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額入れ替え [美術]

今日は成人の日。息子の同級生の娘さんを持つお母さん(Oさん)の話では,1年前の式の日,朝早くから美容院などの支度でてんてこ舞いだったらしい。
ウチは息子,そんなことのない一日でした。

今日は穏やかな祭日,のんびりしたもので,正月前に架け替える予定の額2枚をやっと腰をあげ入れ替えました。

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沢田としきさんのkaze no matsuri 。玄関のドアを開けた右側に掛けました。
どこの国の人でしょう。韓国の女の人,アフリカの男性?無心に踊っています。
我が家の玄関を入った方が暖かい気持ちになっていただければ。

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小舘善四郎の色紙「春夏秋冬」
津軽の食から四季を現しています。
春…はしりの鰊(ニシとふっています。津軽ではニシと言いました。魚へんに春はサワラですが,津軽の春の魚は鰊です。)
夏…生胡瓜さ味噌(言うまでもありませんが,採りたてのトゲの痛い胡瓜には生味噌がベストです。)
秋…あをばの刺身(年寄りはヒラメをあおばと呼んでいました。懐かしい言葉です。)
冬…吹つけ吹つけじゃっぱ汁(昔は,鱈一匹あれば正月を迎えられると言っていました。真鱈は捨てるところがなく,身は昆布締めや味噌漬け,塩焼,アラはじゃっぱ汁,子は刻み昆布やするめを入れた塩辛やニンジンの子和え,白子は湯引きで刺身など。熱いじゃっぱ汁をふうふうしながら食べる情景です。)
番外…蓋開げ鮭のすし(鮭のすしは,各家庭で新巻鮭を使って作る飯鮨のこと。)。暮から,同居の叔母が作る鮭のすしを我が家でも食べています。

小舘善四郎さんはもう亡くなりましたが,青森ではレモンの画家として高名です。
それにしても,四季折々の酒の肴を短く的確に表現する技量に脱帽です。

間もなく小正月。小正月には「けの汁」です。色々な野菜を刻んだ具だくさん味噌汁?
カミさんは作れないと思う。




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青森北高校創立70周年記念展 [美術]

積雪45㎝,最高気温0度。寒い日曜日,今日は,沢田としきさんの母校「青森北高校」創立70周年記念展
に出かけました。馴染みの「はた善」のすぐそば「青森市民美術展示館」で開催されています。

OBの中でも,今,後輩たちの自慢は,日本シリーズでも大活躍のソフトバンク細川亨捕手でしょう。
パネル,サインなどが誇らしげに飾られていました。ホームランが目に焼き付いています。

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記念展示の中に,OBである沢田さんのコーナーが設けられていました。

大塚まさじのCD原画,演劇のポスター,版画,大きな布に一気に描いた幕など,沢田さんならではです。
昨日は,病気療養中のお母さんも見に来ていたようです。

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今回の展示のボランティアの一人に,ウチの息子と小,中同級生だった子のお母さんがおり,としきさんと
絵のお仲間だったそうです。
お仲間の中で,一人早世したとしきさんのため,活動しています。

青森市内では,としきさんの手掛けたものを見ることができます。市民もたまにはとしきさんを思い出して
いただければ嬉しいです。


朝の新城川(フェリー埠頭のすぐそばの河口です)
カメラを持つ手が凍えそうでした。
マイナス4度の空中よりは,水の方が少し暖かいか?それでも,寒そうです。

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沢田としき・いのちのリレー [美術]

朝夕は最低気温10度,最高気温18度くらいのこのごろです。
今日は晴れるようですが,何しろ秋の空です。昨日も,晴れたと思っていたら,急に暗くなり雨になるという
ことがありました。

「沢田としき」さんが亡くなられてから1年半,10月7~10日の4日間,青森駅前に新しくオープンした
「ねぶたの家ワ・ラッセ」で「沢田としきの仕事展」が開催されました。三連休ということもあり,たくさんの
入場者がありました。

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絵本「ほろづき」の原画 この絵本は,沢田さんの父祖の地,袰月のおばあさんを書いたものですが,
青い海とおばあさん,子供たち。
なつかしい子供のころにタイムスリップしたような気になります。

ほろづき原画1.JPG
ほろづき原画2.JPG

ほろづき原画3.JPG


アフリカの音 沢田さんはたびたびアフリカを訪れています。そしてアフリカの打楽器と音楽をテーマに「アフリカの音」を出版しています。

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集英社の月刊「すばる」の表紙絵を飾っていました。表紙絵の数々に感激しました。

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たくさんの絵やポスターが展示されましたが,ほんの一部を紹介しました。
12月には母校青森北高校70周年記念文化展に沢田としきコーナーが設けられるようです。
(12月17,18日…青森市民美術展示館)



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東京日記…その3 [美術]

朝から曇り,いよいよ梅雨到来か?関東は間もなくらしいが。

昨日夕方東京から帰ったが,青森は爽やかな気候だ。しかし,ぐずついた季節がやってくる。

昨日は,N響の定期演奏会について書いたが,芸術の旅2日目は「国立新美術館/オルセー美術館展」である。今回の上京の目的の一つ,期待していた。
「ポスト印象派」と銘打ってモネ,セザンヌ,ゴッホ,ゴーギャン,ルソー……,傑作絵画115点。
赤坂,六本木,青山地区トライアングルのサントリー美術館,森ビル美術館,そして国立新美術館である。
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新美術館は,金属とガラスでできている現代的な建造物である。
上野の国立西洋美術館は,中学校の修学旅行以来,何度となく訪れており慣れ親しんだ絵画や彫刻がたく
さんあるが,新美術館は,巨大である。
美術館では,今回見た「オルセー展」以外にも,陶芸家ルーシー・リー展,日本の書展など併行展示されている。
入場券購入も,入場も長蛇の列,込むのを見越して9時過ぎには着いたが。暑い日ざしの中長蛇の中で待つのは,これだけでも疲労困憊。

教科書やテレビで見たことのある名画を目の当たりにする。
写真と実物はこんなに違うものかというのが第一印象である。
今回の展示で印象を受けたのは,スーラと新印象主義と題するコーナーだった。スーラ,シニャックなど多数の絵画が占めている。

そのほか,ゴッホ,ゴーギャン,写真で見るのとは大違い,色彩が輝いている。

モネの「ロンドン国会議事堂,霧の中に差す陽光」「日傘の女」,ゴッホ「星降る夜」は特に素晴らしいと思った。
アンリ・ルソーの「蛇使いの女」,幻想的で引き込まれた。

ドニ,ボナール,モロー,ベルナールなど名前は聞いたことがあるが,見たことはなかった。

現在東京では,森ビルで「ボストン美術館展」,丸の内の三菱一号館でマネを中心とする「印象派展」が開催されており,名前に惹かれてオルセー展にした。

前日は,長年の夢「サンサーンス3番」,2日目はオルセー展,濃密な芸術を味わう旅行となった。

◎食
東京に着いた日は,宿泊予定の池袋のホテルで息子と会い,ホテル内の中国料理店で食事。
茶色に染めた毛髪をこざっぱりと短くした姿を現した。まあいいか。
岩手の食材を使ったメニュー,息子はこのような食事をしたことはないだろう。美味しいものばかりだが,最後の麻婆豆腐の辛さに閉口していた。お小遣いを少し!

夕食は,いつもの「つばめグリル」,暑かったのでワインではなくビールにした。いつ食べても美味しい。

朝食は,ホテルの豪華バイキング。朝たっぷり食べたのだが,昼になると腹がへる。帰りの新幹線まであと1時間半,大丸の「マイセン」でとんかつ定食。忙しい中,よく食べたものだ。その上,いつものとおり,スパークとチーズ。

◎その他
東京に行くとよく歩く。交通機関の乗り換え,東京駅で地下鉄に乗るとなると路線によっては,1キロ以上歩いているような気がする。
2日間東京にいると,何キロ歩いているのだろうか。
八重洲地下街で,スターバックスのポテトチップスを4袋。厚くて堅く,ビール・ウィスキーにぴったりである。
おすすめ!

青森に帰ると,次の日はぐったりしている。