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東京日記①2019.5.25,26 [東京日記]

丁度,暑さ真っただ中の東京,この日を予定していたので観念して青森を発ちました。
電車を降りてすぐ,汗が噴き出ました。
今回の上京の目的は,「国宝東寺-空海と仏像曼荼羅」を見ることと,我が家の大本山「増上寺」にお参りすることでした。年齢も年齢だけにお寺に近くなったと言われれば否定のしようもありません。

25日(土)のお昼前に東京駅に着き,芝「増上寺」に行くことにしました。
東京は,トランプ対応がかなりのものでした。東京駅は,コインロッカー閉鎖にごみ入れは使用禁止など,旅行者にとって不便この上ない状況でした。

JRと都営地下鉄を使い「大門」までやってきました。そこから歩いて7,8分で増上寺。観光客で混雑しており,お寺の静寂なイメージはどこにもありません。
お寺の背後に東京タワー,コンクリート製の巨大な本堂です。一応,ご朱印をもらいましたが,京都の総本山「知恩院」とは全く趣が違います。

増上寺.JPG

もとより信仰心などない私ですが,なぜ,お寺や仏像などを見に出かけたのかと言いますと,かれこれ25年くらい前に,幼稚園児の息子を連れ,四国と京都を旅行したことがあり,東寺を訪ねたことがはじまりです。
ご覧になった方はご存じのことですが,空海の道場として天皇から賜った「東寺」に真言密教の教えを体現した,仏像による立体曼荼羅を造ったのでした。
東寺の講堂に大きな仏像を据えたものですが,仏像が配置された講堂は薄暗く,この中に大きな仏像が配置された様は,少し気味が悪かったような気がしました。

その時,ゆっくり見ることのできなかった仏像立体曼荼羅が東京国立博物館にやってくるというので出かけた次第です。

東寺・空海と仏教曼荼羅.JPG


空海は我が国三筆と言われるくらいの人ですから,空海の書に触れることが一番の喜びです。
多数出展されていますが,「風信帳(空海筆,国宝)」など間近に見ることができました。
天皇や上皇の書も展示されていますが,立派な文字でした。

仏像
展示はほとんど撮影不可でしたが,一つだけ,「帝釈天騎象像」だけは撮影ができましたので,ご覧ください。
帝釈天が象に騎乗したもので,象に腰掛け,左側に脚を投げ出しています。
顔は柔和で気品があります。左右の写真です。

帝釈天騎象像Ⅰ.JPG帝釈天騎象像Ⅱ.JPG

たくさんの仏像が展示されていましたが,帝釈天の顔に平安が見えたような気になりました。

展示をみたあと,いつもどおり,常設展の一部,今回も日本刀を見ました。
「きちがいに刃物」と言われますが,刀剣は美しい。
昨今,刀剣女子という言葉があるようですが,若い女性が多く見入っていました。
多数の中から,美しいと思った日本刀三振。

日本刀1.JPG
日本刀2.JPG

日本刀3.JPG


今回は,寺院つながりで「増上寺」と「東寺」,次回は道楽(遊びかな?)にします。


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