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クルト・レーデル/ブランデンブルグ協奏曲 [音楽]

来週はもう3月になります。3月の声を聞くというのに雪に囲まれています。
そのような中,最近,自宅では「ブランデンブルグ」づいています。
特に,5番のチェンバロ(ハープシコード,クラブサン)の長ーいソロにはまっています。

今日のブランデンブルク協奏曲は,懐かしいクルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団の古い録音です(エラート)。
ブランデンブルグ・クルトレーデル.jpg

クルト・レーデルのフルートと指揮,ラインホルト・バルヒェット(ヴァイオリン),ピエール・ピエルロ(オーボエ),モーリス・アンドレ(トランペット),ロベール・ヴェイロン₌ラクロワ(クラブサン)及び室内管弦楽団

5番の第1楽章アレグロは,チェンバロあるいはハープシコード,クラブサンの長大なカデンツァで有名ですが,ソリストによってまったく別のように聞こえます。
しかし,いずれの演奏も,古い楽器を典雅に弾くというのではなく,決して音量の高くはない楽器で名人芸を発揮するのです。

クルト・レーデル盤は,クラブサン奏者ロベール・ヴェイロン⁼ラクロワの名前に惹かれて廃盤CDを購入したのですが,正解でした。
ロベール・ヴェイロン⁼ラクロワはフランスの人,演奏とともに教育にも力を注いだ人です。

彼の演奏は,男性的で,時として弾むように聞こえます。
長ーいカデンツァの渦の真っただ中にいるような気がします。





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