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第九 [音楽]

あっという間に12月,テレビやFM放送でも年末恒例のベートーヴェン「第九」が放送されています。
昨日もNHK・Eテレ夜9時から2時間,「第九」の特集番組でした。

1979年9月,ウィーン国立歌劇場でのライブ録音,レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィル,(ソプラノ)ギネス・ジョーンズ,(アルト)ハンナ・シュヴァルツ,(テノール)ルネ・コロ,(バリトン)クルト・モル,(合唱)ウィーン国立歌劇場合唱団
バーンスタイン/ベートーヴェン第9.jpg
(私の持っているCDのジャケットで音源は同じ。)

バーンスタインの髪振り乱したエネルギッシュな演奏が見られます。
この演奏を見て,カラヤンだったらどうだったかとの思いが浮かびます。
眼を閉じて棒を振る姿が浮かびますが,バーンスタインは身体の隅々までを使い指揮します。つま先から目,髪に至るまで。

ソリストが良い。第4楽章の「おお友よ」の出だしのクルト・モルの美声(バリトン)やギネス・ジョーンズ(ソプラノ)の往年の輝き,ルネ・コロ(テノール),ハンナ・シュヴァルツ(メゾソプラノ)素晴らしい。

確か,カラヤンの第九でもギネス・ジョーンズがソリストを務めた録音があったはずです。

作曲者,指揮者,ピアニスト,教育者と才能豊かなレナード・バーンスタインは,ニューヨーク・フィルハーモニックを離れウィーンフィルとの録音や演奏活動をするようになってからのベートーヴェンの評価が高いようですが,私は,ベートーヴェンに限らずマーラーもバーンスタインを愛好しています。現代の専門的指揮者とは異なり,バッハやモーツァルト,メンデルスゾーンに通ずる音楽家だと思っています。

midoriさんが,「のだめ」のシュトレーゼマンはバーンスタインがモデルではないかと言っていましたがそうなのでしょう。

Eテレの放送では,指揮者の広上淳一氏がスマップの稲垣吾郎と楽章ごとに対談しながら進めるのですが,せっかくのライブ映像が途切れて雰囲気が台無しでした。




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