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消費税の始まりは

晴天,ぽかぽか暖かい日である。

今週は忙しい週で,昼食を2回抜いた。そして今日は金曜週末である。
午前中に,得意先の供託の代行,得意先に成果品のお届け,得意先から依頼された見積書の送付,これで今週の仕事は終わりのはずであった。
しかし,これで終わらない。3時に月1回の定期検診,4時から司法書士会の上半期会計監査。以上で今週が終わるのである。

以上やっつけた後に週末のひととき,ワインを飲るか。

さて,今日のテーマは,消費税である。消費税とは言っても貧乏司法書士であるから,小生は,消費税の源泉徴収はしていないのだが,「税金百名言」(中央経済社刊)に興味深い話が載っていた。以下は同書からである。

「100分の1税は,経済取引を邪魔する。」,こう言ったのは,ローマ第3代皇帝カリグラだそうだ。
売上税あるいは消費税の元祖のような税金で,初代皇帝アウグストゥスによって2000年以上前に導入されたようだ。100分の1だから1%,第2代ティベリウスの時代に0.5%に引き下げ,その後1%に,カリグラは最初0.5%に引き下げ,後にこの税を廃止した。

その後,4代皇帝クラウディウスは1%の税を復活し,第5代皇帝ネロが税撤廃を提案するが,元老院の猛反発に合い通らなかったようだ。

当初,この税収入は軍事目的に使われたようだが,税率の引き下げや引上げ,あるいは廃止など,紆余曲折があったものの,それを経て1%の売上税は250年続き,ローマ帝国の滅亡によって姿を消すことになる。

わが国では消費税増税法案が成立し,古代ローマの10倍以上になるわけだが,カリグラの言うように経済活動や庶民の生活に与える影響はどうなるか,まだ,切実な状況は見えてこない。

税金百名言.jpg


この本の出版元「中央経済社」は,東京にいる叔母が若いころ勤務していた会社で,叔母からプレゼントされたものだ。百名言の中には,亡くなった義理の叔父の言葉もいくつか載っている。


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