山法師2018.5.30 [花]
今日はもう5月30日,今月もあと1日。
先週は嵐のように忙しかったので,その反動で今日の予約は入っていません。
朝から霧雨が降っており,道路が少し濡れています。
我が家のヤマボウシ(山法師)が花開きました。
初め,薄緑だったものが,だんだん白くなっていきます。
花びら(白いのはガクらしい。)は薄いアイボリー,霧の粒がついています。
今日は,先週の仕事の成果のお届け,そして,音楽でも聴きましょう。 ◎5月31日,5月最後の日追記 今日も朝から雨です。雷雨がある模様です。 昨日に続いて雨の山法師を紹介します。
先週は嵐のように忙しかったので,その反動で今日の予約は入っていません。
朝から霧雨が降っており,道路が少し濡れています。
我が家のヤマボウシ(山法師)が花開きました。
初め,薄緑だったものが,だんだん白くなっていきます。
花びら(白いのはガクらしい。)は薄いアイボリー,霧の粒がついています。
今日は,先週の仕事の成果のお届け,そして,音楽でも聴きましょう。 ◎5月31日,5月最後の日追記 今日も朝から雨です。雷雨がある模様です。 昨日に続いて雨の山法師を紹介します。
眺望山2018.5.26 [花,トレッキング]
26日(土)朝,きれいに晴れ渡っていました。
先週は先輩の葬儀のため,眺望山を訪れませんでしたが,朝8時半勇んで出発しました。
随分緑が濃くなり,登山道は,木陰に吹く風が心地よい季節になりました。
頂上で鉄人と会いしばしコーヒータイム。初夏の山です。
ベニバナイチヤクソウが咲き出しました。
今の時期はこの花が楽しみです。
薄紫のアズマギクも傍らに咲いています。
アズマギクは萱野高原にたくさん見られます。
目に鮮やかな白,ユキザサです。笹の葉ににた大きな葉からこの名がついたのでしょう。ユリ科の植物です。
チゴユリもまだ咲いています。
頂上一帯はマイヅルソウの群落です。よく見ると妖精の踊りのようにかわいらしい。
帰り道,小山の上方に見えるこの形,間違いなくサルメンエビネでした。色と言い,姿と言い,地元の蘭です。
鉄人と一緒に下山しました。家族連れや登山道の整備のボランティアの方々など,駐車場にはたくさんの車が並んでいました。
帰りに,以前,ミツガシワの大群落を見た溜池に,その後の様子はどうかと足を運びました。
案の定,ミツガシワはほとんど終わっていましたが,ミズトクサの群落は見事,茎からは新らしい茎が出て,目を瞠る光景でした。
ミツガシワ
ミズトクサ(水木賊)
土曜の半日,目の保養と運動ができましたが,良い季節になりました。
先週は先輩の葬儀のため,眺望山を訪れませんでしたが,朝8時半勇んで出発しました。
随分緑が濃くなり,登山道は,木陰に吹く風が心地よい季節になりました。
頂上で鉄人と会いしばしコーヒータイム。初夏の山です。
ベニバナイチヤクソウが咲き出しました。
今の時期はこの花が楽しみです。
薄紫のアズマギクも傍らに咲いています。
アズマギクは萱野高原にたくさん見られます。
目に鮮やかな白,ユキザサです。笹の葉ににた大きな葉からこの名がついたのでしょう。ユリ科の植物です。
チゴユリもまだ咲いています。
頂上一帯はマイヅルソウの群落です。よく見ると妖精の踊りのようにかわいらしい。
帰り道,小山の上方に見えるこの形,間違いなくサルメンエビネでした。色と言い,姿と言い,地元の蘭です。
鉄人と一緒に下山しました。家族連れや登山道の整備のボランティアの方々など,駐車場にはたくさんの車が並んでいました。
帰りに,以前,ミツガシワの大群落を見た溜池に,その後の様子はどうかと足を運びました。
案の定,ミツガシワはほとんど終わっていましたが,ミズトクサの群落は見事,茎からは新らしい茎が出て,目を瞠る光景でした。
ミツガシワ
ミズトクサ(水木賊)
土曜の半日,目の保養と運動ができましたが,良い季節になりました。
今年最初の田代平湿原 [グダリ沼と田代平湿原]
金曜の朝,時折強い雨が降っていました。
今週はいつになく忙しい日が続いたので,昨日のうちに,朝イチの仕事を片付け,午後からは田代平湿原に是非出かけたいと思っていました。
5月20日ころ,田代平湿原に向かう道に橋が架けられ,半年ぶりに湿原に歩いて行けるようになるからです。
午後2時半頃,橋を渡り湿原に向けて歩き始めました。
木道への道,いつも通り,この季節に見られるズダヤクシュ,喘息に効くという意味です。
花開いたばかりのホウチャクソウ,薄緑の面長の花が好きです。
エンレイソウ(延齢草),一月前には眺望山で咲いていました。こちらのエンレイソウは大きい。
木道を歩き始めると,目指していたヒメシャクナゲが湿原一帯に咲いています。
湿原の春を代表する花,今日はこの花を見に来たのです。
ヒメシャクナゲをどうぞ!
チングルマが咲いていました。
残念ながら,八甲田の毛無岱などとは違い,田代平湿原には大きな群落はありません。しかし,その名のとおりかわいらしい。小さくても木なのです。
春一番,湿原の花は,この花もです。
ショウジョウバカマ,長い茎から放射状に薄紫の花が開いています。
ヒメシャクナゲ同様大好きな湿原の花です。
ワタスゲにはまだ早いと思っていましたが,白い綿毛になる前のワタスゲが雨と風にさらされていました。
今週は,2週間分の仕事をしたので,金曜の午後を休養代わりに山に出かけました。
1年ぶりに恋人に会った気分です。不良老人の楽しみの一つです。
今週はいつになく忙しい日が続いたので,昨日のうちに,朝イチの仕事を片付け,午後からは田代平湿原に是非出かけたいと思っていました。
5月20日ころ,田代平湿原に向かう道に橋が架けられ,半年ぶりに湿原に歩いて行けるようになるからです。
午後2時半頃,橋を渡り湿原に向けて歩き始めました。
木道への道,いつも通り,この季節に見られるズダヤクシュ,喘息に効くという意味です。
花開いたばかりのホウチャクソウ,薄緑の面長の花が好きです。
エンレイソウ(延齢草),一月前には眺望山で咲いていました。こちらのエンレイソウは大きい。
木道を歩き始めると,目指していたヒメシャクナゲが湿原一帯に咲いています。
湿原の春を代表する花,今日はこの花を見に来たのです。
ヒメシャクナゲをどうぞ!
チングルマが咲いていました。
残念ながら,八甲田の毛無岱などとは違い,田代平湿原には大きな群落はありません。しかし,その名のとおりかわいらしい。小さくても木なのです。
春一番,湿原の花は,この花もです。
ショウジョウバカマ,長い茎から放射状に薄紫の花が開いています。
ヒメシャクナゲ同様大好きな湿原の花です。
ワタスゲにはまだ早いと思っていましたが,白い綿毛になる前のワタスゲが雨と風にさらされていました。
今週は,2週間分の仕事をしたので,金曜の午後を休養代わりに山に出かけました。
1年ぶりに恋人に会った気分です。不良老人の楽しみの一つです。
戦時のフルトヴェングラー~ターラ編②/べートーヴェン・ピアノ協奏曲第4番 [音楽]
今週は忙しい日が続き,水曜にしてもう通常の2週間分の仕事を処理したので,しばらくのんびりしたいと考えていますがはたしてどうなるか?思いとは別に,突発的なことが起こるものです。
今朝,「戦時のフルトヴェングラー」エロイカに続いて聞いたのは,ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。1943年11月3日ベルリン・フィルハーモニー・ホールのライヴ録音 ベルリン・フィル とピアノ:コンラート・ハンゼンの演奏です。
この曲は,5番「皇帝」とはまったく趣を異にし,ある意味女性的というか,非常にロマンティックな曲で私は好んでいます。
この演奏について,宇野功芳氏は,著書の「フルトヴェングラーの全名演名盤」で,「フルトヴェングラーの遺した数多いディスクの中でも,特にすばらしい名演奏のひとつである。」と称えています。
全曲を通してロマンティックでフルトヴェングラーらしい自在なテンポ,華やかなピアノがこの名曲を聞かせてくれます。
戦時中のドイツで,フルトヴェングラーはたくさんの放送のための演奏活動や聴衆を前にした演奏を行っていますが,日本ではとても考えられないことだったでしょう。
ナチスの宣伝活動の一環としてそうせざるを得なかったのか。
第2次大戦終結後も,フルトヴェングラーは驚異的な演奏活動を行っています。
そのような事情を経て,私たちは数多くの名演奏を聞くことができるわけです。
今日は仕事の後始末の後,午後から歯の治療。
今朝,「戦時のフルトヴェングラー」エロイカに続いて聞いたのは,ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。1943年11月3日ベルリン・フィルハーモニー・ホールのライヴ録音 ベルリン・フィル とピアノ:コンラート・ハンゼンの演奏です。
この曲は,5番「皇帝」とはまったく趣を異にし,ある意味女性的というか,非常にロマンティックな曲で私は好んでいます。
この演奏について,宇野功芳氏は,著書の「フルトヴェングラーの全名演名盤」で,「フルトヴェングラーの遺した数多いディスクの中でも,特にすばらしい名演奏のひとつである。」と称えています。
全曲を通してロマンティックでフルトヴェングラーらしい自在なテンポ,華やかなピアノがこの名曲を聞かせてくれます。
戦時中のドイツで,フルトヴェングラーはたくさんの放送のための演奏活動や聴衆を前にした演奏を行っていますが,日本ではとても考えられないことだったでしょう。
ナチスの宣伝活動の一環としてそうせざるを得なかったのか。
第2次大戦終結後も,フルトヴェングラーは驚異的な演奏活動を行っています。
そのような事情を経て,私たちは数多くの名演奏を聞くことができるわけです。
今日は仕事の後始末の後,午後から歯の治療。
戦時のフルトヴェングラー~ターラ編 [音楽]
この2日ほど雨と低温の日でしたが,今日は晴れ上がり気温も初夏を取り戻したかのような日曜日になりました。
4日前に外ヶ浜町蟹田の敬愛する先輩Kudoさんの訃報がもたらされ,金曜夜にお悔やみに伺い,昨日はお通夜,今日お昼にお葬式,Kudoさんにお別れしてきました。
私の公務員時代の大先輩であるKudoさんは,在職中から,山,海,川と私のアウトドアすべてのお師匠さんでした。お通夜の後も,ことあるごとに先輩を思い出し,山,海,川での思い出がつい昨日のように蘇ります。家族思いのKIudoさんのご冥福をお祈りします。丁度,今頃は今は亡きGakさんと三人でタケノコ採りに出かけたころです。
葬式から帰宅したところ,amazonから,「戦時のフルトヴェングラー~ターラ編」が届いていました。
1942年から1944年まで,フルトヴェングラーがベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮した録音です。6枚組のCDですが,なんと言ってもこのセットの目玉は,いわゆる「ウラニア」版エロイカが比較的良好な音で聴けるところでしょう。
1944年12月19日または20日(定かではない),ウィーン「ムジーク・フェライン・ザール」収録の放送音源です。
ウラニアというのは,この音源をウラニア・レーベルとして,フルトヴェングラーの承諾なしに出回った海賊版です。
ウラニア盤は,私の20代のころ(50年も昔),数十万で取引されていたと言われていました。
この辺の事情は,前にも紹介しましたが,「クラシック名盤この1枚」で安本絃樹氏が詳しく書いています。
フルトヴェングラーの残した録音の中でも,特に名高いのがこのウラニア版「エロイカ」とバイロイトでの「第9」ではないでしょうか。
ウラニア版「エロイカ」は日本人の手でノイズや音質に加工を加えたCDが出ていますが,到底今回紹介したセットのCDに及ぶところではありません。
モノラルではありますが,音質は良好です。
フルトヴェングラーの自在のテンポとウィーン・フィルの重厚な音色,私が最も好むのは,第三,第四楽章の木管と,スピードを上げていきコーダを迎える巨匠の音楽に,決定版はこれだと言い切れます。
第2楽章の葬送行進曲は,敬愛するKudoさんに捧げます。
4日前に外ヶ浜町蟹田の敬愛する先輩Kudoさんの訃報がもたらされ,金曜夜にお悔やみに伺い,昨日はお通夜,今日お昼にお葬式,Kudoさんにお別れしてきました。
私の公務員時代の大先輩であるKudoさんは,在職中から,山,海,川と私のアウトドアすべてのお師匠さんでした。お通夜の後も,ことあるごとに先輩を思い出し,山,海,川での思い出がつい昨日のように蘇ります。家族思いのKIudoさんのご冥福をお祈りします。丁度,今頃は今は亡きGakさんと三人でタケノコ採りに出かけたころです。
葬式から帰宅したところ,amazonから,「戦時のフルトヴェングラー~ターラ編」が届いていました。
1942年から1944年まで,フルトヴェングラーがベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮した録音です。6枚組のCDですが,なんと言ってもこのセットの目玉は,いわゆる「ウラニア」版エロイカが比較的良好な音で聴けるところでしょう。
1944年12月19日または20日(定かではない),ウィーン「ムジーク・フェライン・ザール」収録の放送音源です。
ウラニアというのは,この音源をウラニア・レーベルとして,フルトヴェングラーの承諾なしに出回った海賊版です。
ウラニア盤は,私の20代のころ(50年も昔),数十万で取引されていたと言われていました。
この辺の事情は,前にも紹介しましたが,「クラシック名盤この1枚」で安本絃樹氏が詳しく書いています。
フルトヴェングラーの残した録音の中でも,特に名高いのがこのウラニア版「エロイカ」とバイロイトでの「第9」ではないでしょうか。
ウラニア版「エロイカ」は日本人の手でノイズや音質に加工を加えたCDが出ていますが,到底今回紹介したセットのCDに及ぶところではありません。
モノラルではありますが,音質は良好です。
フルトヴェングラーの自在のテンポとウィーン・フィルの重厚な音色,私が最も好むのは,第三,第四楽章の木管と,スピードを上げていきコーダを迎える巨匠の音楽に,決定版はこれだと言い切れます。
第2楽章の葬送行進曲は,敬愛するKudoさんに捧げます。
母の日 [花]
眺望山2018.5.12 [花,トレッキング]
今日は土曜,土曜は眺望山。少し曇っていますが雨にはならないはず。
朝9時前に自宅を出発,今日は眺望山東口から頂上を越え西口に下りる予定です。
登山道脇には白や薄紫のミヤマカタバミがたくさん咲いていました。
里のカタバミよりも葉も花も大きい。
我が家の家紋は「亀甲剣方喰」,カタバミの葉に剣があります。
先週も先々週もツバメオモトを紹介しましたが,眺望山はツバメオモトの宝庫です。
山中どこを通っても,厚く大きな葉の中心に長い軸の白い花が見られます。
今日も気に入った株を紹介します。
ヒバ林をバックに可憐な姿が気に入りました。
ボンボンのような丸い花の固まり,秋に濃紺の実がどのようにつくのか?楽しみです。
一山越えて,東口のベンチでお湯を沸かし,ドリップコーヒーにしました。
花の写真を撮りながら,たまに見つけたゼンマイを収穫し,半日の山歩きです。
8000歩くらい歩いているかな?遊びを兼ねた老人の健康の一環です。
朝9時前に自宅を出発,今日は眺望山東口から頂上を越え西口に下りる予定です。
登山道脇には白や薄紫のミヤマカタバミがたくさん咲いていました。
里のカタバミよりも葉も花も大きい。
我が家の家紋は「亀甲剣方喰」,カタバミの葉に剣があります。
先週も先々週もツバメオモトを紹介しましたが,眺望山はツバメオモトの宝庫です。
山中どこを通っても,厚く大きな葉の中心に長い軸の白い花が見られます。
今日も気に入った株を紹介します。
ヒバ林をバックに可憐な姿が気に入りました。
ボンボンのような丸い花の固まり,秋に濃紺の実がどのようにつくのか?楽しみです。
一山越えて,東口のベンチでお湯を沸かし,ドリップコーヒーにしました。
花の写真を撮りながら,たまに見つけたゼンマイを収穫し,半日の山歩きです。
8000歩くらい歩いているかな?遊びを兼ねた老人の健康の一環です。
ミツガシワ 2018.5.9 [花]
ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2003 [音楽]
大型連休が終わりました。毎度のことながらUターンラッシュで,お出かけの方は大変だったようです。我が家のゴールデンウィークは,遠出することもなく,仕事から解放されて山歩きと音楽で終始しました。
そこで,聞いて視たものは,DVD「ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2003」でした。
今回は,「ブーレーズ三昧」の番外編のようなものですが,2003年のベルリン・フィル・ヨーロッパコンサートのライヴです。
ブーレーズのライヴ映像とあれば見逃すわけにいきません。
「ブーレーズ三昧」にもベルリン・フィルを指揮した録音はありましたが,今日は,ベルリン・フィルとのポルトガル・リスボンの「ジェロニモス修道院」のコンサートです。
目玉は,これまでブーレーズの指揮では聞いたことのない,モーツァルトの作品を指揮することとソリストにリスボン出身のマリア・ジョアオ・ピリス(ピレシュ)を迎えることでしょう。
そして,完成に100年をかけた世界遺産「ジェロニモス修道院」の建築物そのものにも目を奪われます。
演奏されたのは,①ラヴェル「クープランの墓」,②モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」,③バルトーク「管弦楽のための協奏曲」,④アンコール,ドビュッシー「夜想曲」から「祭」。
モーツァルトを除けば,ブーレーズ三昧で聞いたものばかりですが,ライヴ映像とあればまた格別です。
かつて見た「春の祭典」を指揮したコンサートの姿と同じく,ブーレーズは指揮棒を持たず眼光鋭いものでした。
リスボンの至宝,マリア・ジョアオ・ピリスを迎える騒然とした聴衆の反応に驚かされます。
モーツァルト弾きとしても著名なピリスのモーツァルトピアノ協奏曲第20番は,第1楽章の長いカデンツァでは,ブーレーズが聞き入っていました。
この曲は,ベートーヴェンやブラームスも気に入っていたようで,二人のカデンツァも残されているようです。
コンサートでは,ベートーヴェンの作曲したカデンツァで演奏されたようです。
鳴りやまぬ拍手とスタンディングオベーションが修道院を包みます。
ラヴェル,バルトーク,ドビュッシーは,ブーレーズにとって十八番。ラヴェルの作品は,クリュイタンスの指揮したものも愛好していますが,ブーレーズの怜悧とも思える演奏も好みです。
これらの作曲家にストラヴィンスキーを加え,これからは,ブーレーズだけでいいかなと思っています。
このコンサートの演奏曲すべてが好きな曲ですが,バルトークが終わると,モーツァルトと同様,割れんばかりの拍手とスタンディングオベーション,指揮台からブーレーズが聴衆にアンコール曲を伝え,ドビュッシーが始まります。
曲が終わると,また,とどまることのない拍手とブラヴォーの嵐。
近年,音楽界には,マリア・ジョアオ・ピリス(ピレシュ)が演奏活動をやめるというニュースが駆け巡りましたが,今年,4月に来日公演を開いているようです。
細身の美女が故国でモーツァルトを弾きながら,時折,笑みを漏らしていました。
さあ,今日から,仕事が始まります。
そこで,聞いて視たものは,DVD「ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2003」でした。
今回は,「ブーレーズ三昧」の番外編のようなものですが,2003年のベルリン・フィル・ヨーロッパコンサートのライヴです。
ブーレーズのライヴ映像とあれば見逃すわけにいきません。
「ブーレーズ三昧」にもベルリン・フィルを指揮した録音はありましたが,今日は,ベルリン・フィルとのポルトガル・リスボンの「ジェロニモス修道院」のコンサートです。
目玉は,これまでブーレーズの指揮では聞いたことのない,モーツァルトの作品を指揮することとソリストにリスボン出身のマリア・ジョアオ・ピリス(ピレシュ)を迎えることでしょう。
そして,完成に100年をかけた世界遺産「ジェロニモス修道院」の建築物そのものにも目を奪われます。
演奏されたのは,①ラヴェル「クープランの墓」,②モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」,③バルトーク「管弦楽のための協奏曲」,④アンコール,ドビュッシー「夜想曲」から「祭」。
モーツァルトを除けば,ブーレーズ三昧で聞いたものばかりですが,ライヴ映像とあればまた格別です。
かつて見た「春の祭典」を指揮したコンサートの姿と同じく,ブーレーズは指揮棒を持たず眼光鋭いものでした。
リスボンの至宝,マリア・ジョアオ・ピリスを迎える騒然とした聴衆の反応に驚かされます。
モーツァルト弾きとしても著名なピリスのモーツァルトピアノ協奏曲第20番は,第1楽章の長いカデンツァでは,ブーレーズが聞き入っていました。
この曲は,ベートーヴェンやブラームスも気に入っていたようで,二人のカデンツァも残されているようです。
コンサートでは,ベートーヴェンの作曲したカデンツァで演奏されたようです。
鳴りやまぬ拍手とスタンディングオベーションが修道院を包みます。
ラヴェル,バルトーク,ドビュッシーは,ブーレーズにとって十八番。ラヴェルの作品は,クリュイタンスの指揮したものも愛好していますが,ブーレーズの怜悧とも思える演奏も好みです。
これらの作曲家にストラヴィンスキーを加え,これからは,ブーレーズだけでいいかなと思っています。
このコンサートの演奏曲すべてが好きな曲ですが,バルトークが終わると,モーツァルトと同様,割れんばかりの拍手とスタンディングオベーション,指揮台からブーレーズが聴衆にアンコール曲を伝え,ドビュッシーが始まります。
曲が終わると,また,とどまることのない拍手とブラヴォーの嵐。
近年,音楽界には,マリア・ジョアオ・ピリス(ピレシュ)が演奏活動をやめるというニュースが駆け巡りましたが,今年,4月に来日公演を開いているようです。
細身の美女が故国でモーツァルトを弾きながら,時折,笑みを漏らしていました。
さあ,今日から,仕事が始まります。