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ブランデンブルグ協奏曲/トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団 [音楽]

今日の1枚はトン・コープマン(チェンバロ・指揮)とアムステルダム・バロック管弦楽団のブランデンブルグ協奏曲です。

トン・コープマン/ブランデンブルグ.jpg

かつて,この曲はたくさん聞いてきましたが,今月10日,東京でモーツァルトの40番とレクイエムを聴いたので,是非聞きたかったのでした。

古楽器による演奏,特に古楽器による新しい録音ということでこのCDにしました。
ブランデンブルグの5番は,第1曲で長大なチェンバロのカデンツァがあります。
コープマンはどのような演奏を展開するのか,私の最大の関心事でした。

古楽器のアンサンブルの中で,コープマンが縦横無尽にチェンバロで暴れます。
音質的には,チェンバロの音量が少し低めなので,不明瞭に聞こえますが,コープマンの独壇場のカデンツァ,圧巻です。

私がこのカデンツァに目覚めたのは,パユ(fl)のCD「バッハ」のハープシコードでした。
録音のせいか,ハープシコード(このCDではそう書かれています)明瞭でしびれます。

これから,しばらく,コープマンのCDを聞いていくつもりです。





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秋の実り⑥2019.10.27 [季節]

10月最後の日曜日,涼しくなりました。
台風も東北南部太平洋側に大雨の大きな被害を残しましたが,今日の青森は朝から涼しく,雨も降らないようなので,眺望山を歩きました。

登山道入り口15℃,少し肌寒いですが,長そでシャツにアウトドア用ベスト,パーカを羽織らず歩き出しました。少し寒いくらいが山を歩くにはベストです。歩き出せば体が温まり,それほど汗をかかずに済みます。

キノコ名人から,ムキタケはまだ見えないと言われていましたが,今日はどうか,寒くなってきたことだし。毎年,収穫する楢の倒木を見ながら歩き出しました。

毎年収穫する長い楢の倒木に出たばかりのムキタケがついていました。
気温が高かったせいで,例年よりも遅かったのでしょう。
それでもムキタケは,毎年毎年秋の味覚をもたらしてくれます。

ムキタケ1.JPGムキタケ2.JPGムキタケ3.JPG

ムキタケを収穫し,頂上までの道路脇の倒木に目をやり,ムキタケを少しずつゲットしました。毎年収穫するムキタケですが,場所(木)によって,時期に違いがあります。
早い時期に出てくる木,遅くなってから出る木,自然界の何らかの要素が影響しているのでしょう。

帰りには,キノコ名人にムキタケ生えたよと情報提供して我が家に帰りました。
向かいのお宅に3分の1ほどおすそわけ,秋一番のムキタケは,肉・キノコ炒めとキノコ汁か?

先週は,クリタケと楢茸(サモダシ)を収穫しましたが,秋も深まり,これからのキノコは,ムキタケとナメコ,味覚の秋本番です。






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ゴルトベルク変奏曲/カール・リヒター [音楽]

バッハのゴルトベルク変奏曲は,2回前にグレン・グールドのディジタル録音で聞きましたが,グールド盤はピアノによる演奏,今回はカール・リヒターによるチェンバロによる演奏です。

カールリヒター/ゴルトベルク.jpg

グールドの録音は,新旧ともに注目を浴び名録音として評価されていますが,バッハの作曲当時はチェンバロを想定して書かれたのであり,私は決して古楽器の信奉者ではありませんが,チェンバロではグールドによる演奏のようにはならない筈と,リヒター盤を聞くことにした次第です。

ピアノとチェンバロでは,音を出す原理も違えば音量も違うので,同じ土俵で聞くわけにはいかないのです。
グールドの演奏は,ピアノという楽器を使い,鮮烈でダイナミックに表現しています。

リヒターの演奏は,流麗とはいきませんが,バッハの曲に華やかさを感じます。チェンバロの奏でる優美な音の楽しみを味わうことができます。
この曲の最初と最後にアリアを置き,アリアとアリアの間に30の変奏がありますが,優美な曲の中にも,ダイナミックな変奏曲もあり(第29変奏など),グールドとは違った,バッハ研究者としての演奏を楽しめる1枚です。

ピアノとチェンバロの両演奏,別物として楽しめばいいのではありませんか?


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秋の実り⑤2019.10.22 [季節]

今日は国民の祝日,最近になって知りました。皇室をあまり敬わないからでしょうか。皇室行事を政治利用しているのではないかとうがった見方をしているのは事実です。
安倍さんは,お祝いの言葉を述べ,人気ゲットとなるかな?

さて,せっかくの祝日で,しかも,雨も降りそうにないので眺望山に出かけました。
大分涼しくなったので山を歩くのにはもってこいです。
そろそろ狙ったキノコが出てくると思っていますが,楢やブナの倒木にムキタケの姿はありません。

そう思いながら,登山道の右手の尾根方向にキノコの姿が見えました。
太い楢の朽ちた伐根にたくさん出ていました。

クリタケ1.JPGクリタケ2.JPGクリタケ3.JPG

リュックのポリ袋一杯になりました。
このキノコはおそらくクリタケ(栗茸),どのような食べ方もできるはずです。

そして,頂上に向かって歩く途中,見慣れたキノコの株がすこしばかり,ナラタケ(楢茸)です。津軽ではサモダシと言います。最もポピュラーなキノコです。

祝日に山のプレゼント,今晩は,キノコの炊き込みご飯にキノコ汁かな?


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ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド [音楽]

雨の土曜です。土曜が雨というので,昨日金曜は,午前で仕事を切り上げ,眺望山を歩いてきました。
山はすっかり秋,間もなく木々も色づくでしょう。

東京でトン・コープマン指揮のモーツァルトを聞いて,急にバッハのゴルトベルク変奏曲を聞きたくなりました。トン・コープマンに触発され,チェンバロを聞きたくなったからです。

まず最初は,チェンバロではなくグレン・グールドのピアノで聞きました。
グレン・グールドのゴルトベルクと言えば,新旧録音(旧録はモノラル,新録はディジタル)の2種が有名ですが,今回は1981年のディジタル録音です。おそらくこの録音が彼の最後の録音でなかったか。1982年10月に亡くなりました。

グレン・グールド/ゴールドベルク.jpg

旧録音も持っていますが,新録音は,最初から最後まで緊張感の連続で,まるでジャズの即興演奏に接しているようです。
そういえば,鬼才キース・ジャレットもこの曲の録音を残しています。
この新録の演奏時間は52分余り,次回紹介するカール・リヒターの録音では77分です。
繰り返しの部分があるので,いかに早いか遅いかをいうわけにはいきませんが,それにしても,グールドは即興演奏でもしているように鮮烈に訴えかけるのです。

このジャケットのグールドと旧録音のグールドの画像を見ると,別人のように感じられます。

秋の夜長,音楽に身を委ねるのもいいかな?


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秋の実り④2019.10.16 [季節]

日中の最高気温が16度。暖房の試運転,朝晩の2,3時間,タイマーによる自動運転することにして,今朝起きたら暖かくなっていました。

そのような季節の移り変わりに,山ではキノコの季節を迎えました。
先週,東京でモーツァルトを聞いて青森に帰ると,宮城県登米市の五竜さんと地元のキノコ名人からキノコが届いていました。

五竜さんからのキノコはコウタケ。香茸とも書くのですが,生のままでも香りが強いキノコで,青森では見たことがありません。キノコ名人にも見てもらいましたが,見たことも採ったことも無いという。
ネットでは,乾燥して炊き込みご飯や煮物にすると匂い豊かで美味しいと紹介されています。
大きなキノコなので,細長く割き,ざるで天日乾燥,一部は天ぷらにしました。
天ぷらは,香りと味が濃く,乾燥したものの調理が楽しみです。

コウタケ.JPG

キノコ名人のキノコは,太軸のハタケシメジです。
軸が太く,重量感のある立派なキノコです。
随分前,昨年亡くなった山菜の師匠の工藤さんと一緒に,大きな株を採ったことがありました。
その時にどう食べたか,記憶にありませんが,株の中の小さい部分は,土瓶蒸しにしました。
以前,マイタケを採ったことがあり土瓶を3セット買ったのを久しぶりに活用です。

キノコの立派な部分は,急遽,すき焼きにしようということになりました。
太い軸を割いてみると,ひらめいたのがすき焼きでした。

土瓶蒸しも,すき焼きもイメージどおり,匂いマツタケ味シメジと言いますが,シャキシャキとした歯ごたえと濃厚な味,贅沢な夕食になりました。

ハタケシメジ.JPG


それにしても,台風の被害が気になっています。これ程の大きな被害を招いた台風があったでしょうか。これからの復興は気が遠くなるほどでしょう。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。





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東京日記2019.10.10② [東京日記]

今回の東京での2日間のメインは,トン・コープマン指揮NHK交響楽団によるモーツァルトの演奏会でした。2019NHK音楽祭.jpg

2019年NHK音楽祭の幕開けの演奏会でしたが,トン・コープマンの指揮でモーツァルトの「交響曲第40番」,「レクイエム」と発表され,チケット発売と同時に躊躇なく,これは聞かなくてはと購入したのでした。

220px-Tonkoopman.jpg

二つの短調の人気の曲,「40番」は,若いころ,フルトヴェングラーの指揮を好んで聞いていました。後期の3大交響曲で誰でも知っている曲です。端正で何の衒いも感じさせない演奏でした。

2曲目はレクイエム
この曲は,モーツァルトの未完の曲を弟子のジュスマイヤーが補筆完成した版を使用した演奏でした。
この曲を聞くと,私は,オペラを連想します。
オーケストラと4人のソリスト(ソプラノ,アルト,テノール,バス),合唱の三つが三位一体となるのです。

この日は,オーケストラを逆Tの字に配置し,金管を中にして左右に合唱,ソリストはステージ前面ではなく,オーケストラ左後方に配置するというものでした。
このような配置は,三者の響きの効果を意図したものからでしょうか。
12月にテレビで放映されるようですからご覧いただけます。

私はこの曲の終曲に近い「ベネディクトゥス」を特に好んでいます。4人のソリストとオーケストラが相呼応するような掛け合い,そして合唱,レクイエムと言いながら,オペラのような胸躍る気分になるのです。

トン・コープマンは,古楽器演奏の大家として知られていますが,とりわけオルガン,チェンバロは有名です。そして,小編成のバロック演奏団体を組織しているようです。
今回は,モダン・オーケストラを指揮するというので,普段聞いている曲とは趣の異なる演奏だろうかと興味がありました。
三位一体そのものでした。ソリスト,合唱,オーケストラすべてがモーツアルトを演奏してくれました。

NHKホール前に息子夫婦が迎えにきていて,遅い夕食にしました。台風の前兆のような雨が降っていましたが,モーツァルトの感動で,雨は気になりませんでした。




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東京日記2019.10.10① [東京日記]

しばらくブログ更新を休んでいましたが,平日仕事を休んで東京に出かけておりました。
いつものことで,仕事半分遊び半分の不良老人的日常の一環です。

今回の主たる目的は,NHK音楽祭の皮切のトン・コープマン指揮・NHK交響楽団によるモーツァルト40番&レクイエム演奏会でした。

モーツァルトの2曲は期待通りのもので十分満足のいくものでしたし,おそらくこれまでのクラシック・コンサートの経験でも最上位のものでした。
こちらの方は少し時間をかけて次回記事を書くこととして,今日は,いつものとおり,食その他について報告します。



うなぎ
10日のお昼前に東京駅に着いたので,昼食は新橋駅から10分ほどの「竹葉亭木挽町本店」で鰻にしました。前回東京に行った時もこの店で食べましたが,店のたたずまい,仲居さんの接客が素晴らしいという印象が残りました。もちろん鰻の味は別格です。

竹葉亭本店.JPG

本店ではうな重はなく,うなぎ丼のA,Bです。大きい方のうなぎ丼にしました。
肝吸いとお漬物がつきますが,味は申し分ありません。
青森出発時から,初日の昼食は竹葉亭本店に決めていました。

鰻丼.JPG


台風接近中の影響か,10日,11日の滞在中,2日間共雨でした。
雨の中,都内を歩きましたが,いつものトレッキングよりも多く歩いたように感じます。

NHKホールのコンサートが終わった夜9時ころ,ホール前に息子夫婦が来てくれました。
息子が,渋谷駅に向かってほどなくの居酒屋で「へぎ蕎麦」を予約していて,「へぎ蕎麦」初体験でした。こしがあり美味しい蕎麦でした。

息子が結婚して東京にいるので,上京すると都合さえよければ,このようにして会うことができ,親として幸せなひと時を過ごすことができるようになりました。

モーツァルトのコンサートについては,次回にします。
台風が近づいて,雨が降り続いています。ご用心!


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相続登記の話2019.10.8 [仕事]

冷たい雨が降り続いています。
今日の最高気温は20℃にはならないのではないか?
昨日から,クールビズをやめ,長袖シャツにしました。

最近,相続に関する相談が増えてきており,それにつれ私の本業である司法書士の業務量の比率も多くなっています。
今日は,相続に関する話題3つほど。同業者以外の方には,このようなことがあるのかと関心を寄せていただければ幸いです。

① 当事者が外国居住者である場合
法定相続人の1人が外国に居住している場合,日本のように印鑑登録制度がなく,本人の意思表示が真実であることを担保するにはどうしたらよいでしょうか。
アメリカの場合,一般的には,遺産分割協議書や民法903条の特別受益証明書などに本人の自署(サインなど)について,領事館で本人のものであることを証明してもらう方法か,アメリカの公証人に公証してもらう方法があり,この2つが一般的です。
ちなみに,アメリカの公証人による場合は英語で書かれていますから,訳文が必要です(誰による訳でもよい。)

② 旧樺太戸籍に記載されている場合の戸籍の証明
戦前,南樺太は日本の領土でありました。したがって,南樺太には日本本土に本籍を持つ人が樺太に転籍し,樺太で婚姻して家庭を持った人達がたくさんおりました。
大戦後,サンフランシスコ講和条約締結により,日本は樺太の領有権を放棄したため,日本の領土ではなくなり,日本の戸籍の適用もなくなったわけです。
旧樺太の戸籍に記載されていた人が相続人である場合,あるいは,樺太で子が生まれた可能性がある場合には,その戸籍謄本が必要になります。
現在,外務省で旧樺太戸籍のごく一部を保管していますので,その中に必要としているものがある場合は,外務省に請求すれば証明書がもらえます。
そのほかの場合には,「保管していないことの証明」を発行してもらえますので,これらを必要としている手続きの疎明資料とすることができます。
請求する場合の手続きは,外務省のホームページに「旧樺太の戸籍に関する証明」として掲載されています(保管している戸籍の内訳もあります)。

③ 遺言について
相続登記をする場合,通常,被相続人(亡くなった人)の生まれた時から死亡した時までの連続した戸籍,法定相続人全員の現在の戸籍が必要になります。例えば被相続人が遠隔地出身で,親,兄弟姉妹が方々に本籍を有しているような場合,それらすべての戸籍が必要になるのが普通です。
最近私が手掛けた例では,被相続人が鹿児島,配偶者が東京都出身で,子がいないという事案でした。
この場合,この夫婦に子がなく,父母は既に亡くなっているため,相続人は,配偶者と被相続人の兄弟姉妹,兄弟姉妹が先に亡くなっていればその子が相続人となります(代襲相続人という)。
相談を受けた時には,相続登記まで随分時間がかかるだろうと観念していましたが,相談者宅にお邪魔してお話を伺うと,遺言の公正証書があるというのです。
不安は一転,相談に伺ってから1時間で相続登記まで一気にことが進みました。
公正証書遺言の場合には,公証人が,遺言の内容を証人2人の立ち合いの下に本人に直接口述してもらうため,その内容は,国の機関が証明し,強い効力を有するものになります。
したがって,相続登記に必要な書類は,「遺言公正証書」「死亡した記載のある戸籍謄本」「受遺者と遺言者の親族関係がわかる戸籍謄本等(配偶者の場合は,死亡した記載のある戸籍謄本でよいのが普通です。)」「その他一般的な添付書類」となります。
今回,私が手掛けた事案は,亡くなった方が,死後,相続手続きに苦労することを見越して,公正証書で遺言を残したのでしょう。結果,亡くなった方の九州の戸籍や兄弟姉妹の戸籍など一切不要でした。


本日の結論 長々と相続登記について述べましたが,是非,公証人による遺言作成をお勧めします。

 
 

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秋の実り③2019.10.6 [季節]

暑い日が続いていましたが,ようやく夏日から解放されるらしい。
秋の山は実りの秋と,勝手にそう思っていますが,その第一弾のキノコ収穫です。

昨日(土曜)の朝,眺望山東口の気温19度。この涼しさは6月以来か?

早朝まで小雨だったので道路がしっとりしています。

頂上で休憩し,周りを一巡しているとキノコ発見。
地元ではイグチ(アミタケ),まだ若いキノコです。
このキノコは,歯触りが良く,煮ても量が減らないなかなか美味しいものです。
早速,夜のキノコの煮物にしました。

イグチ.JPG

下山途中,大きな白いキノコ,食用か毒かわかりません。いかにも毒々しい。
しかし,立派なキノコです。

毒か?.JPG

ほかに,シメジらしいキノコもありましたが,知らないものは食べない。これが私のキノコ対処法です。
しかし,赤松の周りで灰色,軸は白いとくればシメジでは?,キノコ名人に聞かなければいけません。
そういえば,鉄人もこのあたりでシメジを採ったと言っていたので,期待できるか?

来週あたりから,ムキタケが出始めるかな。
秋の山本番です。




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