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モーツァルト協奏交響曲 [音楽]

前回の記事の映画「家族の肖像」で,モーツァルトの協奏交響曲が使われていました。
この曲は,他の映画にも使われているモーツァルトの超有名曲ですが,私はこれまでギドン・クレメル(Vn)のモーツアルト・ヴァイオリン協奏曲集,ダヴィード・オイストラフ(Vn)弾き振りの息子イーゴリとの競演盤を聞いておりました。

クレメル盤は,クレメルのヴァイオリンの個性が強調される演奏ですが,ヴァイオリンとヴィオラがあたかも恋人同士がすすり泣くようなシリアスな名録音です。
一方,オイストラフ親子の演奏は,父がヴィオラ,息子がヴァイオリンを弾き,重厚で揺るぎのないものです。

今回聞いたのは,ヴァイオリン五嶋みどり,ヴィオラ今井信子,クリストフ・エッシェンバッハ指揮北ドイツ放送交響楽団という日本女性2人のソリストによるものです。
五嶋みどり&今井信子.jpg

この録音では,他の盤では控えめなヴィオラがヴァイオリンと堂々と渡り合っています。
さすが今井信子の面目躍如,五嶋みどりをリードしているようにも聞こえるのです。
ヴィオラが前に出て堂々と奏でています。

クレメル盤よりも明るく,オイストラフ盤よりも2つのソロ楽器が鮮明に奏でているというのが私の感想です。

平日の朝,良い演奏を聞きました。




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