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オパス・デ・ジャズ [夜明けのJazz]

今日の青森市の最高気温11℃の予報です。
今冬の大雪の影響で積雪はまだまだ多いですが,道路はほこりがたっています。

早春の朝,早い時間に仕事をしながら,ジャズのLPを聞いています。

ミルト・ジャクソンとフランク・ウェスの「オパス・デ・ジャズ」です。

オパスデジャズ.jpg
サヴォイ1955.10.28録音 ミルト・ジャクソンviv フランク・ウェスfl ハンク・ジョーンズp エディー・ジョーンズb ケニー・クラークds

ミルト・ジャクソンとケニー・クラークは当時のMJQのメンバーで,当代一流のヴァイヴとモダンドラムの大御所です。フランク・ウェスはベーシー楽団のサックス奏者でありフルートもこなす才人です。ハンク・ジョーンズは自己のトリオで活躍していたようです。

このLPは,ミルト・ジャクソンのヴァイヴとフランク・ウェスのフルートが軽やかに踊るような今の季節にピッタリの音楽を奏でます。フルート主役のLPは少ないのでたまに聞いてみたい1枚です。
フランク・ウェスのテナー・サックスも聞くことができます。



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アル・ヘイグ/インビテーション [夜明けのJazz]

春到来を感じさせるここ2,3日です。
今日は愛車が車検から帰ってくる日です。
いよいよ野外活動の季節がやってきます。

今朝は,アル・ヘイグの「インビテーション」を聞いています。
アル・ヘイグは若いころ,チャーリー・パーカーのサイドメンを務めたピアニストです。
ビ・バップ全盛期にヨーロッパに渡り,アメリカのジャズ界から離れていたのをイギリスのジャズ研究家トニー・ウィリアムズの努力によってロンドンで録音されたLPです。

アル・ヘイグ/インビテーション.jpg
1974.1.7スポットライト アル・ヘイグp ジルベール・ロベールb ケニー・クラークds

アル・ヘイグのピアノ・トリオですが,ドラムのケニー・クラークは,モダンドラムの開祖みたいな人でアメリカからヨーロッパに渡って活躍した人です。

このLPが発売され,ジャズ・マニアは驚喜したらしいのです。
私は,幻の名盤ブームの時に購入したものですが,録音が新しいだけに鮮明で,アル・ヘイグのピアノが繊細でみずみずしい。

ピアノが,たゆたう波のように美しい。

しばらくぶりで針を下ろしましたが,いつも聞いていたい1枚です。


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ジョージ・ウォーリントン/カフェ・ボヘミアのジョージ・ウォーリントン [夜明けのJazz]

高校の卒業式が終わり,間もなく公立高校の入学試験が始まります。
あの頃どのような生活をしていたのか,思い出せないほど遠い昔になってしまいました。

まだ20代だったころ,幻の名盤と言われていたジャズのLPが国内盤として売り出されて手にしたものが何枚か手許にあります。
今朝の1枚もそのようなLPです。

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1955.9.9プログレッシブ原盤 ジョージ・ウォーリントンp ドナルド・バードtp ジャッキー・マクリーンas ポール・チェンバースb アート・テイラーds

プログレッシブのLPは,私の持っているもののの中でこの1枚だけです。
ジョージ・ウォーリントンのリーダー作もこの1枚だけです。
派手に売り出したピアニストではないのですが,彼のピアノはビ・バップ本流の雰囲気を持っています。

このLPは,ニューヨークのジャズクラブ「カフェ・ボヘミア」でのセッションを録音したものです。
ドナルド・バードのトランペットとジャッキー・マクリーンのアルト・サックスがバリバリ吹きまくり,リーダーのピアノはしゃしゃり出ず抑えめのプレイをしています。

そのような中,ポール・チェンバースがアルコを弾いて気をはいています。
「ベース・オン・トップ」で聞かせる弓弾きを,このLPの激しいセッションで聞くことができます。

ヴァン・ゲルダーの録音という割に,音がイマイチというのが難点です。



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シッティン・イン [夜明けのJazz]

冬型気圧配置の日曜日,昨日土曜は,雨・雪になる前に午前中にスノーウォークを終えたのが正解でした。
今日は一転風が強く,雪が舞っています。

そんな日は,朝からジャズを聞いています。
何回か,スタンゲッツのLPを聞いてきましたが,今日は,スタンゲッツが加わったスタジオでのジャムセッション「シッティン・イン」を聞いています。

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1957.6.26ヴァーヴ録音 ディジー・ガレスピーtp スタン・ゲッツts コールマン・ホーキンスts ポール・ゴンザルベスts ウィントン・ケリーp ウェンデル・マーシャルb J.C.ハードds

ディジー・ガレスピーにエリントンとベイシーの両バンドの名テナープレイヤー3人を加えたスタジオセッションです。

テナーマン3人の持ち味が活きているのがおもしろいLPです。
荒々しいホーキンスのテナーに始まりテナーの最後が歌心満点のソフトなスタンゲッツで締める構成が楽しめます。のちに大ブレークするウィントン・ケリーのピアノが大御所の中で活躍します。

若いころ購入した1枚ですが,久しぶりに聞いた3人のテナーの競演,なかなかいいです。

私のラックに眠っていたLPを徐々に紹介していきます。


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映画「今宵,フィッツジェラルド劇場で」 [音楽]

3月第一週も今週で終わりです。
高校の卒業式も始まり,春来るというムードになりました。
今日は仕事の予定もなく,ジャズ,クラシックではなく,最近はカントリー・ミュージックを聞いています。

今日は,ロバート・アルトマン監督の遺作「今宵,フィッツジェラルド劇場で」を見て,アメリカン・ミュージックの世界に浸っています。

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アメリカの30年続いたラジオ・ショー番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン(実在の番組)」が今夜幕を閉じるという一夜の物語です。

私たちにはなじみのない,劇場でラジオ放送の収録を行うのですが,司会者が番組の広告をしゃべりながら歌や演奏が進んでいくという趣向が面白い。
出演者が交代するたびに,洗剤やビスケット,マヨネーズ,ソーセージなどといった製品のコマーシャルがウィットに富んだしゃべりに入ります。

舞台は,ミネソタ州,経営難のラジオ局が身売りのため最後の収録,劇場の名は「フィッツジェラルド劇場」,意味深です。この劇場には有名な作家が訪れたことがあり,フィッツジェラルド氏の胸像が飾られています。作家スコット・フィッツジェラルドのことか?

メリル・ストリープ,トミー・リー・ジョーンズが出演し,幽霊までが登場するコメディです。

カントリーソング満載,そして,ギター,バンジョー,フィドル,スティール・ギターも楽しめます。



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ジョニー・キャッシュ/ビハインド・プリズン・ウォール [音楽]

3月になりました。
会計年度末を迎えます。

雪と寒波に悩まされた今冬でしたが,屋根の雪庇もなくなり,ようやく春の兆しが見えてきました。

今回から2,3回,最近見たり聞いたりしているカントリー・ソングについて紹介します。
中学生の頃から聞いていたカントリー&ウェスタンは,今も機会があれば聞いています。

その中から,ジョニー・キャッシュの「ビハインド・プリズン・ウォール」を紹介します。

ジョニーキャッシュ/ビハインド・プリズン・ウォール.jpg

ジョニー・キャッシュと言えば,カントリー,ロックの作曲,歌手,俳優,詩人,作家などオールドファンには懐かしく,バス・バリトンの張りのある声と黒のファッションが彼のイメージです。

キャッシュは,麻薬中毒とのたたかいを重ねた人ですが,ボブ・ディラン,クリス・クリストファーソンらと共演しています。そして,何といっても刑務所でのコンサートが有名です。

このコンサートは,1976年,テネシー州ナッシュビルのテネシー州立刑務所で行われたものです。
ナッシュビルというだけあって,カントリー・ムンムンのコンサートに仕上がっています。

受刑者のために豪華なステージがセットされ,ジョニー・キャッシュ初めテクニック満載の芸達者なプレイヤーが演奏します。
何と,リンダ・ロンシュタットが登場します。

これぞエンターティナー,日ごろ,テレビを見ていても,このような体験はありません。




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