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マイルス・デイビス/アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ [夜明けのJazz]

青森も最高気温が2桁になり,周りの花の蕾も膨らみ始めました。
土曜に夏泊・大島海岸の周りのごろた石の上を歩いたせいで足の筋肉痛が残っています。

今朝の日の出5時23分,夜明けとともに目が覚め,夜明けのジャズにはちょうど良い季節になりました。
今朝の1枚,マイルス・デイビスの「アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」にしました。以前にも紹介しましたが,レコード・ラックを整理し,目についたのでかけることにしました。
私の持っているLPで最も多いのはマイルス・デイヴィスで次はチャーリー・パーカーです。

マイルスは圧倒的にCBS盤が多いのですが,CBSに移る直前にプレスティジに録音したのが今朝の1枚です。

マイルスデイビス&モダンジャズジャイアンツ.jpg
*1 1954.12.24録音 マイルス・デイヴィスtp ミルト・ジャクソンvib セロニアス・モンクp パーシー・ヒースb ケニー・クラークds
*2 1956.10.26録音 マイルス・デイヴィスtp ジョン・コルトレーンts レッド・ガーランドp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds

*1の録音年月日からわかるようにジャズ界ではクリスマス・セッションと言われている世に有名な録音です。
一説ではマイルスとセロニアス・モンクが大喧嘩になる寸前だったというのです。

LPのA面①ザ・マン・アイ・ラブ(テイク2)(*1)②スイング・スプリング(*1) B面①ラウンド・ミドナイト(*2)②ベムシャ・スイング(*1)③ザ・マン・アイ・ラブ(テイク1)(*1)

マイルスとモンクのジャズ界の大立者の共演であり,二人の演奏上の確執から生まれたスリリングな名録音と言われています。
この日の録音状況は日本盤の大和明氏の解説に詳しく書かれています。

*1の録音は,マイルスと当時のMJQ(ピアノのジョン・ルイスを除く)とセロニアス・モンクのピアノによる演奏で,ガーシュインの著名なザ・マンアイラブ(テイク2)がミルト・ジャクソンのヴァイブの名演が光ります。そして,モンクが朴訥としていながらスリリングなピアノを聞かせます。
このLPでもう一つ,モンクの曲*2ラウンド・ミドナイトはCBS録音の「ラウンド・ミドナイト」のタイトルで出ていますが,その録音の前の録音で,非常に興味を惹かれます。
コルトレーンのテナー・サックスがうなりをあげて立ち上がる部分は,いつ聞いても聞きほれます。
CBS録音の前,同じメンバーによる曲ですが,コルトレーンのテナーが少し若々しい気がしないでもありません。


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