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田代平湿原2023..5.29 [花とトレッキング]

5月の最後の日,暖冬から春の温かさを実感する数か月でした。
例年5月下旬には,八甲田山中・田代平湿原を歩き,高層湿原に咲く花々を見るのですが,今年の温かさで開花が進んでいるとは予想していましたが,それよりも早いペースで春が訪れていました。

ショウジョウバカマ(猩々袴)の開花は既に過ぎていました。昨年も適期の花を見ていませんでした。
ショウジョウバカマ1.JPGショウジョウバカマ2.JPG

湿原の春と言えばショウジョウバカマとヒメシャクナゲ,ヒメシャクナゲ(姫石楠花)の釣鐘型のおちょぼ口が湿原一杯に点在しています。
ヒメシャクナゲ1.JPGヒメシャクナゲ2.JPG

ヒメシャクナゲ3.JPGヒメシャクナゲ4.JPG

湿原にはワタスゲが出始めています。近年,ワタスゲは随分少なくなりました。
木道.JPG

駐車場から湿原に通ずる歩道には既にズダヤクシュとホウチャクソウが咲き始めました。
例年6月に入ってからのものですが,何もかも開花の速さに驚きです。

ズダヤクシュ(喘息薬種)
ズダヤクシュ.JPG
ホウチャクソウ(宝鐸草)
ホウチャクソウ1.JPGホウチャクソウ2.JPG

西日本では梅雨入りのニュースですが,雨はカメラ日和の格言を活かして山を歩きましょう。

それにしても山を歩いて地球温暖化を実感する日々です。



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眺望山2023.5.27 [花とトレッキング]

いよいよ5月も終わり,梅雨の時期が来ます。
昨日の日曜は,八甲田に出かける予定を雨のため取りやめました。
雨具を着用して出かける勇気はありませんでした。

いつものように,土曜は眺望山。眺望山はサルメンエビネの真っ盛りです。

サルメンエビネ1.JPG

ツバメオモトが小さな緑の実をつけました。

ツバメオモトの実1.JPGツバメオモトの実2.JPG

ベニバナイチヤクソウも満開です。
頂上でベンチに腰を下ろし,薄紅色のこの花が見えるとうれしくなります。

ベニバナイチヤクソウ1.JPGベニバナイチヤクソウの実2.JPG

頂上を西口に向け歩きだすと,また,サルメンエビネが見えます。

サルメンエビネ2.JPGサルメンエビネ3.JPG

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私は野生蘭が好きなのです。サルメンが咲いた眺望山を歩くとうれしくなります。

不気味な名前のマムシグサがたくさん咲いています。毒蛇が好むのか?

マムシグサ1.JPGマムシグサ2.JPG


この日は気温が20℃超え,暑い山歩きでした。
西口から東口への舗装道路は疲れます。
県道からは,山藤が紫の穂を垂れていました。

山藤2.JPG山藤1.JPG

山の藤が咲くと梅雨到来,食いしん坊の私は「ホヤの季節」,ホヤの身が厚くなります。




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ホウチャクソウ [花とトレッキング]

5月もあとわずか,山の色も緑が濃くなってきました。
私が足しげく通っている眺望山は国有林ですから,管理のための林道が張り巡らされています。
母沢林道もその一つ,この林道から眺望山に入ると非常に短距離で頂上に行くことができます。

この林道の沢筋にホウチャクソウの群落があります。
よく行く田代平湿原にもホウチャクソウの群落がありますが,母沢のホウチャクソウは丈が高い。

薄緑の葉と瓜実顔の花が上品です。

ホウチャクソウ1.JPGホウチャクソウ2.JPG

ホウチャクソウ3.JPGホウチャクソウ4.JPG

今朝,雨があがったので,土曜のルーティン・眺望山山歩きに行ってきます。



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萱野高原 [花とトレッキング]

青森市から八甲田・十和田湖方面に向かい20分ほど,十和田・八幡平国立公園の入り口に「萱野高原」があります。ずっと昔からここには茶屋があり,長命の麦茶を飲むことができました(無料)。

広い芝生に大樹が点々としてあり,青森市民の憩の場所です。

広い芝生に薄紫のアズマギク(吾妻菊)が咲き出しました。
私が歩いている眺望山にも咲いていますが,最近では極端に少なくなってしまいました。

アズマギク4.JPGアズマギク1.JPG

アズマギク2.JPGアズマギク3.JPG
これから最盛期を迎えますが,芝生がほんのりと薄紫に染まります。

スミレのスミレ
春,野山に咲いているスミレの中で○○スミレとかスミレ○○ではなく,基本のスミレ
が咲いています。濃い紫が魅力です。この花も以前は眺望山に咲いていましたが,最近はごく少なくなってしまいました。
初夏,萱野高原に来ると見ることができます。
スミレ.JPG

フデリンドウ(筆竜胆)
この時期のもう一つの花です。
小さな花が一つの茎から束のように咲いています。そんなに珍しいものでもありませんが花の中心に金色があり,花弁の薄紫がかわいい。
フデリンドウ.JPG

青森市から車で30分足らず,広い芝生は,幼児が遊ぶには絶好の場所です。
年寄りのウォーキングにも最適です。





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サンカヨウ2023.5.20 [花とトレッキング]

20日(土),午前は眺望山を一巡りした後,午後から八甲田山中,田代平に出かけました。
サンカヨウが盛りのはずと思っていたからでした。

田代平は八甲田雪中行軍の遭難のあった場所,先週,後藤伍長の銅像のある公園のサンカヨウの状態を見に来ていました。たくさん蕾があったのを確認していました。

春に必ず見たい花の一つです,山の花の中でも大き目の白い花です。
予想通り咲いていました。

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葉は蕗のように大きく,葉の真ん中から花の軸が出て真っ白な白い花が咲く,その立ち姿が美しい。

この日は,眺望山,田代平と歩いて13,000歩,いつもより歩数が多くなりました。
それでも疲れもありませんでした。何よりも,前日,6回目のコロナワクチン接種にも関わらず,少しの筋肉痛が残るだけでしたから良しとしましょう。

野外運動をし,好きな山野草を見て老人の健康は保たれていることに感謝します。





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眺望山2023.5.20 [花とトレッキング]

山を歩いてひと月,息の上がることもなくなりました。
土曜の朝,空を見て雨でなければ出発です。

気温16度,風少し,山道は爽快です。
緑の濃さが増してきました。
山の花は不思議です。
毎年のように咲いているものでも,その年によって,葉や茎があるにも関わらず花の咲かないものがたくさんあります。また,しばらく見なかったものが咲くこともあります。

登山道そばのサルメンエビネが満開です。
ヒメホテイランにより眺望山の春が訪れ,サルメンにより初夏が訪れるような気がしています。
二本並んでいるのに,今年は一本だけ花をつけました。

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頂上到着,ベニバナイチヤクソウの開花を楽しみにしていました。
白花よりも早く咲きます。うっすらと紅色を帯びた花です。

ベニバナイチヤクソウ1.JPGベニバナイチヤクソウ2.JPG

この日も,東口から頂上経由で西口へ,この先のサルメンも楽しみです。

咲いていました。

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サルメンエビネ5.JPGサルメンエビネ6.JPGサルメンエビネ7.JPG

眺望山を一巡り,花を見て,疲れもなく,午後からは八甲田山中「田代平」まで出かけるつもりです。
この時期に見るべき花に会いたいからです。


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ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス [夜明けのJazz]

昨日は突如真夏のような1日でした。車を運転していて外気温計が33℃を指していました。

5月も中盤,コロナも下火になりつつありますが,6回目のワクチン接種を受けましたが,今朝になっても副反応がないので大丈夫かな?

今朝早く起きたので,久しぶりに夜明けのJazzを聞きました。
しばらくソニー・ロリンズを聞いてきましたが,締めくくりに,彼のというかジャズ界の代表作「サキソフォン・コロッサス」にしました。

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プレスティジ1956.6.22録音[ mono]ソニー・ロリンズts トミー・フラナガンp ダグ・ワトキンスb マックス・ローチds

このLPには5曲が収録されていて,それぞれが曲調の異なるものですが,その曲にロリンズならではのプレイが散りばめられています。A面1曲目の「セント・トーマス」ではカリプソ調,2曲目「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」はバラード,極め付はB面1曲目「モリタート」でしょう。この曲の原曲は,クルト・ワイルのマック・ザ・ナイフですが,原曲を飛び越えたような曲調で,4者それぞれが名演を繰り広げます。

他の追随を許さないロリンズの腹に響くテナー・サックス,トミー・フラナガンpもマックス・ローチdsも名人芸が楽しめるものです。
何度聞いても,聞き飽きることのない名盤です。

今朝は,このLPを2回聞きました。


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里のエビネ② [花とトレッキング]

今日は青森市でも26℃の予報が出ています。この1週間は20℃超え,いよいよ梅雨入り間近のようです。

最近山を歩いてもサルメンエビネの芽が大きくなっていますが,里のエビネが花開いています。
身近のエビネを紹介します。

青森市森林博物館のエビネ
旧青森営林局庁舎だった木造庁舎を活用した建物の前庭に,珍しい樹木や野草が植えられています。
野生蘭好きの私は,春ここを訪ねてジエビネを鑑賞しています。

ジエビネの群落
旧営林局庁舎の庭ということから,国有林から移植したものでしょう。
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その傍らにアマドコロが咲いていました。ナルコユリに似ていますが,茎が角ばっていることからアマドコロかな?
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我が家のエビネも咲きました。
左:サルメンエビネ,右:ジエビネです。ジエビネは新しい葉が出てきているので毎年増えてくるのが楽しみです。
サルメンエビネ.JPGジエビネ.JPG

もう,クールビズにしなければいけないか?


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八甲田・田代平2023.5.14 [花とトレッキング]

5月も半ば,八甲田も春の訪れです。
14日日曜は,「八甲田山死の彷徨」の遭難現場に立つ「後藤伍長銅像」公園に出かけました。
田代平には,今頃の時期から秋までしょっちゅう出かけ,植物を眺め帰りには温泉にと馴染みの場所です。

春一番,ここでお目にかかるのはサンカヨウです。
間もなく咲くころと目星をつけやってきました。

これから咲き出すだろうサンカヨウの蕾がたくさん。蕗のような葉が特徴です。
サンカヨウ1.JPGサンカヨウ2.JPGサンカヨウ3.JPG
サンカヨウは,雨の日も見ものです。
花弁は,雨に濡れると透明になるのです。

キクザキイチゲは終期ですが,まだ咲き残っていました。
キクザキイチゲ1.JPGキクザキイチゲ2.JPG


雨の降る寒い日曜日でしたが,来週はサンカヨウが開くはず,また来ましょう。



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眺望山2023.5.13 [花とトレッキング]

曇りの土曜日,雨にはなりそうにないので,朝からいそいそ出かけました。
最高気温16℃くらい,暑くはなく爽やかな風が吹く絶好の日和です。

例年,ヒメホテイランの時期が終わり2週間ほどでイチヨウランが咲き始めます。
いつもの場所に花はなく,50mほど歩くと愛嬌のある顔を見ることができました。
5月半ばに楽しみにしている花,今年も見ることができました。
イチヨウラン1.JPGイチヨウラン2.JPG

また,少し歩くと,この山では久しぶりのフデリンドウが見えました。5,6年前には随分見かけたのですが,最近見かけなくなりました。旧友に会った気分です。
フデリンドウ.JPG

ツクバネソウ 朝ドラで見てからついカメラを向けます。
ツクバネソウ.JPG

頂上着,今年は4月中旬から眺望山を歩いているので足元が軽快です。この調子でシーズンを過ごしたいものです。
ベニバナイチヤクソウの蕾が膨らみ,一輪だけ咲いていました。
ベニバナイチヤクソウ1.JPGベニバナイチヤクソウ2.JPG

頂上には,マイヅルソウの群落の中にアズマギクが。
よく見ると,マイヅルソウは妖精の踊りのようです。
マイヅルソウ.JPGアズマギク.JPG

登山道から見上げるとサルメンエビネの蕾が見えています。
もう咲きそうですが,歩道脇の株が抜き盗られました。昨年暮れから今年春にかけてでしょうか?
サルメンエビネ1.JPGサルメンエビネ2.JPG

ブログで紹介すると盗掘につながると非難されますが,山の宝物はひそかに個人が独占すべきものではないというのが私の持論です。
山野草は,自然の中でこそ価値があるもので,そのように啓蒙すべきものです。
ましてや,眺望山は「県民の森」として,国,自治体が力を入れていますから,誰でも楽しむことができるものでなければなりません。

山を歩き,山の植物を眺めながら健康維持につながっています。
山を愛し,動植物を愛しましょう。私達の財産ですから。




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