マイルス・デイヴィス／マイ・ファニー・ヴァレンタイン

５月になりました。例年になく早かった桜も散り，山の花も多彩になってきました。
山の花に足が向いて，夜明けのジャズから遠のいていました。

５月の最初の夜明けのジャズ，まだマイルスが続きます。
マイルス・デイヴィスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」です。



ＣＢＳ1964年2月12日ニューヨーク「リンカーン・センター」のフィルハーモニック・ホールのライヴ録音
マイルス・デイヴィスｔｐ，ジョージ・コールマンｔｓ，ハービー・ハンコックｐ，ロン・カーターｂ，トニー・ウィリアムスｄｓ

マイルスのトランペットは，ミュートあり，オープンあり，いずれもさすがのマイルスです。
Ａ面①マイファニー・ヴァレンタイン，②オール・オブ・ユー，Ｂ面①ステラ・バイ・スターライト，②オール・ブルース，③アイ・ソート・アバウト・ユー

ライヴらしく，演奏曲はいずれも他のＬＰでも演奏されている曲ばかりですが，力強いマイルスが聞かれます。
マイファニー・ヴァレンタインは，マイルスの代名詞のようなものですが，オール・オブ・ユー，オール・ブルースもマイルスの独壇場です。

ジョージ・コールマンのｔｓは，コルトレーンであればこうなるだろうなという思いはありますが，ないものねだりはできません。
ハービー・ハンコックのピアノが冴えています。ウィントン・ケリーとは一味違います。

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