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東京日記3…その2 [音楽]

夜半から雨,どんより曇っている。
随分涼しくなった。

平日2日を旅行に費やしたので,東京滞在中に仕事を含め,4件ほど電話があった。
あり難いもので,休み明けの対応で許していただいた。感謝!

◎東京その後
食については昨日書いたが,2日目,17日の夕食はいつもの「つばめグリル」で,ツバメ風
ハンブルグステーキとチリの赤ワイン,東京に出ると一度はこれにしている。というか,ほかは
よく知らない。
初日からカロリーオーバー気味なので,3日目,18日のお昼は日本そばにした。
ダイエットダイエット!

◎丸善で
丸善では,2日間,日本橋,丸の内の2店舗でゆっくり本を見た。
白川静「桂東雑記拾遺」を購入。列車で読むにはコンパクトでちょうど良いと思った。
桂東雑記拾遺.jpg

白川博士は,博覧強記の人である。
電車で読むにしてはちょうどとは思ったが,最初から最後まで,文字の成り立ちから現在漢字をめぐることまで,
知識の集積を分かりやすく教えてくれる。
甲骨文,金文から現代中国の改革文字,漢字の日本文化における役割など滔々と語られている。

その中で,研究者白川静の熱い思いに感銘を受けたので紹介したい。
「風雲に寄せる」の冒頭

学問には,出発はあっても到達はない。到達したと感ずるのは,進行をやめたときである。道は無限であり,
それを究め尽くすことは,たれにもできることではない。到達がないとすれば,はたして出発はあるであろうか。
出発とは我よりはじめることである。(中央公論1055号1975年2月) ※まだまだ続く

自分もであるが,大学生の息子に読ませたい。

今回は,カロリーオーバーであるため,車中のワイン・チーズはなしにした。
本を読んでは休みの繰り返しで青森到着,2ヶ月余りで新幹線が直通となる。便利になるので東京に行く
機会が増えると思う。

今日は弘前のsayuさん宅にお線香をあげに行く,お葬式に出られなかったからだ。
好きな酒,タバコを断ったsayuさんに,せめて好きだった日本酒を供えてくる。






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jun

遅くに今晩は!
青森のお天気は3日くらい悪いそうです今日のニュースで
言っていました、こちらは秋のお天気になってきました。

お仕事の電話もあって何か安心します
ありがたいことです。


今N饗は ドボルザーク 乗りのりとロマンチックで
気分が良いですね~、チェロの独奏もあり
解説も楽しめました。


東京への小旅行は豪華だと思います、演奏会を直に
ご家族一緒に聴きく機会を設けたことはとても
良いこと趣味も一緒は理想的です。


お食事も楽しませていただきましたやはり東京は
美味しいものがいっぱいと思いました、

白川静の学問の出発はあっても到達はないの言葉も
良いですね。

一人では知りえなかったことが分かりました。

それでは!!



by jun (2010-09-19 22:15) 

hitoshi

こんばんは!

ドボルザーク良いですね。
7,8,9番のシンフォニーは,いずれもやさしいメロディーでいいですね。
室内楽も,歌曲もいいですね。

東京に着いて,地下鉄赤坂見附駅の出口までの途中,特徴のある帽子
をかぶった方とすれ違いました。
池辺晋一郎センセイでした。急いでいるらしく,会釈もできませんでした。

青森は,午後から土砂降りでした。随分涼しくなりました。

我が家では,女房はさだまさし,アンちゃんはクラシックは少し聞くだけで
すから趣味が合っているほどではありません。
それでも,今回は良かったかなと思いました。

junさんの記事を読んでいると,お店のメニューがそれとなく分かります。
メニューの豊富なことに驚いています。
お姉さんからの嶽きみは美味しかったでしょう。にんにくもかなりの量ですね。

やっぱり,東京での生活は,何事も非日常の体験ですね。
それにしても,どんどん歩いて,帰ると疲れています。

白川静は巨人です。心が洗われます。

それでは! 明日も休みですが少しは仕事です。


by hitoshi (2010-09-19 22:42) 

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