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「クラシックCDの名盤」…ヨーゼフ・カイルベルト [音楽]

朝の気温5度で昼の気温12度,曇り空,夕方から雨か雷雨らしいです。

東京からの帰りに「クラシックCDの名盤」を読んだことを書いたが,この本を読んで,指揮者の項の推薦盤にブルックナー,マーラーが多いと感じたのは私だけであろうか。
この2人の作曲家の顔と名前は中学校時代の音楽室でも見たことも聞いた記憶もない。社会人となってからマーラーの「巨人」「大地の歌」をワルターのレコードで知ったような気がする。もちろん,ワルターもこの本に登場する。

この本には,メンゲルベルク,シューリヒト,クナッパーツブッシュといった過去の大指揮者が取り上げられており,また,その少し後の時代のヨーゼフ・カイルベルトも取り上げられている。
このカイルベルトの評価に驚きと喜びがあった。
というのは,公務員になりたてのころ,2ヶ月ほど仙台で研修生活をおくっていたのだが,ある夜NHK・FMでバンベルク交響楽団演奏会の実況放送を聞いていた。曲目は,カイルベルトの指揮で,ブラームスの4番の交響曲である。ラジオで聴きながら,この演奏に感動したのである。ブラームスの交響曲はどれも良い曲であるが,私はこの4番が好みである。1番は男性的,3番は映画にも使われたように女性的,4番はロマンティシズムに溢れている。

その時以来,ブラームスの4番は愛聴盤のひとつである。
福島先生も宇野先生も,カイルベルトのエロイカとブラームス4番を取り上げている。しかも,1968年の東京文化会館のライヴ録音といえば,あの時仙台で聴いた演奏ではないか?

このお2人の文章を読んだだけで,あの日の夜の感動を想い出す。



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