ギレリス／ベートーヴェン・ピアノ協奏曲３番

３日ほど雪もない好天が続いたが，昨日は一転吹雪，今日も，今にも降りそうな空である。

鬼の霍乱，めったに風邪をひくことはない小生であるが，咳が止まらず内科に行った。
薬を飲んでいるが，その副作用で眠い。
横になっていると，夢見心地，夢遊病のようである。
幸い，今日明日は休みなのでじっとしている。いや，音楽を聞いている。

エミール・ギレリスのピアノでベートーヴェンのピアノコンチェルト３番。
若い頃，ＦＭ放送で聞いて，良いなと記憶していた。
今朝そのＣＤが届いたので聞いている。

鋼鉄のピアニストなどと言われる，旧ソ連出身エミール・ギレリスのベートーヴェンは定評がある。
第一楽章からガッチリした構成であるが，繊細でこれが鋼鉄か？と思わせる。
第二楽章は，モーツァルトの２１番を思わせる。優美である。

ベートーヴェンのカデンツァだそうだが，いかつい顔のベートーヴェンがこのような
優美なピアノソロを弾いたのか。外見で判断してはいけない。

終楽章は華やかでギレリスの妙技を楽しめる。

１９６７年，サー・エードリアン・ボールト指揮のニュー・フィルハーモニアオーケストラ，
ＢＢＣの放送音源のライブ

週明けの３１日は，これまで扱ったことのない大きな仕事が待っている。
午後は，その仕事の最終点検とそろそろ確定申告の準備をしなければいけない。
しかし，頭は夢遊病のようである。

タグ：ベートーヴェン／ピアノコンチェルト３番 エミール・ギレリス

コメント 4

今日は！
風邪は大丈夫ですか？雪が降っていると
空気は乾燥していないのかな～と思っていましたが
富士は乾燥続きでノドには注意が必要です
節分が過ぎるまでは風邪引きたくないからと
私一人が吠えています、車から寒い外に出ると
寒暖の差がありノドに負担が行くようです、
３１日の大仕事に向け熱の出ないよう体を休めてください
もちろん好きな音楽を聴いてです。


私は『旅立ちの日に」に感動しています、先日なくなられた
小嶋先生をしのんでよく流れているのを耳にしているのですが
作詞・作曲が素敵良い曲です、いま卒業にはこの
歌が使われているようです。何時聴いても好きな曲は
いいものです、
このごろジャズを聴くチャンスがあり
意外といいじゃんと思えるようになったり、
音楽も肝要に受け入れることが出来る年齢に達したのか
頭から頑固で露骨に受け入れない時代もあったから
それを考えるといまやっと少し聴ける人になったかな～と。


仁さんの音楽談義を聞いて読んで思えるようになりました
さまざま音楽に造詣が深く、鑑賞してしてのコメント
なんか本が出せるのでは宇野先生、福島先生のように
尊敬しちゃいますね。

咳には生姜糖ですか。
by jun (2011-01-29 16:02) 

こんにちは！

とは言っても，外は暗くなりました。

風邪といっても熱はないのでインフルではないとの診断でした。
薬のせいで咳はなくなり，ボーっとしていますが，少し仕事をしながら
音楽もという週末です。

「旅立ちの日に」は，詩は女性教師が書き，曲はなくなられた先生が作曲
したようですね。
そして，だんだん全国に広まったということですが，そのことだけでも感動を
呼びます。いい曲ですね。

関東以西は，雨もなく，随分乾燥しているようですね。
富士の写真を拝見しましたが，雪が少なくなりましたね。
冬真っ最中に雪が少なくなるというのは，雪国では考えられないことです。
一雨降ると畑にもいいのですが，理想どおりにはいきません。

今回，ギレリスのＣＤのほかに，バッハの大曲「マタイ，ヨハネ両受難曲，
ロ短調ミサ」の入ったＣＤセットを買いましたので，時間をかけ聞き込むつ
もりです。10枚組みのセットですが驚くほど安く，私にぴったりです・

福島先生が，バッハ本を執筆中ということでしたので，首を長くして待っ
ています。
雪のない時季は，山や花など毎週出かけていますので，音楽をじっくり
聞くのは冬がいいですね。

早速，生姜湯を飲みましょう。junさんも風邪にご注意ください。




by hitoshi (2011-01-29 17:43) 

ギレリスのベートーヴェンはいいですね。
私が一番好きなのは、死の直前に録音した31番のソナタです。
一音一音、愛おしむように弾き進み、祈りのようなフーガで終わる演奏は、あまりにも美しく心にしみいります。
by midori (2011-01-31 09:34) 

midoriさんへ

青森は毎日雪です。

昔聞いたギレリスを思い出し，ＣＤを購入しました。

ソナタを聞いてみます。

事務所のコラム，更新を楽しみにしているのですが？
by hitoshi (2011-01-31 11:29)