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垂乳根の大銀杏・関の甕杉 [旅行]

友人との青森県西海岸,旅の終わりは巨木巡りです。
そもそも宮城の友人五竜さんが西海岸を訪ねたのは,日本一の垂乳根の大銀杏を見ることにあったのです。

垂乳根の大銀杏は,深浦町・北金ヶ沢の国道101号からすぐ,小さな祠を祀ってあることから,古来信仰の対象になっていたものでしょう。
樹齢1000年以上,高さ31m,幹回り約22mの日本一の銀杏の古木です。
青森市では銀杏の葉はすでに黄色に染まっているのに,ここの銀杏は緑のままです。11月中旬には黄色に変わるそうです。対馬暖流の影響で暖かいのでしょうか。

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幹に気根が垂れていますが,これが垂乳根の由来なのでしょう。11月中旬にはライトアップされますが,時期が早く残念でした。国の天然記念物です。

大銀杏からほど近く,樹齢1000年,関の甕杉があります。
樹高約35m,幹回約7m,この杉は幹に割れや大きな穴のない巨木です。
肌に刻まれたひだが歴史を感じさせてくれますが,宝暦年間(400年ほど前)の文書にこの杉の記載があるようです。

関の甕杉1.JPG関の甕杉2.JPG

この杉の傍らに,石の板碑があり,「関の古碑群」として県の史跡に指定されています。
石が風化し,文字も読み取りにくくなっていますが梵字の形が浮き出ています。

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巨木と古碑を見て,今回の旅を終えました。
一行で遅い昼食は,私の郷里の蕎麦にしました。
郷里の蕎麦屋の前に,ムラサキシキブの紫の玉。五竜さん一行は,宮城までの長旅が待っています。
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