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ギュンター・ヴァントのブルックナー [音楽]

2024年の仕事は今日から本格的に動き出しますが,明日からまた三連休です。
何か,動きが定まらない年明けです。

年明け早々,親しい兄のような友人の葬儀があり,がっくりしておりました。
彼は音楽が好きで,それが縁で親しく付き合うようになったのですが,昔,ピエール・ブーレーズやゲオルグ・ショルティ指揮のオーケストラ公演に一緒に上京したことがありました。

2日の火葬,葬儀のあと,自宅で彼を偲び,ブルックナーの交響曲第4番(ロマンチック)を聞きました。重厚なブルックナーの響きこそ葬送にはピッタリでしょう。

80才をとうに過ぎた老指揮者のライブ演奏は評価の高いものですが,その2枚を連続して聞きました。

1枚目は,1998年1,2月にベルリンフィルを指揮したもの。ギュンター・ヴァント/ブルックナー4番.jpg

2枚目は,2001年10月28-30日北ドイツ放送交響楽団を指揮したもの。ギュンター・ヴァント/ブルックナー4番*.jpg

1枚目の演奏は,1912年1月7日生まれのギュンター・ヴァント86歳,2枚目の演奏は89歳の録音です。

1枚目は,ブルックナーの管楽器群と弦楽器群がこれ以上ないような密度の音を作り上げるベルリンフィルが奏でます。
2枚目は,どこか聞いていて爽やかで軽快さを感じる音です。
ギュンター・ヴァントは2002年2月に90歳でこの世を去りました。

2枚目のCDは,ギュンター・ヴァント最後の録音となったCDです。
ギュンター・ヴァントはブルックナーの申し子のような,謹厳実直な指揮者でありました。

友人が亡くなり,彼の思い出をたどって聞いたのはブルックナーでした。
その友人も生真面目な人でした。


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