のメールにあったスペインはリオハの「リオハ・リゼルバ・2010バロン・ド・レイ」を数本購入しました。
リオハ・バロンド・レイ・リゼルバ.jpg

しばらくリオハを飲んでいなかったのと,非常にお手頃値段で提供されていたので,つい,手が出ました。コルクを抜いて2日目がちょうど良いころ合いです。
寒い夜,スペインのワインを2,3杯,今頃の季節はワインでなくてはいけません。
日本酒もいいか?


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バッハ/ブランデンブルグ協奏曲 [音楽]

大寒終期,青森の積雪は70㎝を超え,真冬日が続いています。

凍えそうな朝,今朝は,バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」を聞いています。

今日のCDは,ジャン・フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団1973年5月ノートルダム・デ・ローズ教会で録音 日本コロンビア/エラート共同制作
ブランデンブルグ協奏曲・パイヤール.jpg

パイヤールはバロックをお聞きの方は誰でも知っていますが,この録音は,ソリストが素晴らしい。
ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン),ジャン・ピエール・ランパル(フルート),ピエール・ピエルロ(オーボエ),モーリス・アンドレ(トランペット/ホルン),アンヌ・マリー・ベッケンシュタイナー(ハープシコード)
名人揃いです。

私は,ブランデンブルグ協奏曲の,特に,ハープシコードの演奏を好んでいます。特に3番,5番のハープシコード(原曲はクラブサン)のカデンツァが大好きです。

3番も5番もポピュラーな曲ですが,5番第1楽章「アレグロ」は,10分以上を要する大楽章で,ハープシコードのカデンツァに聞きほれてしまいます。
2番は,同じバッハの管弦楽組曲2番を連想し,フルートとトランペットが大活躍です。

ランパルのフルート,アンドレのバロック・トランペット,ホルン,ピエール・ピエルロのオーボエ,名人の演奏はすごい。
ベッケンシュタイナーのハープシコードは,渋く重厚です。

「冬籠りの中で,静かに聞くバッハ」,春は近い。

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エリック・ドルフィー/アウト・トゥ・ランチ [夜明けのJazz]

大寒波真っただ中,大雪注意報が発令されている今朝も25,6㎝雪が降りました。

自宅前の除雪をした後,今朝の1枚,エリック・ドルフィーの「アウト・トゥ・ランチ」です。

30代後半に糖尿病で亡くなった人ですが,モダンジャズ本流とアヴァンギャルドの2つを,同時に演奏し疾駆した天才だと思います。

アウト・トゥ・ランチ.JPG
「アウト・トゥ・ランチ」(ブルー・ノート,1964年2月25日録音)
エリック・ドルフィーas,bcl,fl,フレディー・ハバードtp,ボビー・ハッチャーソンvb,リチャード・デイヴィスb,アンソニー・ウィリアムスds

エリック・ドルフィーがブルーノートに吹き込んだ唯一のLPです。

ピアノレスのクインテットで,メンバー全員若々しい溌溂とした演奏を聞かせます。
ハードバップに慣れ親しんだ者にとって,戦慄を覚えるような音楽です。

ドルフィーのアルトサックス,バスクラリネット,フルートに魅了されます。
ボビー・ハッチャーソンのヴァイヴも新鮮でハッとさせられます。
フレディー・ハバードのソロは絶妙です。
ベースもドラムも素晴らしい。


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エリック・ドルフィー/エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポットVol1 [夜明けのJazz]

滋賀・京都の旅の旅行ボケの後,少し休養していました。
1週間ほど,雪も降らず雪国としては楽な毎日でしたが,大寒と同時に冬将軍到来です。
今週は全国的に冬の真っただ中を実感することになるという。寒い朝です。

ジョン・コルトレーンをしばらく聞いていましたが,今回と次回は,エリック・ドルフィーをかけます。
今朝の1枚,「エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポットVol1」
アット・ザ・ファイヴスポットVol.1.JPG
プレステイジ1961年7月16日ニューヨークのファイヴ・スポットのライヴ録音
エリック・ドルフィーas,bcl,ブッカー・リトルtp,マル・ウォルドロンp,リチャード・デイヴィスb,エド・ブラックウェルds

レギュラーメンバーによる録音が少ないエリック・ドルフィーでしたが,トランペットのブッカー・リトルと組織した双頭コンボによる「ファイヴ・スポット」におけるライヴです。

ドルフィー,リトルは勿論のこと,マル・ウォルドロン,リチャード・デイヴィス,エド・ブラックウェル,メンバーすべてが好演しています。
A面1曲目のマルの曲「ファイアー・ワルツ」ほか,マルのお経のような訥々としたピアノが面白い。

エリック・ドルフィーと言えば,アルトサックス,フルート,バスクラリネットいずれをとっても,オーケストラの首席を務められる言われていましたが,個人的にも彼のバスクラが好みです。
そして,ブッカー・リトルのトランペットも縦横無尽に吹きまくります。
リチャード・デイヴィスも大好き。

いつ聞いても胸がスカッとする1枚です。

ところで,この録音は,ニューヨークのクラブ「ファイヴ・スポット」のライヴですが,カーティス・フラーの名盤「ブルース・エット」に「ファイヴ・スポット・アフター・ダーク」という超有名曲があります。昔,FM放送のジャズ番組にテーマ曲として使われていました。今は昔のことです。

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滋賀・京都の旅 [旅行]

12日金曜から,15日月曜まで休みをとり,滋賀・京都の旅行をしました。
目的①:30数年前の東京での長い研修仲間Iさんと,親しくしていただいているSさんを訪ねる旅,②:息子の赴任先である京都に,勤務先がどのような所か,そして,彼のこれから先のことについて話をしたかった。この2つが目的でしたが,そのほかは計画のない気ままな旅でした。

①滋賀の旅
出発時のニュースでは,北陸本線が大雪のために電車が立ち往生しているらしいということでした。しかも,これから向かう先は,鉄道が雪のためたびたび話題に上る東海道本線「米原」から北陸本線を北上する「長浜」です。北陸本線は大雪のため特急列車が立ち往生していました。
長浜までは大丈夫,無事到着しました。
夜は,もてなしていただき,美味と美酒にすっかり酔っぱらいました。

翌日は,琵琶湖のほとりの名城・国宝「彦根城」,天下の名城です。
彦根城天守.JPG彦根城天守2.JPG彦根城天守3.JPG
石灯籠.JPG

石垣に守られた堅固な天守閣,そして,庭も見事でした。

城からは,名山「伊吹山」標高はさほどですが,頂上から急に落ちる絶壁は険しさを感じさせます。
伊吹山.JPG

②京都
米原から京都,そして我が家の仏様の総本山,知恩院へ。着いたのが午後4時を回っていました。
残念,午後4時で閉門でした。
せめてもの,総本山「知恩院」の大三門。
知恩院三門2.JPG知恩院三門1.JPG

やむなく,引き返しました。

一夜明けて,京都はうっすらと雪でした。
五条から電車を乗り継ぎ東山に,そして,滑る道を十数分,「青蓮院門跡」を通り,知恩院に着きました。
青蓮院青蓮院.JPG

雪の知恩院は,僧侶が石段の雪を掃き,大木とお寺の屋根に雪。改めてお参りした甲斐がありました。
知恩院雪2.JPG知恩院雪1.JPG

除夜の鐘でおなじみの,知恩院の「大鐘」,なるほど巨大な鐘です。
大鐘.JPG大鐘2.JPG

そのあと息子の勤務場所に行き,夜は京都駅のホテルで息子と一緒に酒を飲みました。
息子は忙しそうで,早い時間に分かれました。

翌朝,国の造営になる「東寺」に出かけました。ここは,息子が幼稚園のころ,親子3人で講堂や国内最大の「五重塔」,宝物殿」は見ていましたが。今回の大きな目的がありました。
写真は,五重塔と右は金堂です。
東寺五重塔.JPG金堂.JPG

京都の旅,ガイドブックを見て,是非,知恩院と東寺で,御朱印をいただこうと目標を定めていました。
その①,知恩院で「法然上人」「阿弥陀如来」「弥勒菩薩」の御朱印。
法然上人.JPG弥勒菩薩.JPG

②東寺の「弘法大師」「大日如来」「薬師如来」
弘法大師.JPG大日如来.JPG

弘法大師のお札
弘法大師お札.JPG

信仰心など皆無の私ですが,知恩院も東寺も歴史へのいざないと文字の魔力に突き動かされ,両寺に吸い寄せられました。
「南無阿弥陀仏」そして「南無大師遍照金剛」,にわか仏教徒をお許しください。合掌。


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ジョン・コルトレーン/クレッセント

日の出午前7時,朝早く起きてジャズのLPをかけるには外はまだ暗く寒い朝です。

今朝の1枚は,ジョン・コルトレーンの「クレッセント」です。

クレッセント.JPG
インパルス1964年4月27日,6月1日録音
ジョン・コルトレーン(ts,ss),マッコイ・タイナー(p),ジミー・ギャリソン(b),エルヴィン・ジョーンズ(ds)
A面 1.クレッセント 2.ワイズ・ワン 3.ベッシーズ・ブルース
B面 1.ロニーズ・ラメント 2.ザ・ドラム・シング

このLPは,コルトレーンのLPの中でも,私の好みのベスト5に入る愛聴盤です。
「バラード」や「ウィズ・ジョニー・ハートマン」も名演・名唱ですが,バラードの演奏に深さと熱情があります。
本録音のあと「至上の愛」に至るのですが,本盤には祈りのようなものを感じます。

B面1曲目の「ロニーズ・ラメント」では,マッコイ・タイナーのピアノとジミー・ギャリソンのベースが光っています。
同じく2曲目の「ザ・ドラム・シング」は,マレットを持ったエルヴィン・ジョーンズのdsがコルトレーンのテナーと対話します。


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ジョン・コルトレーン/ライヴ・アット・バードランド [夜明けのJazz]

年明け最初の3連休の中日,本年最初の夜明けのジャズは,「ライヴ・アット・バードランド」です。

ライヴ・アット・バードランド.JPG
1963年10月8日&11月18日録音,ニューヨーク「バードランド」・インパルス
ジョン・コルトレーンts,ss,マッコイ・タイナーp,ジミー・ギャリソンb,エルヴィン・ジョーンズds

演奏曲目 A1,アフロ・ブルー,2 アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー
B1,ザ・プロミス,2 アラバマ 3 ユア・レディ

「アフロ・ブルー」でコルトレーンはソプラノサックスを吹きまくります。タイナーのピアノとエルヴィン・ジョーンズのドラムが鬼気迫る熱演を聞かせます。
「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」は,このLP唯一のバラードです。コルトーンはテナーを吹きますが,後半の長いカデンツァが聞きものです。これぞ,コルトレーン。
「ザ・プロミス」,コルトレーンはソプラノ・サックスを吹き,コルトレーンの独壇上です。
「アラバマ」,1963年9月15日アラバマ州の黒人教会で爆破があり,黒人少女4人が犠牲になるという事件がありましたが,4人の少女のために捧げた曲です。
「ユア・レディ」,コルトレーンのソプラノサックスによる明るい曲でこのLPを締めくくります。

全編を通じてエルヴィン・ジョーンズが大活躍です。


本年もしばらく「夜明けのJazz」が続きますが,気ままなLPの選択とLPのジャケット写真にお付き合いくださるようお願いいたします。




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明けましておめでとうございます。 [季節]

謹賀新年


2018年明けましておめでとうございます。
雲一つない新年を迎えました。
春まだ遠い1月ですが,木蓮の梢には外套をかぶった芽からほんの少し春の兆しが見えています。
青空.JPG

今年は戌歳,戌に負けない健康な年でありますように!
戌歳飾り.JPG

そして正月のお菓子は縁起の良い「福ハ内」
福ハ内.JPG

旧年中に咲かなかったシャコバサボテンが,薄いピンクの花を咲かせました。
開花.JPG

新年早々花を咲かせましたが,今年は何か良いことがあるでしょうか。

皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。



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