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病膏肓 [音楽]

今朝は,今頃にしてびっくりする程の快晴,昼ごろから少し雲が出てきた。
夜からはまた雪の予報だ。

病膏肓の元は何か?私にとっては,音楽をおいてほかにない。
若い頃は安月給で,レコードを買うにしてもおいそれとはいかなかった。
その頃,幻の名盤の筆頭といえば,フルトヴェングラーのウラニア盤「英雄」である。

ウラニア盤は,フルトヴェングラーが1944年12月にウィーン・フィルを指揮した放送音源によるものだ。
私は,「英雄」が大好きで,CDだけでも10枚は下らない。フルトヴェングラー6枚,フリッチャイ4枚,
その他数枚というところか。

今回,ウラニア盤を原盤とするオーパス藏のウラニアのエロイカを購入した。
この盤は以前から,音が良いと評判であったが,やっと聞くことができた。

宇野先生が,「今回のオーパス藏盤は,その鳴りっぷりのよさ,歪の少なさ……これからは本盤をもって
フルトヴェングラーの「エロイカ」のベストCDとしたい。」とライナーに書いておられる。

全くそのとおりで,ノイズが少ない。

フルトヴェングラーの音楽は,悠然として,テンポのゆれがある。

これまで聞いたウラニアは,ノイズのせいで,絶賛という訳にはいかなかった。
しかし,オーパス藏盤は素晴らしい。空のように胸のつかえが取れた。
3,4楽章を聞くと野山を駆けているような気がする。

エロイカ/ウラニア.jpg

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