日本音楽コンクール80周年記念ガラコンサート

年寄りは朝が早く，朝６時にはＮＨＫ-ＢＳの「クラシック倶楽部」をチェックしています。
今週のクラシック倶楽部，月曜から木曜までは，日本音楽コンクール８０周年記念ガラコンサートを放映していました。
1932年に始まり，毎年行われてきた我が国の音楽家の登竜門です。

このコンクールは第１回から作曲部門が設けられていて，錚々たる作曲者が受賞しており，名だたる作曲家が名を連ねています
また，バイオリンでは辻久子，巌本真理など，この目でステージの姿を見ている懐かしい名前を見ることができます。

コンサートの司会は，第３５回１位の作曲家・池辺晋一郎さん，バイオリニストを父にもつ黒柳徹子さんの二人でした。
コンクールには，バイオリン部門に黒柳賞がありますが，彼女の父黒柳守綱氏に由来するようです。

これまでの入賞者が多数出演したコンサートでしたが，私にとって懐かしかったのは，バイオリンの前橋汀子さんでした。
大分お年を召しましたが，かつての美貌は未だ健在です「マスネ・タイスの瞑想曲」。
館野泉さんは，左手一本での演奏です。半身不随から演奏にカムバックした不屈の魂に感動せずにおれません「ブリテン・ディヴァージョンズ」。
サクソフォンの須川展也さん「グレグソン・サクソフォン協奏曲」。数種のサックスを吹く須川さんの名演でした。どこかバーンスタインを思わせる曲です。

ピカイチはバイオリンの戸田弥生さんの「ラヴェル・チガーヌ」でした。
ラヴェルの精緻なオーケストレーションと一体となった彼女の名演奏でした。大好きなラヴェルの名曲です。


朝早く起き出し，仕事で市内を走り回り，午後は時間があれば昼寝をする気ままな司法書士稼業をしていますが，時間があれば音楽も楽しむ。公務員を卒業した褒美のようなものです。感謝！

タグ：日本音楽コンクール８０周年記念ガラコンサート