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漬物で発電? [くらし]

漬物で発電?  キュウリや茄子の塩漬けができる仕組みを使い発電するのだそうです。
(日経新聞9月4日サイエンスより)

私たちが家庭で作る漬物は,野菜の水分が抜けて,しわしわになりますが,しわしわになる力を電力に
変えるのだそうです。
海水と真水の塩分濃度の差に着目し,水は通すが塩分は通過できない膜で海水と真水を仕切ると,塩分
の濃い海水側に真水が移動する「浸透」という現象が起きます。
海水と真水を送り続けると,海水側の流量が増えて流れに勢いが増し,タービンが力強く回り,発電する。

このようなものだそうです。
これまでの水力発電は,高低差を利用して水が流下するエネルギーで発電するものですが,この方法
では高低差は必要ではなく,「平地に水力発電所をつくるようなものだ」と説明しています(東京工大
谷岡明彦教授)。
発電コストが気になりますが,設備に要する経費は別にして,海水を汲みあげる電気は,それ以上の電力
を発生するので,発電所として十分機能するようです。

日本とノルウェーで研究開発が進んでいるそうです。
太陽光や天候に左右されない,事実上無尽蔵に存在する夢のエネルギー,国内でも,官民共同の研究
グループが福岡市に実証プラントを建設して実験を進めているとのことです。

周りは海の日本,これこそ資源調達の必要がない,我が国に最適の発電システムでは?


タグ:浸透圧発電
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jun

昨日は朝は雨午後から雨が止み薄曇り空でした、

漬物で発電されたら良いですね~
前にテレビに出ていたのは自宅前の用水路発電でした
色々知恵を絞って発電してもらいたいものです
どっぷり電化家電生活に浸かっているのですから、

少し前に太陽光発電の山下さんの近所のJRのトランスに
雷が落ち付近のおうちの方々のところにも雷が走ったということで
山下さんのところの高圧使用の電磁調理台がダメになり
新しいものと交換、便利になったけど電気が使えないときは
どうにもなら衣生活になることを体験したそうです。

身近なところで電力が確保できたら良いですね。

by jun (2011-09-06 14:57) 

hitoshi

こんにちは!

青森は風もなく雨もそんなでもなく,台風はよけて行ってくれたようです。
和歌山,三重,奈良,北海道はまだ被害が大きくなっているようで,今年は震災に始まって台風と列島中が被災者ですね。

junさん宅では,被害はありませんでしたか?
畑は大変でしょう。

漬物の科学,凄いものですね。原理は浸透圧だそうですから,栄専で培ったjunさんの分野かなと思って記事を読みました。
海水と真水の活用,しかも,天候に左右されないところに,この方法の素晴らしい利点があると,なるほどと言いながら新聞を読んでおりました。

震災直後,水,電気のありがたさを痛感しました。灯油はあっても電気がないと機械が動かず,ご飯も鍋で炊くという昔に戻りました(小生もご飯は炊ける)。

近くに小川があれば,是非,小水路発電に挑戦したいです。そのような好奇心は旺盛です。

by hitoshi (2011-09-06 15:21) 

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