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ナット・キング・コール/アフター・ミドナイト [ポートレイト・イン・ジャズ]

そんなに気温は低くないものの雪が降り続いています。
明日から三連休ですが,日・月は予定が入っているので,今日は,音楽を聞いています。

和田・村上版「ポートレイト・イン・ジャズ」からナット・キング・コールにしました。
「アフター・ミドナイト」を取り上げていますが,録音は1956年,ナット・コールがジャズ・ピアノからヴォーカルに主力を移したのちの録音です。

アフター・ミドナイト.jpg

ポピュラーなヴォーカルとは全く異なるジャズ・ピアノとジャズの歌唱の神髄を聞かせてくれます。
この録音は,コールのコンボにtpのハリー・エディソン,asのウィリー・スミス,prcのファン・ティゾール,vnのスタッフ・スミスがソリストとして加わっています。
ジャケットの左側に,それぞれの楽器が写っています。

とりわけ,スタッフ・スミスのヴァイオリンが素晴らしい。レイ・ナンスほかジャズ・ヴァイオリンの名手はおりますが,このLPのスタッフ・スミスは出色です。ジャズの命が表出しています。
ハリー・エディソンは,低いミュートの音が,コールの声の後ろで寄り添っています。

私は,ポピュラーなものも含めてナット・コールが大好きですが,midoriさんから教えてもらったジョージ・シアリングとの共演盤「ナット・キング・コール・シングス/ジョージ・シアリング・プレイズ」も好んでいます。
ナット・キング・コール&ジョージ・シアリング.jpg

こちらの方は,ナット・コールはヴォーカルに徹してジョージ・シアリングの華麗なピアノとストリングス,シェリー・マンdsほかのバックで渋いスタンダードなどを歌っています。夜,ウィスキーなどのお供に最適です。

今日,ナット・キング・コールにしたのは,2,3日前,NHKのam放送で過去の美輪明宏DJの放送から,コールの「トゥー・ヤング」を聞いたからです。
どのようなものでも,かすかにハスキーな歌声には魅力があります。


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