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戦時のフルトヴェングラー~ターラ編②/べートーヴェン・ピアノ協奏曲第4番 [音楽]

今週は忙しい日が続き,水曜にしてもう通常の2週間分の仕事を処理したので,しばらくのんびりしたいと考えていますがはたしてどうなるか?思いとは別に,突発的なことが起こるものです。

今朝,「戦時のフルトヴェングラー」エロイカに続いて聞いたのは,ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。1943年11月3日ベルリン・フィルハーモニー・ホールのライヴ録音 ベルリン・フィル とピアノ:コンラート・ハンゼンの演奏です。

この曲は,5番「皇帝」とはまったく趣を異にし,ある意味女性的というか,非常にロマンティックな曲で私は好んでいます。

この演奏について,宇野功芳氏は,著書の「フルトヴェングラーの全名演名盤」で,「フルトヴェングラーの遺した数多いディスクの中でも,特にすばらしい名演奏のひとつである。」と称えています。

全曲を通してロマンティックでフルトヴェングラーらしい自在なテンポ,華やかなピアノがこの名曲を聞かせてくれます。

戦時中のドイツで,フルトヴェングラーはたくさんの放送のための演奏活動や聴衆を前にした演奏を行っていますが,日本ではとても考えられないことだったでしょう。
ナチスの宣伝活動の一環としてそうせざるを得なかったのか。
第2次大戦終結後も,フルトヴェングラーは驚異的な演奏活動を行っています。
そのような事情を経て,私たちは数多くの名演奏を聞くことができるわけです。


今日は仕事の後始末の後,午後から歯の治療。





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