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ホロヴィッツ・プレイズ・ショパン [音楽]

明日で1月も終わりです。
暖かい冬です。まもなく立春,このまま春が来るというわけでもないでしょうが,温暖化の影響でしょうね。

暇な1月でしたが,音楽を聴く時間が増えました。
今日はウラジミール・ホロヴィッツの4枚目です。
これまでカーネギー・ホールのライブ録音盤を3回続けましたが,今回はショパンの作品のコンプリートCDです。

コーサート・ライブの熱狂ぶりを味わうのもいいですが,ホロヴィッツの弾くショパンをしみじみとあるいは胸躍らせて聞くことにしました。
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ホロヴィッツのコンプリートCDの中から,バラード,前奏曲,ノクターンを集めた1枚です。

このCDには,バラード第1番が,1965年録音のものと1968年録音のものが入っていていずれもライブの拍手も入っています。
1968年の録音は,前回のホロヴィッツ・オン・テレヴィジョンのものと同一音源でしょう。

ホロヴィッツ本人もこの曲がお気に入りだったのではないでしょうか。
繊細さを備えたダイナミックな曲と演奏です。前奏曲もノクターンも気分が安らぎます。

これまであまりショパンを聞かなかったのですが,ホロヴィッツのCDを契機に聞き始めています。
歳をとったせいでしょうか。なかなかいいと思っています。

ホロヴィッツはまだ続きます。

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ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン [音楽]

寒波が去り,暖かい日曜日です。
雪が少ないと少ないで,スノーウォークにも出かけられず,自宅に籠って音楽三昧の日々です。

今日は,ホロヴィッツの3回目,「ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン」にしました。
1968年2月1日,ホロヴィッツのアメリカデビュー40周年を記念して,カーネギーホールに招待された聴衆のための演奏会をテレビカメラで収録し,テレビを通じて全米に放送し,日本でもNHKから放映されたものです。

ホロヴィッツ64歳,ホロヴィッツの演奏会に無料で招待されたのもすごいことですし,カーネギーホールの演奏会の模様をテレビで放映するというのも,アメリカのTV史上初のことだったようです。
私が21,2歳のことですが,この演奏会のLPが日本でも発売され,右にTVカメラとカメラマン,左にピアノに向かうホロビッツという構図のジャケットはインパクトがあり今でも記憶に残っています。
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時は移り,私も高齢となり,往時安月給ではホロヴィッツのこのLPを買えなかった代わりに,昨年CDを購入したのですが,日本だけの特別版はLPをCDにそしてテレビ放映DVDをセットにしたものです。

ショパン,スカルラッティ,シューマン,スクリャービン,ホロヴィッツ得意の曲に聴衆は惜しみない拍手と歓声を送っています。
この中でも,ショパンのバラード第1番,ノクターン第15番,ポロネーズ第5番が素晴らしい。
64歳ホロヴィッツの老練のピアノを聞くことができます。

鳴りやまない拍手にアンコールとして「トロイメライ」「カルメンの主題による変奏曲(作曲:ホロヴィッツ)」ここでも拍手・喝采はとどまることを知りません。
LPの解説で,小石忠男氏は「いつまでも拍手とブラヴォーを続けて立ち去ろうとしない聴衆へのホロヴィッツの<おやすみなさい>の挨拶である。」と書いていますが,「トロイメライ」が静かに終わると,そのまま消えていくのが理想的だと思いますが。

CDでは,曲間の拍手はカットされていますが,DVDでは曲間の拍手が入っており,2500の満員の客席の様子を見ることができます。

ホロヴィッツはまだ続きます。
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ホロヴィッツ/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番 [音楽]

強烈な寒波も弱まりつつあるということで,ひとまず安心しています。

ホロヴィッツが残した録音を聞いていますが,今日は2回目,ラフマニノフのピアノ協奏曲3番です。
ホロヴィッツは作曲者のラフマニノフから,自作の作品を完全に理解していると評価されたそうです。

今日のディスクは,1978年1月8日ニューヨーク・カーネギーホールのライブ録音で,ホロヴィッツのアメリカデビュー50周年記念「ジュビリー・コンサート」のものです。
ユージン・オーマンディ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの絶妙な伴奏を得た名演です。
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私は,この曲のCDでは,若きキーシンのピアノ,小澤指揮ボストンを好んでいますが,74歳のホロヴィッツは,最弱音のゆっくりした第1楽章が,あたかも若者のように軽やかに始まります。最終楽章では,ラフマニノフのリズミカルで豪快なコーダを迎えます。
超絶技巧と円熟,いとも簡単に弾き終えた感があります。
これを聞いたらキーシンはおとなしい。
オーマンディ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックも名演です。

前々回に書いたミケランジェリは,ラフマニノフの2番は作曲者自身のもの,3番はホロヴィッツの名演があるから私は4番をやると言ったそうで,ピアノ協奏曲第4番の録音を残しています。


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ウラジミール・ホロヴィッツ/1965年カーネギーホール・復活コンサート [音楽]

強烈な寒波襲来のニュースが流れています。
青森市は暴風雪に見舞われるらしいですが,今朝自宅前を除雪,10㎝足らずで安心しました。

最近,音楽の記事が続いていますが,何しろアウトドア活動ができず,冬眠のような生活をしているので,屋内からの発信が続きます。

今日からはしばらくホロヴィッツのピアノを聞くことにします。
私の保有するCDの中でも,ホロヴィッツの枚数が多いのに驚いています。
その中から今朝は,13年間の沈黙を破って聴衆の前に現れた1965年のカーネギーホール・リターン・コンサートにしました。

ホロヴィッツ61歳,超絶技巧を誇る当代一の名人が,精神を病んだとも言われていますが,たくさんのファンが待ちわびたカーネギーホールでのコンサートのライブ録音です。
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カーネギーホールの前は十重二十重のファンに,ホロヴィッツはコーヒーを差し入れたという逸話が残っています(CDジャケット写真から)。
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ブゾーニ編曲バッハのトッカータから始まります。
シューマン,スクリャービン,ドビュッシーなどを演奏しますが,何といってもショパンのマズルカ,練習曲,バラードが圧巻です。
そして,最後はシューマンのトロイメライ,消え入るように終わらせたいところが,最後に万雷の拍手です。ファンが待ち望んでいたホロヴィッツに熱狂した様子が記録されています。

しばらくホロヴィッツが続きます。
円熟の老巨匠のピアノは,テクニックこれ見よがしの若いプレイヤーのような派手なパフォーマンスをすることなく気品があり,しかも力があります。


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ミケランジェリ/ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番 [音楽]

雨の月曜です。北陸日本海側では悪天候の予報ですが,だんだん北上するとの報道がなされています。
大寒の今,青森は大寒らしくない少雪・プラスの気温です。穏やかに収まってくれればいいのですが。

午前中,仕事を片付けたので,アルトゥロ・ベネディッテイ・ミケランジェロのピアノを聞いています。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番,1960年4月28日バチカンでのライブ録音です。
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公演のキャンセル魔として知られている伝説的ピアニストのバチカンにおける40歳の時の録音です。
録音が古いだけに音質は良いとは言えませんが,ミケランジェリの特徴である美しい音に触れることができます。

この協奏曲第2楽章アダージオは,緩やかなピアノのシングルトーンが美しく奏でるのです。

このセットに収められている,ブラームス・パガニーニの主題による変奏曲やショパンのワルツも堂々としたミケランジェリのピアノと美音を楽しめます。


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バッハ・管弦楽組曲 [音楽]

今冬は年末に大雪があり,そのあとは寒に入っても例年に比べ雪の少ない状況が続いています。
立春まであと少し,荒れないで欲しい。

アンリ・マティス展の話題からバッハ・無伴奏チェロ組曲を聞いてみることになりましたが,マティスの切り絵のジャケットを用いたピエール・フルニエの無伴奏が私には一番しっくりしているかな。

私が初めて購入したバッハのLPは,前述のフルニエの無伴奏と同じアルヒーフ盤でカール・リヒターの管弦楽組曲でした。
20歳前後,ドイツ輸入盤で上品な紙製三つ折りのジャケットでした。
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4つの曲の第2番は,フルート協奏曲のようにフルートが活躍する曲です。
フルートはオーレル・ニコレ,フルートも管弦楽も,余計な装飾などない潔い演奏です。
私はこれまでこの曲を聞くときは,常にこの演奏を基本に聞いてきたような気がします。
ニコレの端正で透徹した演奏のファンになりました。

ニコレは当時ベルリン・フィルの首席フルート奏者でしたが,現在の首席はエマニュエル・パユ,ニコレの弟子と言われておりますが,パユにも2番の録音があります。これがまた師匠とは全く異なる装飾音満載の演奏です。面白いものですね。


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ヤーノシュ・シュタルケル/バッハ無伴奏チェロ組曲 [音楽]

北日本の寒波も今朝は一段落したようです。何日かぶりで最高気温がプラスのようです。

毎日,バッハの無伴奏チェロ組曲を聞いていますが,今回はヤーノシュ・シュタルケルです。
ヤーノシュ・シュタルケルと言えば,コダーイとバッハの無伴奏チェロ組曲で世に知られるようになった大名人ですが,今回聞いたのは,彼の4回目の録音です。
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シュタルケルの円熟期の録音で,骨太の技巧とスケールの大きさが魅力の演奏です。
一気に2時間超を聞き切ると満足感を得られます。
そして音が良い。

組曲第5番の超絶技巧は胸を打ちます。

チェロの音域の広さゆえに,バッハの組曲は心を揺さぶるのではないでしょうか。
最低音が鳴ると気持ちが昂ります。



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ロストロポーヴィチ/バッハ・無伴奏チェロ組曲 [音楽]

青森市の今日の最高気温-4℃の予報です。そして今日明日は大雪波浪注意報が出ています。
このような日はじっとしているに限りますが,雪かきや仕事には最小限出歩かなければいけません。

前回,ピエール・フルニエのバッハ・無伴奏チェロ組曲を聞きましたが,フルニエのチェロの音に抱かれ,高貴で気品あふれるバッハでしたが,そのあとロストロポーヴィチを聞きました。

ロストロポーヴィチの無伴奏は,フルニエの無伴奏とは全く異なるものでした。
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技巧を尽くした彼の演奏は,ヴァイオリンをチェロに置き換えバッハの世界を描き出しているかのようです。フルニエのバッハの世界とは異質のものでした。

組曲5番は,無伴奏ヴァイオリンのシャコンヌを思わせる超絶技巧を聞かせるものです。
2番,3番もいいです。

このように違いを感じさせるのは,録音の違いもあるのかなと思います。


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ピエール・フルニエ/バッハ・無伴奏チェロ組曲 [音楽]

今日から大学入学共通テストだそうで,十数年前の息子の時のことを思い返すと大雪で寒かったことを思い出します。今朝の青森市は寒く積雪27㎝だそうで,受験者の健闘を祈ります。

1週間くらい前の新聞に,本年2月アンリ・マティスの展覧会が国立新美術館で開催されることが掲載されていました。紙面のマティスの切り絵を見て,このシリーズの絵はどこかで見たはずと思い出したのがピエール・フルニエのバッハ・無伴奏チェロ組曲のCDジャケットでした。

取り出してみてみると,アルヒーフのCDジャケットの切り絵の右下にHmとサインがあり,ジャケット裏面には,Cover:Henri Matisse.Nu bleu debout とありますので,間違いありませんでした。
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それがきっかけで,しばらくぶりにピエール・フルニエの無伴奏を聞くことにしました。
しばらくぶりにとは,大好きな曲ですが,全6曲を聞きとおすにはCD2枚演奏時間2時間強を要します。しかし,抜粋して聞くというわけにはいかない大曲です。

パブロ・カザルスのSP時代の録音が有名ですが,私はフルニエ盤も引けをとらない名盤だと思っています。
カザルスの荒々しくも心深に迫る演奏に比べ,フルニエは,加えて高貴で気品に溢れています。

CDをかけると,自分がバッハの宇宙の真っただ中にいるような気分にさせられます。
グラモフォンの録音もいいのでしょう。フルニエのチェロの音の中にいる私があります。

名盤と言われている,シュタルケル盤,ロストロポーヴィチ盤も聞かなければいけません。







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ギュンター・ヴァントのブルックナー [音楽]

2024年の仕事は今日から本格的に動き出しますが,明日からまた三連休です。
何か,動きが定まらない年明けです。

年明け早々,親しい兄のような友人の葬儀があり,がっくりしておりました。
彼は音楽が好きで,それが縁で親しく付き合うようになったのですが,昔,ピエール・ブーレーズやゲオルグ・ショルティ指揮のオーケストラ公演に一緒に上京したことがありました。

2日の火葬,葬儀のあと,自宅で彼を偲び,ブルックナーの交響曲第4番(ロマンチック)を聞きました。重厚なブルックナーの響きこそ葬送にはピッタリでしょう。

80才をとうに過ぎた老指揮者のライブ演奏は評価の高いものですが,その2枚を連続して聞きました。

1枚目は,1998年1,2月にベルリンフィルを指揮したもの。ギュンター・ヴァント/ブルックナー4番.jpg

2枚目は,2001年10月28-30日北ドイツ放送交響楽団を指揮したもの。ギュンター・ヴァント/ブルックナー4番*.jpg

1枚目の演奏は,1912年1月7日生まれのギュンター・ヴァント86歳,2枚目の演奏は89歳の録音です。

1枚目は,ブルックナーの管楽器群と弦楽器群がこれ以上ないような密度の音を作り上げるベルリンフィルが奏でます。
2枚目は,どこか聞いていて爽やかで軽快さを感じる音です。
ギュンター・ヴァントは2002年2月に90歳でこの世を去りました。

2枚目のCDは,ギュンター・ヴァント最後の録音となったCDです。
ギュンター・ヴァントはブルックナーの申し子のような,謹厳実直な指揮者でありました。

友人が亡くなり,彼の思い出をたどって聞いたのはブルックナーでした。
その友人も生真面目な人でした。


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