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ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス [夜明けのJazz]

昨日は突如真夏のような1日でした。車を運転していて外気温計が33℃を指していました。

5月も中盤,コロナも下火になりつつありますが,6回目のワクチン接種を受けましたが,今朝になっても副反応がないので大丈夫かな?

今朝早く起きたので,久しぶりに夜明けのJazzを聞きました。
しばらくソニー・ロリンズを聞いてきましたが,締めくくりに,彼のというかジャズ界の代表作「サキソフォン・コロッサス」にしました。

サキソフォン・コロッサス.jpg
プレスティジ1956.6.22録音[ mono]ソニー・ロリンズts トミー・フラナガンp ダグ・ワトキンスb マックス・ローチds

このLPには5曲が収録されていて,それぞれが曲調の異なるものですが,その曲にロリンズならではのプレイが散りばめられています。A面1曲目の「セント・トーマス」ではカリプソ調,2曲目「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」はバラード,極め付はB面1曲目「モリタート」でしょう。この曲の原曲は,クルト・ワイルのマック・ザ・ナイフですが,原曲を飛び越えたような曲調で,4者それぞれが名演を繰り広げます。

他の追随を許さないロリンズの腹に響くテナー・サックス,トミー・フラナガンpもマックス・ローチdsも名人芸が楽しめるものです。
何度聞いても,聞き飽きることのない名盤です。

今朝は,このLPを2回聞きました。


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ソニー・ロリンズ/ソニー・ロリンズ・オン・インパルス [夜明けのJazz]

今日から5月です。ゴールデンウィークの中の飛び石のような平日で,休みのようで休みでない,しっくりこない今日明日です。

夜明けのjazzでソニー・ロリンズを聞いていましたが,雪解けとともにアウトドアに向ってしまい,ロリンズを聞くために用意しておいた2枚が気になっていました。
今朝は,その1枚「ソニー・ロリンズ・オン・インパルス」です。

ロリンズ・オン・インパルス.jpg
インパルス1965.7.9録音 ソニー・ロリンズts レイ・ブライアントp ウォルター・ブッカーb ミッキー・ロカーds

油井正一氏に言わせると,ロリンズは,活躍が1950年代の前期と1960年代以降の後期にに分けられると言いますが,サクソフォン・コロッサス等は前期,このLPなどは後期ということになります。

1958年から1961年まで,ロリンズは一時引退(隠遁)しています。
復活後に吹きこまれたもので,油井さんがいう後期吹込みになります。
何といっても,インパルスにコルトレーンと同時期に二人のテナーの巨人が在籍していたことになります。
コルトレーンに比して,あくまでも豪放なロリンズのテナーは温かみがあります。

以前紹介したロリンズの録音は,ピアノ・レスの録音がありましたが,この録音では,ピアノが名手レイ・ブライアントを据えたピアノ・トリオとロリンズという構成をとっています。

このLPの中では,A面2曲目「エヴリシング・ハプンス・トゥー・ミー」が出色です。ロリンズのバラードいいです。コルトレーンの「バラード」もいいけれどロリンズはまた格別です。

ロリンズと言えばカリプソ調の曲ということになりますが,このLPにも楽しい「ホールド・エム・ジョー」という曲が入っています。

レイ・ブライアントのピアノもなかなかいいです。


今日は,飛び石の2日間の中の1日ですが,久しぶりに家庭裁判所に申し立てる事件があります。
休日の遊びの中の1日とはいかないので,気を引き締めていきます。


 

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ソニー・ロリンズ/ウェイ・アウト・ウェスト [夜明けのJazz]

今日は啓蟄,最高気温10℃の予報,我が家の庭も雪が消え,福寿草もそろそろ花が開きます。

今朝の1枚,ソニー・ロリンズが続いていますが,「ウェイ・アウト・ウェスト」です。
ウェイ・アウト・ウェスト.jpg
コンテンポラリー1957.3.7録音 ソニー・ロリンズts レイ・ブラウンb シェリー・マンds

ジャケットを見ただけでニヤリとしてしまいます。
ニューヨーク生まれのロリンズが西海岸のロサンゼルスで録音したので,このタイトル,このファッションか?ガンマンの格好にサキソフォン,パロディーみたいですが,録音は,バリバリのロリンズ節です。

骨太のテナー,いつも通り唯一無二の余人を寄せ付けないロリンズのテナーがあります。
そして,長いアドリブ,ロリンズ好きにはたまりません。

この録音でも,ピアノレスのテナー・サックス・トリオです。
二人のリズム・セクションがとてもいい。とりわけ,レイ・ブラウンのドライブの効いたうねるようなベースがとてもいいです。

三者三様の名人芸が楽しめる一枚です。


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ソニー・ロリンズ/ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 [夜明けのJazz]

今日で2月は終わりです。あっという間の2月でした。
昨日の気温は+8℃くらい,今日は+11℃の予報です。一時1mあった青森市の積雪70㎝,春を実感する頃となりました。

日の出の時刻も6時過ぎとなり,夜明けのjazzも文字通りその時間にLPをターンテーブルにのせました。
今朝の1枚は,ソニー・ロリンズの2枚目「a night at the "village vanguard"(ヴィレッジ・ヴァンガードの夜)」です。
20代のころ,このLPのジャケットに惚れ込んで購入した1枚です。
ロリンズの大写しの顔に圧倒されました。

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜.jpg
ブルーノート1957.11.3ニューヨーク「ヴィレッジ・ヴァンガード」ライブ録音
ソニー・ロリンズts ドナルド・ベイリーb ウィルバー・ウェアb ピート・ラロッカds エルヴィン・ジョーンズds

ベースとドラムスが二人になっているのは,昼(マチネ)と夜の出演が異なっていたようです。

この演奏は,ロリンズ・トリオとでも言えるテナーサックスのトリオで,リズムセクションにピアノがいない一見特殊なものです。しかし,ほかの録音にも見られ,ロリンズのテナーはリズムセクションの役割も果たしていると思われるのです。

ブルーノートによるこの演奏は,ロリンズでなければできないテナーサックスの力に圧倒されます。
またベース,ドラムスのソロも力強く,三人三様汗が飛び散るようで,ロリンズに至っては,唾が飛んでくるのではないかという熱演です。

コルトレーンの音の嵐の少し前のロリンズの音の世界にノックアウトです。


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ソニー・ロリンズ/テナー・マッドネス [夜明けのJazz]

2月最後の土曜,昨日までは暖かい日が続きましたが,今朝は気温が上がらず小雪が舞っています。
それでも,午前中,たまらず,スノー・ウォークを実行,夜明けのjazzならぬ昼下がりのjazzになりました。

アート・ペッパーを3枚ほど聞いた後,次はソニー・ロリンズにしました。
最初の1枚は,コルトレーンと競演した,「テナー・マッドネス」です。
テナー・マッドネス.jpg
1956.3.24プレステイジ録音 ソニー・ロリンズts ジョン・コルトレーンts レッド・ガーランドp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds

アート・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」と同じリズム・セクションとテナー2本が競演したもので,ロリンズの最高傑作と言われている「サクソフォン・コロッサス」の2か月後の録音です。
このLPのA面冒頭の曲「テナーマッドネス(ロリンズ曲)」で二人のテナーが共演するのですが,この1曲だけでもこのLPの価値があります。

どちらがロリンズでどちらがコルトレーンか,二人の個性は,おのずとわかります。
油井正一氏によれば,ちょうどこのころ,ロリンズはマイルスからグループへの加入を誘われ,それを断りコルトレーンが加入したのだと書いていますが,1955,6年のことでしょうから,この録音はちょうどそのころのものだということになります。

ロリンズの唯一無二の演奏は,スタン・ゲッツのジャズの固まりのような音とはニュアンスが違い,ほかの誰も真似のできない音質,リズムがあり,ならではの豪快な曲作りがあります。

この録音での,レッド・ガーランドのシングルトーンの美しさ,フィリー・ジョーのドラム・ソロ,チェンバースのソロなどリズム・セクションの絶妙のうまさも光る一枚です。


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アート・ペッパー/ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード [夜明けのJazz]

最後のあがきのような寒波が来ていますが,今日の午後には高気圧に覆われ寒波は去るようです。
少しの雪かきをして,ジャズのLPを聞いています。

今朝の1枚(否,3枚です。),先日来,アート・ペッパーを聞いていますが,長い間ジャズ界から遠ざかっていた彼が,コンテンポラリーに15年ぶりにリーダー・アルバムを録音した1977年のライブ録音です。

アート・ペッパー/ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジヴァンガード.jpg
1977.7.28,29,30コンテンポラリー,ニューヨーク,ヴィレッジ・ヴァンガードにおけるライブ録音
アート・ペッパーas,ts ジョージ・ケイブルスp ジョージ・ムラーツb エルビン・ジョーンズds プロデューサー:レスター・ケーニッヒ

奇跡のカムバックと言われたアート・ペッパーが,1977年6月21日から26日までニューヨークの「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演し,好評のため同年7月28,29,30日に再び出演した際に,コンテンポラリーのオーナー・プロデューサーであるレスター・ケーニッヒが収録したものです。

2度目のライブでコンテンポラリーは毎日テープを回しており,その中から今回のLP3枚のセットを発売したのです。
コンテンポラリーがこれを世に出した時には,レスター・ケーニッヒは既に亡く,息子が亡き父の悲願を実現したのでした。

日本では1980年に,LP3枚BOXの限定盤で発売されましたが,私のシリアルナンバーは5074です。

アート・ペッパーのライブ録音は珍しく,しかも晩年の録音ですから貴重なものです。

メンバーは,いずれも有名なジャズメンですが,わけてもピアノのジョージ・ケイブルスが特に良いです。

1955~57年頃のようなはつらつとしてリズミカルなムードとは違い,奥の深いねっとりとした魂の叫びのような音楽があります。

この録音の5年後,1982年にアート・ペッパーは亡くなります。
若いころ,市内のジャズ喫茶に行くと,アート・ペッパーやバド・パウエルがよくかかっていました。


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アート・ペッパー/モダン・アート [夜明けのJazz]

立春以来,少しずつ気温が上がってきており,北国の者にとっては嬉しさが表情に出ているこの頃です。
しかし,首都圏では大雪に警戒しているようです。太平洋側の雪は春の兆しか?

夜明けのJazz,今朝は,アート・ペッパーの2枚目,「モダン・アート」にしました。

モダン・アート.jpg
ブルーノート(イントロ原盤)1956.12.28,1957.1.14録音 アート・ペッパーas ラス・フリーマンp  ベン・タッカーb チャック・フローレスds

アート・ペッパーは,麻薬のために逮捕,強制入院などで演奏活動がたびたび中断していますが,そのような中でも,名演奏は1955~1957年の頃のものに集中していると言われております。
今朝の1枚は,わが国のコレクターの間で幻の名盤として高値で取引された「イントロ」の原盤をブルーノート・レ-ベルが販売したものです。

前回の「ミーツ・ザ・リズムセクション」は,レッド・ガーランド以下のリズムセクションと絶妙のコンビネーションでしたが,今朝の「モダン・アート」は,ペッパーのアルトサックス全開の演奏です。
また,その中にある種哀愁が感じられるのです。

次回,アート・ペッパーをもう1セット聞いていきたいと思います。


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アート・ペッパー/ミーツ・ザ・リズムセクション [夜明けのJazz]

2月に入り,もうすぐ寒が明け立春というのに,青森はまだ雪が降り続いています。三寒四温とは言いますが,今日の積雪は90㎝を超えています。
寒さと雪の中で,特に用事がない限り,じっと籠って,レコードを聞きながら確定申告の準備をしています。

今朝の一枚は,アート・ファーマーが2枚続きましたから,アートつながりでアート・ペッパーにしました。その中から「ミーツ・ザ・リズムセクション」,これまでにも紹介しましたが,ペッパーの代表作です。
ミーツ・ザ・リズム・セクション.jpg
コンテンポラリー・1957.1.19録音 アート・ペッパーas レッド・ガーランドp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds

言わずと知れた当時のマイルス・デイビスを支えていたリズムセクションとただ一人の西海岸のアルト・サックス奏者アートペッパーが共演したLPです。
ペッパーは,麻薬中毒で長いブランクをすることになりますが,この録音はブランクに入る前の傑作と言われています。

レッド・ガーランドのピアノ以下,絶妙なリズム・セクションを得てペッパーのアルトは絶好調です。
何といっても,A面第1曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・トゥー」が鳴り始めるとこのLPの虜になるでしょう。

若いころから,コンテンポラリーは音が良いイメージがありますが,このLPも,演奏と共に音の良さはピカ一です。

最近,レコードラックの中に,ペッパーがカムバック後「ヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴ」の3枚組を発見したので,次々回くらいに紹介したいと思っています。

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アート・ファーマー/モダン・アート [夜明けのJazz]

強い寒波が居座っています。
のっそのっそと雪が降り積もっています。
週明けは,仕事で弘前まで行かなければなりません。
なんとか,雪が収まるのを祈るばかりです。

一月もあと2日,立春ももうすぐ,春を待ちわびて雪の収まるのを待っています。

雪の降る中,アウトドアともいかず,確定申告の準備をしながら,ジャズのLPを聞いています。

前回の夜明けのJazzは,アート・ファーマーの「アート」を聞きましたが,本日もアート・ファーマーにしました。「モダン・アート」は,アルト・サックス奏者アート・ペッパーの代表作に同名のタイトルLPがあります。
アートファーマー/モダンアート.jpg
モダン・アート/United Artists 1958.9.10,11,14録音 アート・ファーマーtp ビル・エバンスp ベニー・ゴルソンtsax アディソン・ファーマーb デイヴ・ベイリーds

このLPを購入したのは,ファーマーの顔のジャケットが気に入ったのとビル・エバンスのピアノとの共演が興味を引いたからでした。
そのビル・エバンスもさることながら,ベニー・ゴルソンのテナー・サックスがこのLPをリードしています。特に,B面の第1曲「ジュビレイション」ゴスペル風のファンキーというべきか,ハーモニーが洒落ていて魅力あります。


今朝から,自宅前の雪を2,3度,車庫前のロードヒーティングにのせて消雪していますが,さて,明日はどうなるか心配です。
しかし,まだ,先日の西の方の列車や車の渋滞ほどではないので自宅内で音楽を聴いていることができます。早く春の声を聞きたいものです。


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アート/アート・ファーマー [夜明けのJazz]

穏やかなこの2,3日でしたが,今夕から強い寒波が来るらしい。
今日は大寒,立春まで2週間ほど,暦の上でも,現実の気象の状況でも雪と寒さに覆われそうです。

今日は週末の金曜,仕事も一段落したので,久しぶりにジャズのLPを聞いています。
CDだけでなく,プレイヤーを起動して,気に入ったジャケットのLPを聞くのは楽しいものです。

今朝は,アート・ファーマーの「アート」にしました。
アートファーマー/アート.jpg
カデット/1960.9.21~23録音 アート・ファーマーtp トミー・フラナガンp トミー・ウィリアムスb アルバート・ヒースds

手書きのアート・ファーマーがジャケットです。
アート・ファーマーのトランペットにピアノ・トリオのリズムセクションですが,トミー・フラナガンは,サクソホン・コロッサスなど数々の名録音で著名なピアニスト,アート・ファーマーのミュートを使わない抑えたトランペットに絶妙なピアノトリオ,名演奏です。

静かな夜,ウィスキー片手に聞く最高のレコード!


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