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夏の嵐 [映画]

2月の終わりです。
2月はあっという間に今日で終わります。
1月,2月と暇な日が続きましたが,今冬は大雪,低温であまり外に出歩くことがなく,コロナ禍のなかのステイホームを徹底できたようなこの2か月でした。

今日は,昨年から打ち合わせを重ねた大きな仕事の実行日,オンライン申請しましたが,法務省のシステムの不具合か,送信後の結果が確認できません。

その合間に,先日ネットで見た映画の話です。

真冬に,「夏の嵐」(イタリア映画)です。
1954年製作,監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:アリダ・バッリ

夏の嵐.jpg夏の嵐*.jpg

1866年,ガリバルディが活躍した時代,ヴェネツィアを占領中のオーストリア軍将校とヴェネツィア貴族の妻との不倫を描いた映画です。

ヴィスコンティの映画ということで何の気なしに見たのですが,冒頭,ベルディの「イル・トロヴァトーレ」観劇に始まり,そのあとは,全編,ブルックナーの7番が映画音楽として使われています。また,オーストリア将校の名がマーラーで,いかにも,ヴィスコンティ好みの作品かなと思わせます。

恋愛ものには興味はありませんが,戦闘場面が巨匠ヴィスコンティの面目躍如,迫力満点,それにブルックナー好きの小生としてそちらの方に興味がありました。

助監督にフランコ・ゼッフィレッリの名が見えます。

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相棒 [仕事]

2月最後の金曜,来週月曜で2月は終わります。
私は個人事業主の年寄りですが,公務員退職後,現在の仕事を開業し,事務員なしですべて一人で仕事を処理しています。

その最大の相棒が,①パソコン,②自動車でしょう。
私の仕事にとって,現代の事務処理(IT社会,とりわけオンラインによる事務処理),そして一人ですべて処理し,更には本人確認のためには,車は欠かせません。

古い時代には,行政文書,個人の契約文書などは,手書きやタイプライターによる作成をしていましたが,ワープロを経てパソコンの時代になりました。
専用のソフトもあり,ソフトを使うことにより,通常の事務処理のほか年間の年計表などはクリック一つで即座に出来上がります。
パソコンや仕事のソフトあればこそ,従業員なしの個人事務所の運営ができているのです。

そして,私は出前をいとわず仕事をしています。
つまり,相続の相談とか不動産の取引の相談を,遠距離のお客様宅にお邪魔するとか近くの喫茶店で相談を受けます。
そのような場合には車を使用します。また日常的に得意先の銀行,市役所,役所など車なしの事務処理は考えられません。

正確・迅速を旨としていますが,ゆとりをもって仕事をするために,私にとっての相棒は①パソコン②自動車ということになります。

相棒の一つ自動車が3回目の車検のためディーラーに預けました。

ゆずりは.JPG

相棒である愛車は,私の人生の最後の車の思いで購入したのですが,この車をやめる時が私の今の仕事を辞める時だと考えています。

終活を真剣に考える時です。




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ヨモット2022.2.20 [食]

昨日から寒波が押し寄せてきています。
そのような中,十和田市まで出張です。東北新幹線なんともなければいいのですが?

20日(日),蓬田村の「村の駅ヨモット」に行きました。
美味しい春の魚を求めて足を運びました。

季節の魚が並んでいました。

真鱈にクロソイ
真鱈の時期は過ぎましたが,大物が並んでいます。クロソイは,青森ではメジャーな刺身用魚です。クロソイは身が少し硬めの白身の魚,真鯛よりも美味しいという人も。

真鱈.JPGクロソイ.JPG

ニシンにミズクサガレイ
ニシンは春の魚,北海道だけでなく,津軽海峡から陸奥湾に入る地区「平舘」で獲れたもの。
鱗びっしりの新鮮なものです。
ミズクサガレイ(ヤナギムシガレイ)は淡白で美味しい。これも平舘で獲れたもの。このカレイは海峡近くの深場のもの。クロソイ釣りでミズクサも釣れます。

ニシン.JPGミズクサガレイ.JPG

ババガレイ
オチョボ口の大型カレイです。三陸,宮城ではナメタガレイの別名があり,カレイの煮つけには最高です。
今日は,これにしました。1匹1200円也。
4つの切り身にしてもらいました。子持ちのカレイの煮つけを日曜の夕食から今朝の朝食まで堪能しました。

ババガレイ1.JPG


雪かきをして,十和田市に出かけます。


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眺望山入り口とスノーウォーク2022.2.19 [トレッキング]

おととい19日(土)は,ブログ記事を書いた後,今年初めて眺望山入り口まで行きました。
道路は,一車線分除雪されており,道路の両側は雪の山,対向車が来ないことを祈りながら東口駐車場に。

東口登山道入り口は雪の山,雪の山の向こうに雪に埋もれた登山道が見えていました。
3月に入ったら,スノーシューを履いて歩きたい。

眺望山入り口3.JPG眺望山入り口2.JPG

県道を引き返し,国道280号バイパスを北上して,「左堰」の農道を歩くことにしました。
ここは,春,眺望山を歩いた後,水芭蕉,カタクリ,ミツガシワなどの群生を見に通る道路です。
バイパスからの別れに車を置いて,北海道新幹線高架下まで往復を歩きました。

スノーウォーク1.JPGスノーウォーク3.JPG

写真は,高架下から出発点を望んだものですが,歩いてみると2キロはあるかなという一直線。
手前の影は,高架橋のもの,スノーシュー初心老人は,往復4キロ,車にたどり着くとへとへとでした。雪の上にへたり込んでしばらく座りました。

もう少しでこの農道も除雪するでしょうから,いよいよ眺望山の登山道を歩くことになりそうです。


今朝は,強風,玄関先は少し吹き溜まりになっています。真冬日の予報です。
2,3日冬型の気圧配置になるらしい。




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スタン・ゲッツ/スタン・ゲッツ・プレイズ [夜明けのJazz]

2月も残すところあとわずか,2月は逃げるというように,あっという間に過ぎてしまいます。
今日は土曜日,穏やかな日になりそうです。
スノーウォークに行く前に,最近はまっている「スタン・ゲッツ」を聞きました。

村上春樹さんも評価しているスタン・ゲッツですが,彼のプレイからはジャズの神髄が伝わってきます。
今日は,1952.12.12&29録音の「スタン・ゲッツ・プレイズ(ヴァーヴ)」です。

スタン・ゲッツ・プレイズ.png

スタン・ゲッツts デューク・ジョーダンp ジミー・レイニーg ビル・クロウb フランク・イソーラds [MONO]

ネットでスタン・ゲッツのCDを探していると,すぐ目にするのがこのジャケットです。
全く文字のない,スタン・ゲッツに顔を寄せる子供の写真,スタン・ゲッツの当時4歳の長男スティーヴです。録音を見学に来ていたようです。

スタンダードを中心に,デユーク・ジョーダンpほかのバックによるスタン・ゲッツのソロがメインの1枚です。
ヴァーヴのスタン・ゲッツに駄作なしとは油井正一の言葉ですが,スタン・ゲッツの吹くメロディ,アドリヴになんの無理もトリッキーなものもないのです。

この録音は知られた曲ばかりですが,私の好みは「ボデイ・アンド・ソウル」と「アラバマに星落ちて」でしょうか。
「ボデイ・アンド・ソウル」は,デューク・ジョーダンのピアノに導かれ,やおらゲッツのテナーが吹き始めます。聞きなれたこの曲のメロディの最後に腹に響くような太いテナーの息遣いがするのです。
「アラバマに星落ちて」もデューク・ジョーダンのピアノのイントロのあと,ゲッツのテナーが泣かせます。私は,ビリー・ホリデイがベン・ウェブスターのテナー・サックスと共演したLPが気に入っていますが,ゲッツのソロもいいですね。

年寄りの運動の前に,スタン・ゲッツを聞きました。何を聞いてもスタン・ゲッツです。
スタン・ゲッツに外れなしです。


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スノーウォーク [トレッキング]

建国記念の日(金)にスノーシューでスノーウォーク,三連休最後(日)もじっとしておられず昼前にいそいそと出かけました。
あとひと月半すれば山を歩けると思えば,身体を暖気運転しておかなければいけません。

今回は今までとは別のコース,国道280号バイパスの内真部川の橋のたもとから,土手を歩くことにしました。
降った雪がそのまま積もっている上を片道1.2キロ,固い圧雪よりは気持ちよく歩けます。

土手には一直線に動物の足跡,その跡と平行に進み,足跡が土手を横切ると反対側を歩きます
。足跡と私のスノーシューの跡です。

狐の足跡2.JPG狐の足跡1.JPG

友人のキノコ名人によると,冬の間,狐は雪の下のネズミを狙っているとのことです。
足跡は狐のものか。
近くの山道では,狐や狸が車にはねられた姿を見ることがありますし,猿の姿は珍しくなく,冬,民家の近くでテンの姿が見られるそうです。

内真部川に架かる農道のための橋まで進み引き返しました。

内真部川1.JPG内真部川2.JPG

北海道新幹線.JPG

40年ほど前,川釣りマニアであった頃,4月の渓流釣り解禁を迎えると,この川にもイワナ釣りに訪れたものでした。
今は,その川を脇に見て雪の上を歩いて老体の運動をしています。

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マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ [夜明けのJazz]

今日から冬型の気圧配置になるようで,屋根の雪庇が気になる毎日です。
だんだん日が長くなりましたが,まだ日の出は6時半,夜明けのジャズと言っても,暗いうちに聞き始めます。

これまで,私の持っているLPを中心に,好みのジャズを聞いてきましたが,今朝は私のこよなく愛する歌ものを紹介します。
ジャズのスタンダードな3つの録音,最初は,「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」(インパルス)です。
ジョニー・ハートマン.jpg
1963.3.7録音ジョン・コルトレーンts ジョニー・ハートマンvo マッコイ・タイナーp ジミー・ギャリソンb エルヴィン・ジョーンズds

艶やかなハートマンの低音とコルトレーンの四重奏,声とジャズ楽器の演奏が一つになっている。
コルトレーン畢生の録音ではないかと確信する1枚です。
「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」では,コルトレーンはハートマンの歌声に聞きほれてテナー・サックスを吹かず,あとで録音したとか。
インパルス「バラード」といい本盤も,コルトレーンのスロー・バラードの真骨頂です。

2枚目は,ドリス・デイとアンドレ・プレヴィンの「デュエット」です。
ドリス・デイ デュエット.jpg
1961.12.16録音 ドリス・デイvo アンドレ・プレヴィンp レッド・ミッチェルb フランク・キャップds

数年前に亡くなった往年の名歌手であり名優「ドリス・デイ」とジャズ・ピアニストでありクラシックの指揮者・ピアニスト「アンドレ・プレヴィン」の共演です。
この録音にも,「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」が入っており,ドリス・デイの歌声とアンドレ・プレヴィンの華麗なピアノが絶妙です。
この録音は,オーディオの専門誌の製品の聴き比べにも使われていて,音の良さでも定評があります。左にアンドレ・プレヴィンのピアノ,右にドリス・デイ,しっとり歌い上げる「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」いいです。

最後の1枚は,歌なし,テナー・サックスで歌心を味わいます。
アート・テイタムpとベン・ウェブスターtsにレッド・カレンダーb,ビル・ダグラスds
テディ・ウィルソン&ベン・ウェブスター.jpg
1956.9.11録音 パブロ

ベン・ウェブスターは,私の好きなテナー・サックス奏者の一人です。
コルトレーンもスタン・ゲッツもレスター・ヤングもいいですが,負けず劣らずベン・ウェブスターも素晴らしい。
この録音の「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」のふところの深いテナーがたまりません。
先の2枚の歌唱は素晴らしいですが,彼の歌心がこの曲の魅力を語りかけるようです。
ただ,テイタムのピアノがもう少し抑えめであればなおよいかなと思います。

今回の3枚は,以前にも紹介したLPですが,私がこよなく愛する「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」の3つの録音を紹介させてもらいました。



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晴の日のスノーウォーク2022.2.11 [トレッキング]

2月11日は建国記念の日,「の」がつくそうです。神武天皇が実在かどうか証明されていないから,断定的表現を避ける意味で「の」がついたとか。

三連休の初日が晴れ,午前中から眺望山方面に出かけました。
もう2か月すると山道を歩けると思うと,身体を慣らさずにはおれません。

いつもスノーウォークをしているのは,国道280号バイパスの内真部交差点から県道2号に入り,北海道新幹線高架下までの片道約1.5㌔をスノーシューを履いて歩きます。
片道1.5㌔を普通に歩くのは簡単ですが,スノーシューを履いて歩くのは負荷があり,年寄りにとってトレーニングとして最適です。というか,自己満足しています。

2,3日雪が降らなかったので,除雪後の道路は路面が露出している部分があり雪面を歩きます。
固い氷を歩いたり,路肩の深い雪の上を歩いたり,春を待ちわびながらひたすら前に進んでいます。

除雪後の道路は,雪の壁です。

眺望山への道.JPG

天気が良かったので,高架下から更に山側に500mほど歩きました。
高架の先は新青森。

北海道新幹線.JPG

山の春はまだ遠い。


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ボブ・ブルックマイヤー/ブルックマイヤー&フレンズ [夜明けのJazz]

豪雪の青森ですが,昨日今日と真冬日から解放されました。
逆に関東以西で大雪の恐れがあるということです。

最近,スタン・ゲッツをよく聞いていますが,今日は,かつてスタン・ゲッツのコンボに在籍していたボブ・ブルックマイヤーとスタン・ゲッツの共演を聞くことにしました。
ボブ・ブルックマイヤーは,バルブトロンボーンの名手であり,作編曲者としても著名ですが,彼が1964年5月25~27日に録音した「ブルックマイヤー&フレンズ」です。

ボブブルックマイヤー&スタンゲッツ.jpg

ボブ・ブルックマイヤーvtb スタン・ゲッツts ハービー・ハンコックp ゲイリー・バートンvib ロン・カーターb エルビン・ジョーンズds プロデューサー:テオ:マセロ CBS録音

凄いメンバーが集まったもので,テオ・マセロがスタン・ゲッツはヴァーヴから,バートンはRCAから,ハンコックはブルーノートからと各社から借り出してセッションが実現したようです。

スタン・ゲッツは,ボサノヴァヒット中,ハービー・ハンコックとロン・カーターはマイルスで活躍中,エルビン・ジョーンズはコルトレーンの鉄壁のドラマーです。

ボブ・ブルックマイヤーは,わが国でも知られていたスライドではなくトランペットのようなヴァルブによるトロンボーン奏者です。
たとえて言えば,音域が低めのトランペットのような音でしょうか。

超一流のセッションですが,バリバリのバップ時代から少し時代が下り,ハーモニーに力点をおいた演奏でしょうか。ボブ・ブルックマイヤーとスタン・ゲッツによる「ミスティ」やトニー・ベネットのヴォーカルが入った「デイ・ドリーム」のスロー・バラードが美しい。

モダン・ヴァイブと言えばミルト・ジャクソンがすぐに浮かびますが,ゲイリー・バートンの知的でクールな演奏が魅力です。




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スタン・ゲッツ&JJ・ジョンソン/オペラハウスのゲッツとJJ. [夜明けのJazz]

以前,和田・村上版「ポートレイト・イン・ジャズ」の,「ストーリーヴィルのスタン・ゲッツ」について書きましたが,その後何度かスタン・ゲッツを聞く機会があり,私の手元にもLPがあったのを思い出し聞いています。

後年のスタン・ゲッツは,ソフトで温かいものが多いですが,ストーリーヴィルしかり,今回のJJ・ジョンソンとのライヴもバリバリに乗っているハードなジャズが聞けます。

ゲッツ&JJ.jpg
スタン・ゲッツts J.J.ジョンソンtb オスカー・ピーターソンp レイ・ブラウンb ハーブ・エリスg コニー・ケイds 1957.10.19シカゴ・オペラハウス ヴァーヴ録音

ゲッツ自身が一番好きなアルバムとして挙げたのがこのアルバムだそうです。
トロンボーンの第一人者と渡り合うスタン・ゲッツの白熱した共演が素晴らしい一枚です。
バックで支えるのがピーターソンのリズムセクションですが,二人に比べるとおとなしめのバックアップに徹しています。

スタン・ゲッツもJ.Jも名人芸を聞かせてくれます。

油井正一氏は,ヴァーヴ時代のスタン・ゲッツに駄作なしと言っておられますが,クスリや酒で不幸な時期があったゲッツですが,私は,その時代も含めて,スタン・ゲッツに外れなしと思っています。何を聞いても歌心はピカ一です。


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