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アンドレ・プレヴィン/追悼:「キング・サイズ」「ドリス・デイ&アンドレ・プレヴィン・デュエット」 [夜明けのJazz]

青森市は2,3日前に積雪ゼロとなりました。春の準備をしなければいけません。ワクワクしています。

今朝は,この2月28日に89歳で亡くなったアンドレプレヴィンの2枚を聞くことにしました。
アンドレ・プレヴィンは,ジャズの世界とクラシック音楽の世界で,共に名声を博した人です。
ドイツ生まれですが,ナチスの迫害を逃れ,1938年に家族と共にアメリカに渡り,ピエール・モントゥーに指揮を学んだ後,世界のオーケストラを指揮しています。

我が国でも,N響の首席客演指揮者としてテレビを通じて親しんでいました。
モーツァルト,ラヴェル,ガーシュインのピアノ協奏曲の弾振りでもおなじみです。

ジャズファンには,ピアニストとしてお馴染みで,私は今朝の1枚「キング・サイズ」をLPで古くから愛聴していました。
アンドレ・プレヴィン/キング・サイズ.JPG
コンテンポラリー 1958年11月26日録音 アンドレ・プレヴィンp レッド・ミッチェルb フランキー・キャップds

黒人らしくないブルースとでもいえばよいか,軽いノリでテクニック抜群のピアノジャズを聞くことができます。明るく楽しくなるジャズとでも言えるでしょう。縦横無尽にピアノを弾きまくります。そして,コンテンポラリー・レーベルの音の良さは,定評のあるところですが,その点でも楽しめます。

追悼の意味でもう1枚,ドリス・デイとの共演盤「ドリス・デイ&アンドレ・プレヴィン=デュエット」です。
ドリス・デイ/デュエット.jpg
CBS 1961年12月16日録音 ドリス・デイvo アンドレ・プレヴィンp レッド・ミッチェルb フランキー・キャップds

軽妙なアンドレ・プレヴィンのピアノに乗って,ドリス・デイの歌いまわしが絶妙です。
収録されているどの曲も魅惑のものですが,私は,特に「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」をことのほか愛聴しています。

アンドレ・プレヴィンは映画音楽も多数書いており,アカデミー音楽賞を4度受賞しています。それらの中から,LPが発売されています。

今朝は,多彩なアンドレ・プレヴィンを偲んで2枚を聞きました。




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