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ボブ・ブルックマイヤー/ブルックマイヤー&フレンズ [夜明けのJazz]

豪雪の青森ですが,昨日今日と真冬日から解放されました。
逆に関東以西で大雪の恐れがあるということです。

最近,スタン・ゲッツをよく聞いていますが,今日は,かつてスタン・ゲッツのコンボに在籍していたボブ・ブルックマイヤーとスタン・ゲッツの共演を聞くことにしました。
ボブ・ブルックマイヤーは,バルブトロンボーンの名手であり,作編曲者としても著名ですが,彼が1964年5月25~27日に録音した「ブルックマイヤー&フレンズ」です。

ボブブルックマイヤー&スタンゲッツ.jpg

ボブ・ブルックマイヤーvtb スタン・ゲッツts ハービー・ハンコックp ゲイリー・バートンvib ロン・カーターb エルビン・ジョーンズds プロデューサー:テオ:マセロ CBS録音

凄いメンバーが集まったもので,テオ・マセロがスタン・ゲッツはヴァーヴから,バートンはRCAから,ハンコックはブルーノートからと各社から借り出してセッションが実現したようです。

スタン・ゲッツは,ボサノヴァヒット中,ハービー・ハンコックとロン・カーターはマイルスで活躍中,エルビン・ジョーンズはコルトレーンの鉄壁のドラマーです。

ボブ・ブルックマイヤーは,わが国でも知られていたスライドではなくトランペットのようなヴァルブによるトロンボーン奏者です。
たとえて言えば,音域が低めのトランペットのような音でしょうか。

超一流のセッションですが,バリバリのバップ時代から少し時代が下り,ハーモニーに力点をおいた演奏でしょうか。ボブ・ブルックマイヤーとスタン・ゲッツによる「ミスティ」やトニー・ベネットのヴォーカルが入った「デイ・ドリーム」のスロー・バラードが美しい。

モダン・ヴァイブと言えばミルト・ジャクソンがすぐに浮かびますが,ゲイリー・バートンの知的でクールな演奏が魅力です。




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