田代平湿原 [グダリ沼と田代平湿原]
日曜日,久しぶりのグダリ沼を歩いて帰り道,田代平湿原を一巡りすることにしました。
日曜日に関わらず,湿原を歩くのは私一人,好天の下,湿原を渡る風を受けてのんびり歩きました。
湿原には,ウメバチソウの白がたくさん見えています。


木道脇にまだサワギキョウが咲き残っていました。

池塘で産卵を終えたルリイトトンボの姿

湿原の秋は,花が少なくなり冬枯れを迎えますが,ウメバチソウだけは10月ころまで咲いています。
雪解けから随分湿原を歩きました。
湿原を歩いた後は,温泉で汗を流すのが私の流儀です。
温泉の広い庭にオオウバユリが5本,花を終え実をつけています。
種が成熟したら,その内の1本をいただく約束を取り付けています。
我が家の裏庭に植えてみるつもりです。実はどこかイチヂクに似ています。


土曜に山を歩いて,日曜は休養に充てるのが良いと考えていましたが,つい日曜も歩いてしまいました。涼しくなって,山は虫の声が聞こえていますが,私の虫も歩きたいと鳴いています。
日曜日に関わらず,湿原を歩くのは私一人,好天の下,湿原を渡る風を受けてのんびり歩きました。
湿原には,ウメバチソウの白がたくさん見えています。
木道脇にまだサワギキョウが咲き残っていました。
池塘で産卵を終えたルリイトトンボの姿
湿原の秋は,花が少なくなり冬枯れを迎えますが,ウメバチソウだけは10月ころまで咲いています。
雪解けから随分湿原を歩きました。
湿原を歩いた後は,温泉で汗を流すのが私の流儀です。
温泉の広い庭にオオウバユリが5本,花を終え実をつけています。
種が成熟したら,その内の1本をいただく約束を取り付けています。
我が家の裏庭に植えてみるつもりです。実はどこかイチヂクに似ています。
土曜に山を歩いて,日曜は休養に充てるのが良いと考えていましたが,つい日曜も歩いてしまいました。涼しくなって,山は虫の声が聞こえていますが,私の虫も歩きたいと鳴いています。
グダリ沼2022.9.4 [グダリ沼と田代平湿原]
土曜は眺望山,翌日曜は八甲田山中「グダリ沼」を歩きました。
グダリ沼は,田代平高原の牧草地の奥,八甲田の伏流水が湧出し川となって流れ出している場所です。
沼と名前がついていますが川の始まりと言っていいでしょう。
今年は春以来しばらくぶり,もう秋の装いでした。ススキ越しの八甲田です。

ノコンギクも紫の色が大分濃くなっていました。

以前,キンミズヒキの大群落があったのですが,すっかり少なくなっていました。

先日の大雨の影響か,北限の梅花藻,水際のクレソンの姿がほとんど見えません。
グダリ沼の現在の姿です。

岐阜県からやってきたという若者が水に入ったのでしょう,身体を拭いていました。長旅の途中,水浴びをしていたのでしょう。冷たかったようです。
高原はハンゴンソウが咲き,秋が深まっていきます。

枯れたアザミにアキアカネ,草原は徐々に枯れていきます。

草原は,ススキが銀色に輝いていました。
グダリ沼は,田代平高原の牧草地の奥,八甲田の伏流水が湧出し川となって流れ出している場所です。
沼と名前がついていますが川の始まりと言っていいでしょう。
今年は春以来しばらくぶり,もう秋の装いでした。ススキ越しの八甲田です。
ノコンギクも紫の色が大分濃くなっていました。
以前,キンミズヒキの大群落があったのですが,すっかり少なくなっていました。
先日の大雨の影響か,北限の梅花藻,水際のクレソンの姿がほとんど見えません。
グダリ沼の現在の姿です。
岐阜県からやってきたという若者が水に入ったのでしょう,身体を拭いていました。長旅の途中,水浴びをしていたのでしょう。冷たかったようです。
高原はハンゴンソウが咲き,秋が深まっていきます。
枯れたアザミにアキアカネ,草原は徐々に枯れていきます。
草原は,ススキが銀色に輝いていました。
田代平湿原2022.7.24 [グダリ沼と田代平湿原]
「土曜は山歩き」のルーティンが身についていますが,23日(土)は研修会と仕事のため,24(日)に歩くことにしました。平日は仕事,休日は休養という方が多いのに,私はどこか逆行しているのかもしれません。私にとっては,それが休養の一部になっていると思っています。
下界から見る八甲田は雲の中,田代平湿原では青空でした。湿原の気温はおよそ20℃,木道を歩くと自然に汗ばみます。
濃い紫のタチギボウシが湿原のアクセントになっています。



コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)がありました。タチギボウシに食べられそうな。
薄緑の細い蘭科の花ですが,周りの緑の中に溶け込んでいます。


イトトンボが目の前にとまりました。湿原は池塘がたくさんあるので,トンボの繁殖に好条件なのでしょう。たくさんの種類のトンボを見ることができます。

カキラン全盛で8月上旬まで見ることができそうです。
湿原は夏本番を迎えても,夏の花が次々に咲きます。



夏空の下,湿原を歩き,帰りは山の温泉で汗を流します。
私にとって最大の休養です。
温泉の敷地にオオウバユリが数本,薄緑の大きな花がたくさん咲きます。楽しみに待っていましょう。

下界から見る八甲田は雲の中,田代平湿原では青空でした。湿原の気温はおよそ20℃,木道を歩くと自然に汗ばみます。
濃い紫のタチギボウシが湿原のアクセントになっています。
コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)がありました。タチギボウシに食べられそうな。
薄緑の細い蘭科の花ですが,周りの緑の中に溶け込んでいます。
イトトンボが目の前にとまりました。湿原は池塘がたくさんあるので,トンボの繁殖に好条件なのでしょう。たくさんの種類のトンボを見ることができます。
カキラン全盛で8月上旬まで見ることができそうです。
湿原は夏本番を迎えても,夏の花が次々に咲きます。
夏空の下,湿原を歩き,帰りは山の温泉で汗を流します。
私にとって最大の休養です。
温泉の敷地にオオウバユリが数本,薄緑の大きな花がたくさん咲きます。楽しみに待っていましょう。
カキラン2022.7.18 [グダリ沼と田代平湿原]
三連休3日目は海の日,曇っていましたが,八甲田山中「田代平湿原」に出かけました。
途中,車の先を雲が流れます。降らなければよいがと念じつつ車を走らせます。
田代平湿原は陽が出て暑くなりました。
八甲田・赤倉岳に雲。

見たいと思っていたオニノヤガラが2本,竹やぶに見えました。
少し過ぎ加減です。れっきとした野生蘭ですが,他の植物に寄生する蘭だそうです。高さ2m近いので鬼の矢柄と呼ぶのでしょう。


この日の目当てはカキランです。夏の田代平湿原の代表的野生蘭です。



毎年7月中旬に盛りを迎えますが,大好きな花です。この花の咲くころは暑くなります。
湿原を巡り,暑いと感ずるようになりました。
湿原に,小さな白い花が見えます。モウセンゴケは食虫植物ですが花は可憐です。

高原のタチギボウシ,里のギボウシは薄い紫ですが,タチギボウシは濃い紫です。真夏近し。


湿原を巡り,照り付ける太陽の下で池塘のスイレンを見ながら冷たい水でのどを潤します。
かぜが爽やかです。


湿原を巡って汗をかいたので,帰りは温泉で汗を洗い流し下界に帰ります。
途中,車の先を雲が流れます。降らなければよいがと念じつつ車を走らせます。
田代平湿原は陽が出て暑くなりました。
八甲田・赤倉岳に雲。
見たいと思っていたオニノヤガラが2本,竹やぶに見えました。
少し過ぎ加減です。れっきとした野生蘭ですが,他の植物に寄生する蘭だそうです。高さ2m近いので鬼の矢柄と呼ぶのでしょう。
この日の目当てはカキランです。夏の田代平湿原の代表的野生蘭です。
毎年7月中旬に盛りを迎えますが,大好きな花です。この花の咲くころは暑くなります。
湿原を巡り,暑いと感ずるようになりました。
湿原に,小さな白い花が見えます。モウセンゴケは食虫植物ですが花は可憐です。
高原のタチギボウシ,里のギボウシは薄い紫ですが,タチギボウシは濃い紫です。真夏近し。
湿原を巡り,照り付ける太陽の下で池塘のスイレンを見ながら冷たい水でのどを潤します。
かぜが爽やかです。
湿原を巡って汗をかいたので,帰りは温泉で汗を洗い流し下界に帰ります。
カキラン [グダリ沼と田代平湿原]
田代平湿原2022.7.2 [グダリ沼と田代平湿原]
雨が上がり,八甲田山中「田代平湿原」を歩きました。
雨上がりの土曜とあって,湿原を巡る多くの人が訪れていました。
湿原には,夏を迎える花,トキソウがたくさん咲いています。



湿原の草の間に,下を向いてひっそりとサワランが。今の時期の野生蘭は,トキソウとサワランがその代表です。

木道に沿ってニッコウキスゲ,もう終わりかな。


池塘のスイレンも咲き始めました。白い睡蓮を眺めながら木道脇のベンチに腰掛けて休憩すると,池塘の向こうに八甲田が見えます。山から吹く風が心地よい。

池塘の周りのツルコケモモ。その左はカキランかな?あと10日でどうか。

帰りに立ち寄った銅像公園では,花を終えたサンカヨウが青い実をつけていました。

雨上がりの湿原に暑さが戻りました。帰りは温泉に入って汗を流し爽快です。
雨上がりの土曜とあって,湿原を巡る多くの人が訪れていました。
湿原には,夏を迎える花,トキソウがたくさん咲いています。
湿原の草の間に,下を向いてひっそりとサワランが。今の時期の野生蘭は,トキソウとサワランがその代表です。
木道に沿ってニッコウキスゲ,もう終わりかな。
池塘のスイレンも咲き始めました。白い睡蓮を眺めながら木道脇のベンチに腰掛けて休憩すると,池塘の向こうに八甲田が見えます。山から吹く風が心地よい。
池塘の周りのツルコケモモ。その左はカキランかな?あと10日でどうか。
帰りに立ち寄った銅像公園では,花を終えたサンカヨウが青い実をつけていました。
雨上がりの湿原に暑さが戻りました。帰りは温泉に入って汗を流し爽快です。
八甲田・田代平 [グダリ沼と田代平湿原]
今日は夏至,山を歩いていて春の花が終わり,夏の花が咲き始める季節です。
田代平・銅像公園はササバギンランも終期です。
眺望山でギンランを見た後,八甲田のササバギンラン,本年も楽しませてもらいました。
白い小鳥のくちばしのような花は,全開することはないようです。


オオヤマオダマキは最盛期,草むらにたくさん咲いています。


道路脇にフデリンドウも,春の終わりを告げているようでした。

銅像公園は,日露戦争前夜,八甲田雪中行軍の猛吹雪の中,目印となるため雪の中に立っていたという後藤房之助伍長の銅像があります。私はと言えば,銅像を見ることなく山の花を見るためここを訪れているのです。
観光客がたくさん訪れる公園に,サンカヨウやササバギンラン,オオヤマオダマキその他の山の花が咲いています。
田代平・銅像公園はササバギンランも終期です。
眺望山でギンランを見た後,八甲田のササバギンラン,本年も楽しませてもらいました。
白い小鳥のくちばしのような花は,全開することはないようです。
オオヤマオダマキは最盛期,草むらにたくさん咲いています。
道路脇にフデリンドウも,春の終わりを告げているようでした。
銅像公園は,日露戦争前夜,八甲田雪中行軍の猛吹雪の中,目印となるため雪の中に立っていたという後藤房之助伍長の銅像があります。私はと言えば,銅像を見ることなく山の花を見るためここを訪れているのです。
観光客がたくさん訪れる公園に,サンカヨウやササバギンラン,オオヤマオダマキその他の山の花が咲いています。
田代平湿原2022.6.19 [グダリ沼と田代平湿原]
どんよりと曇った日曜日です。
昨日土曜は,友人のキノコ名人と一緒に津軽半島一周約200キロのドライブをしました。
狙った花がまだ出ていないのが残念でしたが,途中,名人の親戚に立ち寄り薔薇談義をしたり,名人の孫たちに会ったり,有意義な1日でした。
前日長距離ドライブをしても,休日じっとしておれません。
今日は,八甲田・田代平の田代平湿原を一巡り,湿原の花が気になっていました。
湿原は春の花が一段落し端境期,ニッコウキスゲが咲き始めました。
これから,木道沿いにオレンジが彩ります。

レンゲツツジがまだ咲き残っています。

湿原には池塘が点在していますが,睡蓮が二つ見えています。
暑くなるこれからの季節,八甲田を眺め,睡蓮の咲く池塘のそばで休憩もいいものです。

ツマトリソウ(褄取草)の群落ができていました。


空から,ポツリポツリとこぼれ始めました。
来週ころから,夏の野生蘭が咲き始めるのを期待しています。
昨日土曜は,友人のキノコ名人と一緒に津軽半島一周約200キロのドライブをしました。
狙った花がまだ出ていないのが残念でしたが,途中,名人の親戚に立ち寄り薔薇談義をしたり,名人の孫たちに会ったり,有意義な1日でした。
前日長距離ドライブをしても,休日じっとしておれません。
今日は,八甲田・田代平の田代平湿原を一巡り,湿原の花が気になっていました。
湿原は春の花が一段落し端境期,ニッコウキスゲが咲き始めました。
これから,木道沿いにオレンジが彩ります。
レンゲツツジがまだ咲き残っています。
湿原には池塘が点在していますが,睡蓮が二つ見えています。
暑くなるこれからの季節,八甲田を眺め,睡蓮の咲く池塘のそばで休憩もいいものです。
ツマトリソウ(褄取草)の群落ができていました。
空から,ポツリポツリとこぼれ始めました。
来週ころから,夏の野生蘭が咲き始めるのを期待しています。
田代平湿原2022.6.11 [グダリ沼と田代平湿原]
先週は木曜に眺望山を歩いたので,土曜は湿原を巡ることにしました。
一時期のように寒くもない,山歩きに最適の日でした。
八甲田山中田代平湿原は青森市から1時間ほど,平地よりも5,6℃涼しく,これから暑くなると湿原を吹く風を受けて湿原の花を見るのが楽しみです。
車を降りて湿原までの道にあるウワミズザクラが花開きました。


山中は,エゾハルセミの大合唱ですが,木道にセミが1匹がとまっており,大学生らしき若者がそのセミを観察していました。足が1本折れているとか。透明な羽,小さな身体,エゾハルセミです。

まだズダヤクシュが咲いています。

湿原はレンゲツツジの花盛りです。


高山植物としては大柄なコバイケイソウ,三本槍ののような形の花,花の集合体です。


湿原は,池塘がたくさんあるので,トンボの種類も豊富です。
木道を歩く私の前をシオカラトンボが前へ前へと飛んでいきます。

一時期のように寒くもない,山歩きに最適の日でした。
八甲田山中田代平湿原は青森市から1時間ほど,平地よりも5,6℃涼しく,これから暑くなると湿原を吹く風を受けて湿原の花を見るのが楽しみです。
車を降りて湿原までの道にあるウワミズザクラが花開きました。
山中は,エゾハルセミの大合唱ですが,木道にセミが1匹がとまっており,大学生らしき若者がそのセミを観察していました。足が1本折れているとか。透明な羽,小さな身体,エゾハルセミです。
まだズダヤクシュが咲いています。
湿原はレンゲツツジの花盛りです。
高山植物としては大柄なコバイケイソウ,三本槍ののような形の花,花の集合体です。
湿原は,池塘がたくさんあるので,トンボの種類も豊富です。
木道を歩く私の前をシオカラトンボが前へ前へと飛んでいきます。
田代平湿原2022.6.2 [グダリ沼と田代平湿原]
仕事の谷間,雨の心配もないようなので,この春最初の田代平湿原に出かけました。
例年であれば5月20日ころ出かけるのですが,5月下旬の悪天候のため今年は遅れました。
八甲田山中,田代平にある高層湿原で,湿原に咲く野生蘭や低地では見られない植物を見ることができます。
ヒメシャクナゲが咲いていました。田代平湿原を代表する花です。
まだ咲き初めで,おちょぼ口が閉じています。




ズダヤクシュ 湿原へのアプローチに春一番に咲きます。薬種の名の通り,喘息に効果のある薬草だとか。


ホウチャクソウも春一番に咲くユリ科の花。どこか清楚な薄緑の花です。



いつもより遅い出だしだったため,残念ながらショウジョウバカマはもう過ぎていました。
湿原は,これから夏にかけて,トキソウやサワラン,カキランなど野生蘭が姿を見せます。
楽しみです。
例年であれば5月20日ころ出かけるのですが,5月下旬の悪天候のため今年は遅れました。
八甲田山中,田代平にある高層湿原で,湿原に咲く野生蘭や低地では見られない植物を見ることができます。
ヒメシャクナゲが咲いていました。田代平湿原を代表する花です。
まだ咲き初めで,おちょぼ口が閉じています。
ズダヤクシュ 湿原へのアプローチに春一番に咲きます。薬種の名の通り,喘息に効果のある薬草だとか。
ホウチャクソウも春一番に咲くユリ科の花。どこか清楚な薄緑の花です。
いつもより遅い出だしだったため,残念ながらショウジョウバカマはもう過ぎていました。
湿原は,これから夏にかけて,トキソウやサワラン,カキランなど野生蘭が姿を見せます。
楽しみです。